save the piazza! ---- diary

1999/2/13 部品探索、滑り出しは順調

足車を失った俺は、事前にちゃんと次の足車を手配していた。しかもその車は、JR130を廃車にした翌々日、2月7日にやってきた。今度の車はJR120 PIAZZA NERO handling by LOTUSだ。

自分のPIAZZAの修理中に、もう1台のPIAZZAを廃車にして、その代わりに借りた車もPIAZZA。

知らない人は笑うけど、これらに共通なのはPIAZZAと書いてあるということだけで、中身は全然違う車なんですよ。特に、今回は'83型XEから'89型HBLに換えたんだから恐ろしく違う。HBLは、速い。明らかに速い。ボディ剛性も高い。全てがちゃんと動く。パワーウインドウがきちんと動くことにビックリしたりして。でも、HBLの持ち主には悪いけど、つまんない。似たような格好はしているけど、HBLにはJR130にはあったあの雰囲気が無い。全然無い。デジパネ云々の問題じゃない。PIAZZAに乗っているような気がしない。まるでスープラに乗っているみたいだ。ついでに言うと、自分のJR120も、JR130に比べると、やっぱりイマイチつまんない。JR130に乗って、やっとPIAZZAっていう車の本質が何となく判ったような気がする。

足車を確保したからには、やらなきゃいけないことがある。別に足車の有無とは全然関係ないけど、足車があると無いとでは進み具合が大違いだ。まず、悪い個所を洗いざらいチェックしなくちゃいけない。ここで俺の眼力が問われるが、そんなものがある筈が無いので大したチェックにならないのが困りものだ。そして、必要な部品を手に入れるための解体屋巡り。解体屋に無いようなものは、どうするか考えて、流用するなり、買うなりを決める。このチェック次第で、今後幾ら金がかかるのかが決まってしまう。問題点が少ないといいんだけど。

まずは何が必要なのかを確認しなければならないので、ナンバープレートを取っ払った翌日、早速K100RSで秘密基地に向かう。昨日置いてきたJR130は、きちんと昨日と同じ場所に居た。あーよかったよかった。さあ、早速チェック開始だ、といきたいところだけど、K100RSだと大した工具を持っていけないので、結局外から見える部分だけだというのが情けない。それでも、今までは乗ることばっかり考えていたのでろくにチェックしていないので、何もしないよりはマシだ。その結果がコレ改めて見てみると、やっぱりボロい。何も外さなくてもこれだから、全部外したらどうなるんだろう。暗くなってきたので、ちょっとエンジンをかけたり、何となくシートに座って一服した後、帰宅する。じゃあな、また来るよ。

ダメなところは大体判った。その翌週、早速部品の調達に解体屋に向かう。細かいものやJR130独特の部品は半ばあきらめているので、外装部品探しと、単なる在庫車チェックが主な目的。すると、俺がエンジンだけ買ったJR120に付いていたフロントフェンダーとフロントバンパーが並んで立ててあるではないか。おお、何という巡り合わせだ。こんなところでまた遭うとは。しかも部品だけ。そうだよな、エンジン買った頃は、まさかこのフェンダーを買うなんて思わなかったもんな。見たところ、このフェンダーの程度は良さそうだ。錆びも全然無い。サイドモールが余計だけど、こんなのは剥がして捨ててしまえば良い。そして、このフロントバンパーも自分のJR120のものがちょっと歪んでいるので好都合だ。早速解体屋のオヤジに交渉しようとするが、何だか忙しそうで声をかけづらい雰囲気。こういう待ち時間は解体屋名物なのでしょうがないんだよな。仕方がないのでヤードをウロウロしていると、奥の方でゴソゴソやっている人が居たので近寄ってみると知人だった。ISUZU MLの人間は行動範囲が似ているので、変なところで会ったりするから面白い。その人の作業をからかったり、後に車ごと買うことになる'88型PIAZZA NERO XSをチェックしたりしてオヤジが暇になるのをひたすら待つ。あーあ、早くしてくれないかな、日が暮れちまうよ。

なかなか暇にならないようなので、半ば強引にオヤジに近づくとすぐに相手してくれた。忙しいだけで機嫌は悪くないらしい。フェンダー2枚とバンパーで1万3千円。まあ悪くはない。オヤジに、何だあのピアッツァ、エンジン直ったと思ったらもうぶつけたのか? なんて馬鹿にされてしまったが、実はそのピアッツァはまだ直っていないだとか説明するのが面倒なので適当に誤魔化す。どうせ判んないだろうし。金を払おうとして財布をゴソゴソしている間に、何故かオヤジは作業を始めてしまう。あーあ、また暫く待つのかい。またもや無理矢理金を払おうとするが、ハンマーを持つオヤジの手はなかなか止まらない。暫く作業場内の他の部品をチェックしていると作業の音が止まる。その隙に金を払い、フェンダー2枚とバンパーを借り物のHBLに載せる。上手い具合に工具以外の荷物は乗っていないので楽勝だ。

途中でラーメン屋に寄り、そのまま秘密基地に直行する。JR130は相変わらず何事もなく佇んでいた。ナンバーが無いだけに、放置車両だと思われてもしょうがないなこりゃ。早くボデーカバー買わないと。鍵を開け、早速後部座席とトランクを整理し、フェンダー2枚を入れる。ふーっ、これでやっと1つクリアだ。これから一体いくつの部品がここに貯まるんだろうなあ。いくら後ろが広いからって、そんなに沢山入らないぞ。そして、お決まりとなったエンジン暖気と運転席での一服を終えて帰宅した。ここで大事なことを忘れていたことに後で気付く。

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