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2000/3 〜 2000/4 そしてやっぱり穴が開く

フロント側の作業は徐々に目処が立ち始めてきたので、そろそろリヤ側を何とかしますかね。つうてもあの酷いバンパー近辺は週末だけじゃ終わりそうにないから連休にやるとして、となると残りはポツリと錆があるリヤフェンダー近辺ですな。ここならすぐに終わるでしょう。多分。

それにしても一体どうしてこんな所に錆が出るかね。角のあたりとかならまだ判るんだけど、ちょっと中途半端なんじゃないのかこの場所は。例によってケチをつけながら周りをジロジロ見ていると、何やら鉄板がゴワゴワと歪んでいるような気がする。何となく裏側に手を突っ込んでみると、何やらサクサクした手触りとともにポロポロと錆の粉が落ちてくるではないか。あーあ、やっぱり裏側から来てやがったか。しかし判らん。何でここが錆びるわけ? 窓のあたりから滲みてきた水でも溜まったとしか思えん。ってことはいすゞの設計ミスか製造工程ミスのどっちかじゃねえか。もう文句つけるのも疲れたぞクソッ。

ケチをつけたところで錆は無くなってはくれないので、仕方なくグラインダーを持ってくる。まあこれだけだからすぐに終わるでしょう。早速真鍮のカップブラシを取り付けてガリガリ削る。あっという間に塗装が無くなり、鉄板が顔を出したかと思ったころには既に穴が貫通してしまった。案の定とはこのことだ。あんまりにも簡単に終わってしまったので、ついでなのでバンパーのステー近辺も削ってしまう。この辺もあっちこっち錆びているけど、こっちはバンパーとの絡みで雨水が溜まるんだと思えばあまり腹も立たない。しかし、こっちはデコボコしているのでグラインダーでは削れない箇所があって、グラインダーをあっちに向けたりこっちに向けたりしている間に結局腹が立ってくる。仕方がないのでグラインダーは適当なところで諦めて、あとは結局手作業になってしまう。

それでも表側は見えるからまだマシなのだ。もっと問題なのは裏側で、こちらはタイヤを外さないとグラインダーなんか勿論入らない。しょうがねえ、メンドクセエけどタイヤ外すか、と思ったら、困ったことにどういうわけかホイールナットが全く緩んでくれない。しかも1つも緩まないのだ。レンチの上に立ってグイングインやっても全然ダメ。試しにフロント側のタイヤをやってみてもやっぱりダメ。右側もダメ。全部ダメ。

しょうがないので裏側は全部手作業になってしまった。ジャッキで持ち上げて何とか隙間を作ってみても、とてもグラインダーなんか入りそうにないし、仮に入っても角度的に全然ダメ。そもそもどこからどこまで錆びているんだか判らないじゃないか。無理矢理頭を突っ込んで除いてみると、幸いなことに思ったより錆は広範囲では無いみたいだ。手にサンドスポンジを持って、見えやしない錆をガリガリ削るのは何とも空しい。これでは達成感が何も無い。どうにも気分が盛り上がらないので、適当なところで止めてしまう。見えないものはどうしようもないじゃないか。

ある程度終わったところで、裏側にいつも通りPOR15を塗ったくる。見えないのは相変わらずなので、それっぽい場所に適当に塗るだけ。こんなので良いのか悪いのかと言ったら、勿論悪いに決まってるんだけど、無理矢理頭を突っ込んで裏側を覗いてみて、顔や髪の毛にPOR15がベットリ、なんて姿を想像するとそれ以上のことはする気になれない。まあ後ろの方から見る限り、何とか塗れているみたいだからまあいいでしょう。そして1週間放っておいた後、裏側からFRPを被せて穴を塞いでお終い。このFRPおっ被せ作業もこれまた極めて適当。ホントにいいんですかねこんなので。

何れにせよ、穴は埋まることは埋まったので、あとは表側からパテを盛って整形するだけ。こっちはモロに外から見えるので、サイドシルみたいに適当なやり方でお茶を濁すわけにはイカン。多分この位だろう、って感じでパテを盛ってみると実は薄すぎたり、仕方なくその上からまた盛ってみると今度は厚すぎたりして、削ったり盛ったりを繰り返している間にようやく形になってきた。削ったり盛ったりなんて書けばたったの8文字だけど、パテが固まるまでは何も出来ないから、一度パテを盛ると当然ながら次の週末までは何も出来ないわけで、何だかんだでこれだけのことに2ヶ月近くかかってしまったではないか。何が「すぐに終わるでしょう」だ、ホントにアテにならんな俺の予想は。


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