OKINAWA 2023

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今年の夏休みは北海道ではなく沖縄。

沖縄方面へ行くのは2014年10月の波照間島・与那国島ツアー以来。沖縄本島は同じく2014年3月の座間味島ツアー以来。もう10年も前だったのか。

旅程は7/21(金)の夜便で向かい、7/24(月)の夜便で自分だけ先に帰り、家族は7/26の用事のため残るというもの。その用事の制約があり、仕事の都合もあり、それらの制約条件下で日程を決めたのでこんな変則的な旅程となった。

Day 1

15:30まで在宅勤務、その後出発という慌ただしい日程。タクシーの予約をしようとしたら時間予約は受け付けられないとか言うので、仕方なく普通に呼んだらやけに早く来てしまった。無駄に京急の逗子・葉山駅に早く着いてしまい20分近く待ちぼうけ。エアポート急行で羽田空港まで直行。

機乗するスカイマーク523便の手続きを済ませ、腹が減ったと騒ぐ人がいたので割高だと思いつつマクドナルドでビックマックの晩飯。ゲートからバス移動でBOEING 737に搭乗。

飛行機はダラダラと滑走路へ向かうが、何故か前のスターフライヤーが全然飛ばない。しばらく待たされてようやく離陸。

定刻より少し遅れて那覇空港到着。もう21時をとっくに過ぎているのに暑い。ゆいレールで古島駅まで移動し、エレベーターで国道沿いの歩道に降りる。

すぐ近くのスーパーでオリオンビールと泡盛、翌日の朝飯、さんぴん茶等を買う。10年ぶりの沖縄のスーパーは変なものがたくさんあって楽しい。

スーパーから5分ほど歩いて3人6600円の安宿へ。大した距離じゃないが、暑い上に登り坂なのでやたら遠く感じられ、家族からは不評であった。安宿は沖縄にありがちな元マンション改造ホテルだが、今回の部屋は元々普通の部屋ではなかったようで、部屋の配置やコンセントの場所が普通ではない。まあ寝るだけなのでどうでもよい。

Day 2

7時頃に起きて前日買っておいた朝飯を食う。着替えなどを済ませて安宿を出る。

まだ8時なのにかなり暑い。古島駅からゆいレールに乗るが、かなり混んでいる。途中駅からも次々と客が乗ってくる。なんでこんなに混んでいるのに二両編成なんだろうか。

那覇空港までは25分程度なんだが混んでいて疲れた。次はレンタカー屋への移動だ。1階に降りてレンタカー屋への移動バスエリアに向かう。ちょうどバスが出たところで待たされる。そしてレンタカー屋までもそれなりに時間がかかり、この時点で事前の想定より1時間ぐらい遅れている。

今回の相棒はスズキのクロスビーだった。スズキの軽自動車には代車やレンタカーで何度か乗ったことがあるが、小型車は初めてだ。走行感やドアの閉まり方等からすると、軽自動車より格段に剛性が高そうだ。走らせてみてもなかなかしっかりと走る。エアコンもガンガンに効く。さほど広くない沖縄本島数日間ならコレで十分だ。

ETCカードを忘れたことに気付いて愕然としつつ高速に乗り、そのまま北上して終点の許田ICで降りる。すぐそこにある道の駅に寄る。眼の前の海がキレイだ。

この道の駅はかなり古くからあり、昔ながらの雑然感が良い。今どきの小綺麗な道の駅よりこういう方が良い。

更に北に向かい、やんばる地域に入る。大宜味村の「前田食堂」にて「牛肉そば」を食う。野性味溢れて美味い。上品さのかけらもない。これでいいのだ。

食いすぎて眠くなる。眠気に耐えながらさらに北上し、最北端の観光地「大石林山」に寄る。単なる山なんだが入場料1200円かかる。要するにどっかの業者が観光地化したので金を取られるという、観光立県にありがちな場所。

金がかかっているだけあって、中腹の小屋までの往復はバス移動で、そこからの山登りも道がかなり整備されていてさほど苦労しない。観光地化するだけあって山の形状自体が見栄えが良いし、展望台からの景色も良い。

続いては大石林山からも見えた辺戸岬に向かう。レストハウスとパーラーはあるが、こちらはごく普通の無料の岬。水分不足なのでシークァーサーファンタを補給する。かなり高い岸壁の上から海を覗くと、かなり波があるのにシュノーケルをやっている二人組がいて驚く。しかもこちらに向かって手を振っている。一体どこから入ったんだろう。ちょっと離れたところにヤンバルクイナ展望台が見える。行ってみるつもりだったが、だいぶ疲労感が高まっているのでやめておく。

そのままぐるっと半島を回りたいところだが、時間の余裕がないので諦めて来た道を戻る。ひたすら南下して名護市に入り、ナゴパイナップルパークに行く。またしても1200円必要だ。何があるかというと、自動運転カートのようなものに乗せられて園内を周るだけ。大人視点で言うと悪評が多いのも致し方ないだろう。500円なら誰も文句を言わないと思うが。パイナップルソフトクリームを食い、各種ジュースの試飲をしてパークを出る。

既に時間は6時近い。すぐ近くにある7290円の安ホテルに向かう。前日と同じく元マンションだが、こちらは今どきの作りで、フロントには誰も居らず、事前に送られてきたメールに記載の暗証番号で建物の玄関と部屋のドアを開ける仕組みだ。リフォームから時間が経っていないようで部屋はキレイで装備も十分だが、前日の安ホテルより狭い。まあ値段からすれば十分だ。

近くのサンエーで翌日の朝飯を買い、そのまま居酒屋に向かって晩飯にする。勿論生ビールだ。ソーメンチャンプルーが妙に美味かった。

居酒屋を出た頃にはさすがに日が暮れて暗くなっていたが、まだかなり暑い。ホテルに戻ってさっさと寝た。

Day 3

前日のうちに買っておいた朝飯を食い、水着に着替えた上で8時頃にホテルを出る。チェックアウトの儀式は特に何もない。簡単で良い。

本部半島を西に走り瀬底島の瀬底ビーチに向かう。そこまでのR449が実に良い。ずっと中央分離帯がある2車線で、両サイドは椰子の木。ハワイやフロリダのインターステーツのような道だ。沖縄で「良い道」とされる道には島を渡る橋や海中道路みたいな道が多いが、このR449はそれらより格段に自分の好みだ。

瀬底大橋(これも勿論良い)を渡って瀬底ビーチへ。ビーチ自体は無料だが駐車場は1000円。歩いてビーチに向かう。青い空、青い海、白い砂と、なんとも沖縄らしいビーチだ。

ブイに囲まれた遊泳エリアはかなり狭いのは残念だ。ちょっと沖に向かうとすぐにブイに着いてしまう。それでも岩があるエリアにはそれなりに魚はいる。

シャワーは有料だが、足洗い場は無料だったので、そこで強引に頭も洗って無料で済ませた。更衣室も有料だが、そんなものは勿論使わずに駐車場で着替える。再び瀬底大橋を渡って、橋のたもとにある「松田商店」でオサレスイーツを食う。勿論俺の希望ではない。

この店は窓からの景観もウリのようだ。

腹が満たされたところで古宇利島に向かう。古宇利大橋も良い道だが、こういうわかりやすい道より、先程のR449のほうがやはり好みだ。

橋を渡って周回道路を反対側まで走りハートロックやトケイ浜があるエリアに向かう。以前は何もなかった気がするが、観光客が増えたからか有料駐車場(100円)ができていた。そこからトケイ浜まで歩こうとしたのだが、真っ昼間で太陽が真上にあるからか、猛烈に暑くて浜までがとにかく遠い。目的としていた穴の空いた岩にようやくたどり着き、証拠写真を撮って戻る。

駐車場までの登り坂が猛烈に長く感じられる。いい加減ヤバいと思った頃にようやく着く。前日に続いてシークヮーサーファンタをがぶ飲みする。本来は沖縄バヤリースのグアバやマンゴーが飲みたかったのだが、この日も前日も見当たらなかったので消去法でシークヮーサーファンタになった。

北部での目的を達成したので南に向かう。前日と同じく道の駅許田に寄ろうとしたが、駐車場待ちの車列が長かったのでスルーした。高速を石川で降りて「やちむんの里」に向かう。何件か店舗を出たり入ったりして茶碗を買う。

続いては北中城村にある沖縄ライカム内にあるモンベルに向かう。目的は沖縄限定Tシャツだ。いざ着いてみると建屋の馬鹿デカさに驚く。しかし入っている店舗は本土でもよくある店舗ばかりで、あまり面白味はない。予定通りTシャツだけ買ってさっさと出る。

そのまま那覇のホテルに向かってもよかったが、多少の余裕があったので浦添のPARCOに寄る。目的はTシャツ屋HabuBoxだったのだが、残念ながら買いたくなるようなものは無かった。その代わりと言ってはなんだが、サンエーでビールやら沖縄そばの乾麺やら、自分たち用の土産物を色々と買い込む。駐車場に戻ると日が暮れようとしていた。

もう7時を過ぎていたが、まだ日は暮れていない。さすがに沖縄の昼は長い。ホテルに向かう道中で日が沈んだ。この時間に走る西海岸の道路もなかなか良い。混んでいるのが難点だが。

昨年オープンなのに朝食付き11663円というリーズナブルなホテルに到着。駐車場は立体駐車場で、大慌てで荷造りを強いられる。部屋は前日までの変化球な部屋に比べるとごくフツーな作りだが、何故か風呂の扉がガラスだ。そしてハンガーを引っ掛ける場所に乏しい。若干の欠点はあるが、さほど高くもないので文句もない。

歩いて10分ほどの居酒屋で晩飯にする。お通しの豚肉やソーキの煮込み、ソーメンチャンプルー等なんでも美味い。ホテルに戻り、少し泡盛を飲み、またさっさと寝てしまった。暑いので疲労が溜まるのだろう。

Day 4

早くも自分だけ先に帰る日になった。この日が今回唯一の朝飯付きだ。食い過ぎなので少なめにしておく。

夜便なので何かするだけの時間の余裕はあるが、気持ち的にあまり余裕はない。それと、昼間の予想外の暑さに、何らかの観光をする意欲が失せてしまっている。

そんなわけで北谷のアメリカンビレッジ等の買い物デーとなった。自分的には特に用事は無いのだが、ここにもあったHabuBoxでメイクマンのTシャツを見つけてしまい、脊髄反射で買ってしまった。Mサイズは最後の一つだった。あぶないあぶない。

外は暑いので店に入ったり出たりを繰り返す。昼になったのでタコライスを食う。本当はキングタコスに行きたかったが致し方ない。

アメリカンビレッジのすぐ隣にはメイクマンの店舗があり、なんとなく入ってみたのだが、そこでHabuBoxのTシャツが大量に売られていた。さっき焦って買ったのは何だったのか。

その後は港川外人住宅、国際通り、牧志公設市場等の典型的な買い物エリアをウロウロして沖縄最終日は終わる。暑くなければ別の何かを考えたかもしれないが、ここまで暑いと何かをする気になれないので、こうなってしまっても致し方ない。

空港に向かう前に、最後に海を見ようとして豊崎のSUNビーチに行ったのだが、もう5時で日が傾いているというのにまだ暑い。

結局あまり長居できず、そそくさと那覇空港へ向かう。帰りはスカイマークではなくANA(UNITEDのマイル利用)。搭乗予定の1096便は10分遅れて20:00発に変更になっていた。時間の余裕があるので土産物屋をうろつき、最後にA&Wで晩飯を食う。ルートビアがジョッキではなく紙コップになっていたのは残念だ(昔の写真を探ってみたら2014年はジョッキだった)。Tシャツを買いたかったのだが、黄色と紫という変な色しか売っていなかったので諦めた。

フライトはさらに5分遅れて20:15発となった。機内に乗り込んでA席に座る。B席とC席はどちらも若い男性のソロ客なのだが、どちらも乃木坂ナントカの沖縄公演を観に来ていたようで、意気投合して延々喋っている。それだけのめりこめるものがあるのは良いことだ。

iPadで本を読んだり、寝たりしている間に羽田に着く。出発が遅れたので到着も当然遅い。そして荷物が出てくるのも遅い。京急は横浜方面直通は極端に少なく、もう来たやつに乗るしかない。京急蒲田で重い荷物を持って階またぎの乗り換えを強いられるのが非常にうざい。そして金沢八景でもまた乗り換え。直通が無いととにかくうざい。

逗子・葉山駅に着いても、まず駅から出るのにエスカレーターもエレベーターもなく、駅前にタクシーがいるわけでもなく、終バスもとっくになく、JR逗子駅まで徒歩移動を強いられる。これら一つ一つの積み重ねがうざい。タクシー乗り場では10人ほどの先客がいる。10分ほど待って乗車し、自宅には10分程度で到着。1100円だった。1と0ばっかりだな。家は無事だったが、日当たりが良い場所の植木類はだいぶ干上がってしまっていた。

総括

この時期に沖縄方面へ行くのは初めてだったのだが、とにかく暑くて驚いた。沖縄の人は夏場は昼間は何もせず朝晩に行動するなんていう噂話を聞いたことがあるが、あながち嘘じゃないだろう。

10年ぶりの沖縄は楽しかったが、もしこの時期に再度行くことがあれば、暑さを考慮した行動計画を考えなければならないと身にしみた。これだけ暑いから水族館みたいな施設がどんどんできるのだろうか。魚が見たけりゃ海で泳げばいいじゃんと思っていたが、あれだけ暑い中でずっと海にいるのはそれはそれで無謀だ。

走行距離は約400km。北の端っこまで行ったのでこんなもんでしょう。