☆☆☆☆☆ 聖戦士ピアーツァACT5——TV取材も開始
ピアーツァ「スタリオーン!」
ピアーツァは何度も叫んだ。しかし返事は無い。やがて発熱したエンジンにより、セルシオから流れてたオイルに引火。2人は激しい炎に包まれてしまった。
セル「うぎゃ~っ」
ピア「スタリオ・・・ン」
クラウン「チッ、セルシオめ。こんなもんでやられるとは、やっぱり伝統がないからな・・・」
黒い煙りが天高く立ち上り、遠く離れた街からも見える。
一方、街では—–
フロンテ「オイ、何だあれ?」
ガゼール「火事じゃねえか?」
街中はそんな会話が飛び交い、しまいにはTVまで取材にきた。
アナ「えー今、街を騒がせている謎の黒煙に向かっています。あの小高い丘の向こうだと思いますが、確かあそこは、広大な敷地を持つT自動車の工場があるはずです」
バタバタと音をたててヘリコプターは現場へ。そして、やじうま達も。
※ ※ ※
クラ「それじゃ、とどめを刺すか」
恐怖のゴーカソービームをスタリオン目がけて・・・。ピアーツァは身をもってスタリオンをかばった。
ピア「うぎゃー!うっ、スタリオン、大丈夫か!」
スタ「・・・ありがと・・・ピア・・・リヤシールドを・・・付け・・・くれ・・・」
ピア「何?リヤシールドさえあれば助かるんだな?」
クラ「フッ、部品なぞすぐには届くまい。ピアーツァ、お前もだろ?先日車検に、ブレーキパッド、マフラー、プロペラシャフトのセンターベアリング、ボンネットオープナーのケーブルを交換したのに1ヵ月半もかかったろ?」
ピア「関係ねぇだろ!」
アナ「ようやく現場に着きました。どうやらトヨタリアンとピアーツァの対決のようです。おや? セルシオが激しく炎を上げてます。その脇にスタリオンが倒れています。リヤシールドが破損しているようです。スタジオのカペラさん」
カペ「はいこちらスタジオです。いやーたいへんなことになってしまったようです。軍事評論家のジープさん、どうなりますか?」
ジー「えー、圧倒的な力のトヨタリアンですしねぇ。しかし、どこかに弱点があるはずです。幸いにもピアーツァは個性的なスタイリングが最大の武器ですしね」
カペ「なるほど、かなりの苦戦を強いられそうですね」
—–ACT6に続く—–
(MKFCロンドン支部長/霧のロンドンエアポート)
子供「なんでピアーツァ達の部品はすぐに届かないんだろう?」
(酔っぱらっている)パパ「ピッツァは30分以内に届くはずだぞ」
子供「軍事評論家が個性的なスタイリングが武器だって言ってるから、大丈夫だよね」
パパ「ナニ/また、江畑さん出てるのかぁ? おー、江畑さんのヘアスタイルは個性的だ。だから人気がでたんだよなぁ」