Go Go West 8日目 悪運尽きる

すっかりキャンプ生活にも慣れ、普通に目覚め、淡々と片付けて、朝飯を済ませた。慣れたとはいえ、やっぱり目覚めてから出発まで一時間以上かかってしまう。

今治から山中を抜ける国道で松山に向かう。なかなかいい道だ。松山近郊で給油し、石鎚スカイラインを目指す。そこまでの国道33、県道12ともになかなかの道で、いやがうえにも期待が高まる。

石鎚スカイラインの手前にある、四国随一らしい面河渓なるところに寄ってみる。駐車場はガラガラで人の気配がない。こんなところで連休が終わったことを感じる。バイクである程度奥まで行けるみたいなので、行けるところまで行ってみたが、そこまですごいものではなかった。

石鎚スカイラインに入ろうとしたところで雨が降り出す。降水確率10%だし、どうせ通り雨だろうと決めつけてそのまま走り出す。しかし霧雨はやまず、仕方なくカッバを上だけ着る。この横着な対応が失敗だったことは言うまでもない。霧は最後まで晴れず、周りが石鎚山系なのかそのへんの田んぼなのかもわからない状態。せっかくのスカイラインが台無しだ。今回のツーリング、初日の高速移動以外はほとんど雨にならなかったのだが、遂に悪運が尽きたか。

石鎚スカイラインの先は、瓶ヶ森林道になる。こちらは道が狭く、路面も悪い。景色も本来なら良いはずなのだが相変わらず視界50メートル故、何も見えない。この苦痛極まりない道を25キロ走り、ようやく国道に出る。しかしこれは旧道で、新道までは同じようなクネクネ道を数キロ。もううんざりだ。

ようやく広い新道に出る。すぐに現れた道の駅に寄ってみたが、iPhoneは圏外表示。確かに僻地だが、国道くらいは対応しやがれ。仕方なく出発する。雨とはいえ、そこそこ雨に強いミシュランPilot Road 2なので、それなりのペースで走れる。高知県に入り、国道439沿いの道の駅に入る。腹は減ったが、この格好で食堂に入るわけにもいかないので、非常食のパンで誤魔化す。今度は圏内だったiPhoneによれば、どうやら雨はこのへんだけのようだ。何という運のなさ。

とりあえず国道439を東に向かう。途中の道の駅さめうらは、全て定休日で閉まっている。何というやる気のなさ。このへんが何となく四国っぽい。折角なので早明浦ダムに寄ろうかとも思ったが、前のダンプがそっちに向かったのを見て思わずやめてしまった。

道の駅大杉に着いた。こちらは営業していた。雨は相変わらずだ。ホットコーヒーを買って、しばしこの先のことを考える。南国から国道195というのも考えたが既に14時を大きく廻っている状況で、高松まで300キロコースを選ぶのはさすがに無謀だ。無難に大歩危、祖谷渓あたりで誤魔化すことにする。いずれも車では行ったことがあるので、勝手はわかっている。

大歩危に向かう途中で雨が上がる。やっとカッパを脱げる。大歩危のモンベルで大歩危店限定のTシャツを買う。一度のツーリングで大山と大歩危のTシャツを買うことになるとは思わなかった。

大歩危から祖谷に向かう。のっけからとんでもない急坂だ。道の駅にしいやの駐車場にも、平らなところが全く無い。さすが日本三大秘境だ。祖谷渓に入り、ケーブルカーで行く温泉や小便小僧を見ながら細い道を走り抜ける。

池田て給油し、この先の道を考える。高松までは数パターンあるが、通ったことが無い国道193にする。吉野川沿いを東に走り、吉野川ハイウェイオアシスに寄る。四国は三回目だが、なぜか毎回ここに寄っている。今回が一番活気がない。やはり連記明けだ。

四国最後の晩餐は、四国の何処でも見かける豚太郎にすることにした。快適な国道を走り、高松のフェリー乗り場の近くの豚太郎に入り、味噌ラーメンと餃子を頼む。味は、まあ値段なり。

今日の寝床は、高松からほど近い屋島第一健康ランドにする。ここは全国数ある健康ランドの中でもかなりレベルが高い。広さ、風呂、設備とも文句無い。

明日は四国最北端、しまなみ海道、尾道の予定。

「Go Go West 8日目 悪運尽きる」への1件のフィードバック

  1. 沖縄も梅雨入りやからな(。´・w・`。)
    前線に追い付かれん様に無事帰還せよ!

    因みに此方も薄曇り( ̄▽ ̄)

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