Mac mini M2 2023(整備再生品)

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自宅用(非開発用)のmacは随分前からmac miniを使っている。元々はMacbook Proで全部賄っていたが、自宅用と開発用を分けるようになり、自宅用を持ち運ぶことはほぼ無いので、それはmac miniを使うことにした。

最初に買ったのは2014モデル、次は2018。コレは、もうminiは出ないんじゃないかと言われていた頃に発表され、且つビックカメラがPayPayを扱い始めた頃でもの凄い還元があり、仕事の後に横浜のビックカメラで長時間並び、Core i5/SSD 256GBの「竹」モデルを、メモリ16GBのカスタムオーダーで注文した覚えがある。

その2018モデルも購入後5年目になる。暑い夏になると固まって再起動を強いられたり、知らない間に勝手にリブートしたりという、そろそろ買い替えろと言わんばかりの症状が目立つようになってきた。

買い換えるならメモリは16GBでなければならないが、いわゆる「吊るし」にはそれが無い。Mac mini M2 Proならあるが、そこまでの性能は必要ない。カスタムオーダーは可能だが、ヨドバシやビックで買っても140,800円の5%還元で133,760円。高いと騒ぐほどでもないが安くもない。今回の買い替えはどちらかというと定期的な品質劣化に伴う買い替えで、何か面白いことをしたくて買うわけじゃないので、できるだけ安く済ませたい。

そんなわけでApple storeの整備品コーナーをちょくちょく見ていた。Mac mini M2自体はほぼ常時売られているが、大抵メモリ8GB仕様だ。開発機のMacbook Air M1が8GBだが、不快に感じる場面がそこそこあるので8GBでは駄目だ。

ブラウザで開きっぱなしにしていて、気が向いた時にリロードしていたのだが、ある時突如SSD 512GB/メモリ16GB仕様が現れた。

値段は108,800円。ポイント還元を考慮した量販店価格よりも3万円安い。整備品に対する抵抗感は無いので全く問題ない。迷ったら負けだ。誰かに買われる。ソッコーで注文を入れた。

数日後、そのMac mini M2が届いた。最近はいつもこの素っ気ない段ボール箱で届く。

段ボールの中にある製品の箱の下部に「Apple Certified Refurbished」と書かれている。こんなの書くようになったんだな。開けてみると、例によってギチギチに本体とケーブルが詰め込まれている。

とりあえず素のままで起動してみる。普通に動く。SSDやメモリも仕様通り。OSは最新のSonomaではなくVentura 13.6.1だった。

問題なさそうなので、2018モデルから移行する。まずはその2018モデルを同じVentura 13.6.1に上げ、必要最低限の動作確認をする。問題なさそうなので移行を決断する。

以前はTimeMachineを使って移行したが、今回は試しにWifiベースでの移行アシスタントを使ってみた。iPhoneがそれで問題なかったので、こっちもイケるんじゃないかと思った次第。

思っていたほど時間もかからず、2時間程度で終了。朝起きたら終わっているんじゃないかと思っていたら、寝る前に終わってしまって拍子抜け。

寝る前に物理的な作業をしたくなかったので、各種配線の繋ぎ替え等は翌日やる。Proとの差別化のためかUSB-C/Thunderboltポートが減らされているが、元々2ポートしか使っていなかったので特に問題ない。

こうして5年ぶりにマシンを新調したわけだが、元々処理速度面では何ら問題を感じていなかったので、率直に言って変わり映えしない。LightroomでのRAW変換バッチ処理とか、iMovieの動画編集でもしない限り、投資効果は体感できなさそうだ。移行作業自体も全く苦労しなかったことも相まって、新しいマシンが来たという高揚感がない。簡単になるのは良いことだが若干の寂しさもある。

1つ明らかな問題としては、たまに使っていた仮想環境ソフトのParallels Desktop 16が動かないことだ。ベースのCPUがIntelからApple Siliconに変わったので当たり前。仕方なく最新のParallels Desktop 19に上げても、仮想マシン自体がIntelベースなので、これまた動くはずがない。仕方がないのでArm版のWindows 11を入れ、そこに使いたいソフトを入れたら無事に動いた。仮想マシン上のエミュレータで、Windows XP時代のソフトを使えるというのはなかなか楽しいものだ。これでようやく無事移行完了だ。