save the piazza! ---- diary

2000/5/4 - 5/6 果たしてこれで雨漏り防止対策になるのだろうか

まだまだ先は長いと思っていたのに、気付いたらもう5月連休ですよ。いい加減時間が無いので、しょうがないから今年は休みの7割は錆取りその他の修理に当てようと思っていたら、またしても連休中の出社要請。ったくふざけんじゃねえ、もうこれで3年連続だぞこのクソ会社め、休出手当てとか出すわけでもないくせにいい加減にしやがれ、折角入手した横浜スタジアムのシーズンチケット代返せ、とか何とか(ホントにこういう口調で)モンクを言ってみても出社要請は全然撤回されないばかりか、もともと良くなかった上司との関係は更に険悪になる一方なので、結局4日ほど出社する羽目になり、そして残りは全て錆取りに集中せざるを得なくなってしまったのでありました。トッホッホ。

とてつもなくムシャクシャしながら連休前半を終えて、さあ残る作業は、というと外装の若干のパテ整形と色塗り、雨どいの錆取り、リヤ側の大錆の始末、そして内装の総入れ替え。まあパテ整形からやりますかね、どうせこれは1日じゃ終わらないから。乾くまでの時間がとにかくじれったくてしょうがないんですよこの作業は。一発で適量のパテを盛って、そして一発で形が出せればすぐ終わるんだけど、素人作業じゃそうもイカン。結局ちょっと削ってちょっと盛ってお終い。その繰り返し。あーもう飽きましたなこんなのも。っていうかいい加減そろそろ上手くなっても良さそうなもんなのに、相変わらずヘタクソなのが困りもの。

で、実はこの程度の作業はあっという間に終わってしまうんですよ。そもそもこの手の作業は出社前の数十分間に毎日細々とやっていたりするので、簡単で当たり前なのだ。そんな作業ばっかりじゃ、折角の5月連休(半分しか無いけどさ)を全部潰す意味が全然無いので、半ばほっぽらかし気味だった雨どい関係の錆取りに取り掛かることにする。こういう細かい所に限って逆に普段はやる気がおきなかったりするので、こういう長々と時間がある時にするに限るのだ。それに、一旦POR15を塗るとそれが乾くまでゴムとかは付けられないから、最低限2日間は晴れ予報が出ているときしか出来ないし。

さて、しょうがないからやりますかね。まずは天井外しだな。天井を外さないと、BピラーとCピラーの間にある変なプレートが外れないんだからしょうがない。ったく、何で雨どいの錆取りするのに天井なんか外さなきゃいけないんだろうなあ、まったく変な構造の車だ、とかなんとかいつも通りモンクタラタラ状態で乗り込んだ瞬間に頭上を摩る妙な感触。

そうなんですよ、ワタクシの130は天井がヒデェんですよ。本来天井のスチレンボードみたいなやつにペッタリとくっついていなくちゃいけない筈の茶色い布がダラ〜ンと垂れ下がってしまって、とんでもなくみっともないのです。PIAZZAの天井がすぐにボロくなるのは有名だけど、ここまでボロいのはそうそう無いぞ。そんなわけで、この車に乗るときは常に帽子を被っておかないと、乗っている間中ビロ〜ンとなった布にアタマをナデナデされてしまって不快なことこの上ないのです。

そんなわけで、この天井も何とかしなくちゃならんのです。ホントは和歌山のS氏のところにシートとかを取りに行ったときに天井も頂いてくれば手っ取り早かったんだけど、あんな内装一式満載状態じゃ載せようがなかったんだからしょうがない。まあまた取りに行けばいいんだけど、だからってこの天井のままじゃ長距離は走りたくない。そして当然ながら新品(3万5千円もするんですよコレが!)なんか買う金があるわけがないし、それ以前に出るとも思えないので、自分で何とかしなくちゃいけませんな、あーあメンドクサ。

まあいいや、とりあえず外そう、目的はあくまで雨どいだし、なんて思いながら天井を外す。車内に入り込んで、まずはミラーとかサンバイザーとかを外す。それを留めている土台兼天井留めも外す。ハッチゲート側も外す。そして左右のアシストグリップとかを外して、さらにその土台となっている枠みたいなやつを外すと、バサッ、という音とともに布が広がり、そしてその隙間から赤いスポンジの屑が無数に舞い降りる。そして一部は俺様の顔にぶっかかってくるのである。ただのスポンジならまだいいんだけど、それが糊のせいでベタベタしているんだからどうしようもない。気持ち悪くてしょうがない。っていうか本来は端っこの折り曲げた金属(そもそもそんなセコイ付け方でいいんですかねコレ)を捩じらないと外れないはずなのに、その前に布がダランとするところが何とも情けない。そして赤い粉を払いのけつつ金属を捩じって、ようやくオンボロ天井を外に引っ張り出す。何となくその天井を横に向けてはたいてみると、出るわ出るわ赤い屑が。よく見てみると車内も真っ赤。ったくどうしてくれやがるこのクソ天井め。

とりあえずこの場は天井を取っ払うことが目的であって、天井を直すのは夜中にでもやればいいので、外した天井はバイクと壁の隙間に挟んで置いておく。まあとりあえずこれなら風で飛んでいったりはしないだろう。そして再び赤い粉だらけの車内に入って、左右のプレートのネジを各3個ずつ外す。さて、これでやっと雨どいのゴムが全部取れるようになったぞ。

プレートを外して、フロントガラス両サイドのモールも外して、続いてゴムを全部外す。そして雨どいの錆が顔を出す。あーあー相変わらず酷いねえ、ここの錆は。しかしこんな狭い隙間にはグラインダーも太刀打ちできないので、しょうがないのでワイヤーブラシでガリガリ擦ったり、分厚い錆をマイナスドライバーで取っ払ったりして、適当に錆を取っ払った上でPOR15を塗るくらいしか手段が無いのだ。試しにドリルに小さいブラシを付けて擦ってみたりしたけど、やっぱり角度だとか色んな意味で無理があって、どう足掻いても全部錆を取るのなんか無理なんだからしょうがない。完全に開き直った上でPOR15をガンガン塗る。それなりに範囲も広いし、とてもヘラでどうこうできるような形状でもないので、とっておきの刷毛(とはいってもたかが100円)で塗る。うすめ液が無いので、この刷毛は完全に使い捨てだ。あー勿体無い。

とりあえず屋根沿いの雨どいは全部POR15を塗り終えたので、あとはフロントウィンドウの両サイドを残すのみとなった。ここで問題なのは、前にモールを外したときにメンドクサくて残したままにしてしまった金属片だ。こんなの残したままPOR15なんか塗ってもしょうがない。仕方がないので、またもやマイナスドライバーなんかを持ってきて必死こいて外す。今度こそガラスを割らないように妙に慎重にマイナスドライバーをねじ込む。ストレートで安物とは言え新品のマイナスドライバーを買ってきたのが効いたのか(そんなわけは無いんだけど)、とりあえず小さい金属片はようやく外れた。よっしゃ、これでやっとPOR15が塗れるぞ。

そしてようやくPOR15を塗る。金属片を外すのに手間取ったせいで、既に刷毛は半ば固まりかけてしまった。それでもその固まりかけた刷毛を使ってPOR15を塗る。塗っているうちに刷毛が段々柔らかくなってくるような気がするのは、本当に気のせいだろう。水性絵の具じゃあるまいし。そもそもフロントガラス側は、雨どいとガラスの間にゴムがあって、その隙間も錆びていたりするのでどうにもしようがない。ヘラを使って強引に隙間にPOR15を塗り込んで誤魔化す。これ以上はフロントガラスを外さないと出来ないから、素人作業じゃ不可能なのだ。こういう所に素人作業の限界を感じるんだけど、プロは一体こんなのどうやって誤魔化すんだろう。あーあ、こんな適当に処理したところで、そのうちこのへんも穴が開いて雨漏りなんかしてくるかもしれないなあ。まあそんな感じで錆止め処理は終了。

そして翌日、POR15が乾いたっぽいことを確認した上で、外したゴム類を付ける。本当は1週間くらいは放っておいたほうがいいってことは判りきっているんだけど、雨が降ったら一巻のお終いなんだからしょうがない。屋根付きガレージなんぞ持っていない貧乏人には、乾燥期間なんてものは存在しないのだ。だからそんなものは気にしないでゴムやら何やらを取付ける。ついでに、何故か真ん中で割れていたフロントガラスの上側のモールディングも新品に交換する。そして左右のモールも勿論新品に交換。おっ、こんなのを変えただけでだいぶ見栄えが良くなったぞ。いやー、こうやってキレイになると作業後の一服も美味いね。しかし、問題はここを見栄え良くするために外した筈の天井にあったのでありました。

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