☆☆☆☆☆ 聖戦士ピアーツァFINAL——ピアッツァ集結
いったいどうしたことだろう。いつの間にかピアーツァのまわりには全国から”ピアッツァ”が援護しに来ていた。その数、数千台。
ピアーツァ「オイ、み、みんな、どうしたんだ?」
ピアッツァA「ここに集まったみんなで力を合わせて戦おう!」
ピアッツァB「そうだ」
イルムシャA「覚悟はできてるぜ」
ロータスC「決死戦だ」
ソアラ「あら、おもしろい。あのピアッツァがこんなにいたとはね」
ムシャブルイA「だまれ!」
※ ※ ※
—–TV局側では—–
アナ「おっと、どうしたことでしょう。ピアッツァの群団がいつの間にやら現われ、今、ソアラとにらみあっています!」
ジープ「何をたくらんでいるのか・・・」
※ ※ ※
ピア「・・・そうさ。しょせん俺達ピアッツァが束になってもかなうかどうかわからねえ。でも散り際はかっこよくいきたいぜ」
スタ「ピアーツァ!」
ピア「よし、みんな行くぞ!」
全ピアッツァ「オウ!」
グオーという轟音と共に、ピアーツァを先頭にピアッツァ達がソアラめがけて突進した! 寝呆気まなこのヘッドライトがカッと見開き、豊満なヒップを左右に振りながら、まっしぐらに・・・。
スタ「ピアーーツァーーー!」
そう絶叫すると、眼には大粒の涙が・・・。
ソア「なっなっ何い?」
あせるソアラ。しかし、ぐるりと囲まれて逃げ場がない。万感の想いを込め、ピアッツァ達のホーンが鳴り響いた・・・。巨大な爆発のあと、まわりは静まりかえった・・・。ピアーツァは・・・。FIN・・・・・
[P.S]10年の長い間にわたり生産されたピアッツァに深い想いを寄せ、ペンをとりました。なお、個人的な感情により、トヨタ車等のオーナー、また関係者に、不愉快な思いをさせたことを深くお詫びします。
SPECIAL THANKS! のぶしで氏、三沢氏、ベレット乗るまで彼女作らん氏、THE CHECKERS FAN氏、他。
(MFCロンドン支部長/霧のロンドンエアポート)
子供(泣きながら)「ウッ、ウウッゴハンなんかいらない・・・・・・ピアーツァが・・・・・・ヒッ、ヒック・・・」
パパ「ホラ、気分を変えて。花火大会の花火が見えるぞ」
子供「花火・・・」
パパ「あのドカンッと爆発する感じがいいよなぁ、オイ」
子供「ヒック、ピアーツァ達だ・・・」
パパ「まわりを囲んでる光が飛び散るのがキレイだよなぁ、オイ」
子供「ウッ、ピアーツァ達だよ~」
パパ「パッと散って、闇となる。う~む、カッコいいよなぁ、オイ」
子供「ワァ~ン! ピアーツァ~」
パパ「ほら、た~まや~って言ってごらん」
子供「ピアーーツァーー!」