☆☆☆☆☆ 聖戦士ピアーツァACT9——強力ソアラ出現

クラウンをついに倒した安堵感にひたる間もなく、”新型”が現れた。巨大なボディ、ナメクジのようなヌメッとした型、そして最高技術の動力系、それは”ソアラ”だ。

ソアラ「あなた達、よくもここまで大トヨタ帝国をバカにしてくれましたわね」
スタリオン「おいピアーツァ、いつから奴等は帝国になったんだ?」
ピアーツァ「・・・・・・」
ソア「フフッ声も出ないようですね」
スタ「テメエ、その”フリーザ”みたいな口調はやめろ!(ドラゴンボールZより)なあピアーツァ」
ピア「オ、オラァ、よくわかんねえけど、すっげえ頭に来た」
スタ「オイオイ・・・・・・」
ソア「では、ぼちぼち行きますよ、これをくらえ!」

ピーッ。ソアラの目先から青白い光線が放たれた! しかし幸いにも2人はかわす。

スタ「おっと、俺のターボのダッシュは、ちょっと並じゃないよ」
ピア「ふ、俺のロータスの足もなかなか・・・」
ソア「あら、私としたことが」
スタ「だ、だから、その口調はやめてくれー!」

スタリオンの体にじんましんが走る。ルーフの塗料がヒビ割れ、所々ただれたように液だれしだした(三沢さん! FIGHT! TAKE IT EASY!)

ピア「おい、しっかりしろ! とりあえずそこで休んでいろ!」
スタ「すまん!」
ソア「あらまあ、お一人で大丈夫ですか? ではこれはどうかしら」

ソアラの全身から妖しいオーラが発せられた。海は荒れ狂い、雷鳴が轟き、風が吹きすさび、地はビシビシと割れていった。

アナ「う、うわー」

TV局はもちろん街中も大異変の真っただ中だ。あちこちで火事や家屋の倒壊があり、そして逃げまどうクルマ達!

ピア「やめろー! おまえは関係ない者まで巻き込むのか!」
ソア「ふふふっ、そうさ、みんなまとめて始末するのさ」

圧倒的な強さのソアラ、ピアーツァはなすすべもないままだった。そしてスタリオンもまた、戦線を離れてしまった。いったい結末は・・・。しかし、ピアーツァの活躍を聞きつけてか、街ではチラホラとピアッツァの姿をあちこちで見かけるようになった。ピアッツァの良さがわかってもらえたのだろうか。にしても不穏な動きだ。次回、聖戦士ピアーツァFINAL、乞う御期待!

[P.S]Hey Starlion! Come back to final stage! And thanks! ”THE CHECKERS FAN”!

(MFCロンドン支部長/霧のロンドンエアポート)

ママ「”ピアーツァ”観終わったんなら、早くゴハン食べちゃいなさい」
子供「・・・街が全部壊れちゃった・・・」
ママ(”ピアーツァ”を見てると思ってたけど、ニュースを見てたのね)「雲仙ね。今度は火砕流? それとも土石流?」
子供「ソアラのヤツ~」
ママ(ニュースじゃなくて ”わくわく動物ランド”見てたのね)「コアラがどーしたの?」
子供「来月で最後なんてヤダよ~。ちゃんと生きてるかなぁ」
ママ(なんだ、”特番”を見てたのね)「ノストラダムスの予言は1999年よ。来月じゃないわよ」