また寝付きが悪くて少々寝坊し、朝風呂に入り、海岸を散歩していると、もう8時近かった。しまった、出遅れた。
とりあえず境港まで北上し、そのまま島根半島の海側を走る。基本的には単なる漁村なのだが、海岸線も道路も実に素晴らしいので頻繁に止まる羽目になる。
案の定時間を食い、松江に着いたのは既に10時過ぎ。松江自体は以前ウロウロしたので、今回は松江城だけ遠目に見てスルー。そのまま穴道湖の湖岸道路へ。宍道湖は確かにデカいが、大陸の者に言わせれば単なる川のレベルだろう。運良く一畑電鉄の電車がきたので写真を撮る。
そのまま出雲大社に行くのも芸がないので、農道と県道を通って日御碕に向かう。島根の農道、県道はどっちも最高だ。日御碕に着くと、ハーレーのオッサンが湘南ナンバーを見て「江戸?!」なんてほざく。確かに日御碕なんかにくる奴はあまりいないだろう。イカ焼き300円を食って出雲大社に向かう。すぐに着く。
ここはガキの頃に来たはずなのだが、全く記憶にない。来たら思い出すかと思ったが、そんなことはなかった。出雲大社は縁結びの神らしいが、そんなお守りを買うのはみっともないので開運にした。すでに13時過ぎ。時間がないので三瓶山へ。
国道と県道を通って三瓶山へ。相変わらず道は素晴らしいのだが、それでもツーリングスポットとして山陰の人気が上がらないのは、景色が全く代わり映えしないのと、地元民がおしなべてスローペースだからだろう。
三瓶山の周辺は、Kにピッタリの高速ワインディングと、北海道ばりの直線が続く。ある意味大山より素晴らしいが、すぐに終わってしまうのが残念だ。三瓶山周回道路沿いにある店で三瓶バーガーなるものを食う。ちょっと高いが、焼き方がアメリカンな感じで美味い。
三瓶山から一旦木次に抜け、旧広瀬町にある父親の実家に向かう。普通の都会人の感覚的には到底理解できない超山奥にある。過去10回も行っていないはずで、ここ20年で2回ぐらいしか行っていないのだが、何故か迷わずに辿り着いた。従兄弟と軽く話をして、超山奥の家をあとにする。
あとは今日の目的地たる岡山県水島の健康ランドを目指すのみなのだが、既に時間は17時近い。仕方がないのでひたすら走る。ループ橋前後の国道は超快走路であったため、福山市に入ってもまだ辛うじて日没前だった。
福山から水島に向かう途中の大阪王将で晩飯を食い、21時間は過ぎに健康ランドに着いた。ソロツアラーとおぼしきバイクが既に20台以上。前に来た時は2台ぐらいだったのだが。ここまで走行距離は470キロ。一般道ばっかりよく走った。多分これが行き帰りを除けば今回最長になるだろう。
明日は宇野からフェリーに乗り、高松でうどんを食い、四国を時計回りに巡る予定。既に当初の予定と全然違っているが、まあ別に良かろう。