車検完了(残項目あり)

近年、ピアッツァの車検は茅ヶ崎の巨匠のところに出していたが、聞いた話によると諸般の事情で巨匠は退職されたとのこと。それを証明するかのように、いつも工場から送られてくる車検切れ連絡の葉書が来なかった。社長がうちの近くの出身だったりして親近感があったのだが、実質その巨匠一人だけが乗用車担当で、基本的にトラックがメインの工場なので、残念ながらこれが縁の切れ目になってしまった。

そのため今回は重整備でお世話になっている小山ガレージに車検を依頼することにした。最近の状態から考えるとユーザー車検でもイケてしまう気はしているが、何しろ古い車なので2年に1回プロに見てもらうのは悪いことではない。

依頼事項

そんなわけで年明けの土曜日に持ち込む。今回の依頼事項は以下の通り。

  • デフオイル交換
  • パワステオイル交換
  • 燃料タンクからポンプへ繋がるヘンテコなホースの交換
  • ATからオイルが漏れているので確認

目に見えて悪いところがないのでこの程度。段差を越えるたびにミシミシ言う問題も頼みたかったが寒くなったら発生しなくなったので取り下げた。

工具箱や一部の荷物を下ろして持って行くだけ…と言いたいところだが、小山ガレージは認証工場ではない(直接陸運局へ持ち込む)ので、可倒式ではないオリエントミラーは不安がある。仕方がないので予備で持っていたボロい純正品に交換した。

倒れないオリエントミラー

並べてみる

ボロい純正

面倒だが、無駄に真面目な担当者に当たってしまって却下されるメンドクサさに比べたら、この程度は大したことはない。

普通に整備完了

デフオイルとパワステオイルは普通に交換するだけなので特に問題なし。

「燃料タンクからポンプへ繋がるヘンテコなホース」はコレ。錆の方がよっぽど気になるがそこは目を瞑る。

燃料ポンプ交換の際もダラダラと愚痴を書いたが、入口と出口で径が違い、しかもS字状になっているという、単純に代替できない嫌なヤツだ。勿論新品は出ない。

どうするのかと思ったら、S字状のパイプをワンオフ製作して、前後をホースで繋ぐという大技で対処がなされた。確かにこれなら安心だ。

ATFはオイルパンの接合部から漏れている様子だとのことでガスケット交換となった。

before

after

懸念していたマフラー音量は問題なかったようで、そのまま車検に通ったようだ。

怖いぐらいに予定通りに終わった。会社で仕事をして、夜に引き取りに行った。途中で車検完了記念ラーメンを食う。

気分が良いので、さっきまで仕事していたみなとみらい周辺をうろついてから自宅に帰った。

後日談1

ミラーを戻そうとしたら内装を破壊してしまった。実にありがちな話だ。早々にプラリペアで元に戻した。

直したものの、どうにもこうにもクリップ側との噛み合わせが悪いので、クリップの爪を外して開口部を広くする等の小細工をした。そして、このクリップを外すと錆びている。POR15を塗布して乾かす余裕がなかったので、とりあえずノックスドールを吹いておいた。

さらについでに、購入後1年ちょっとで早くも瀕死状態になった再生品赤バッテリーを、交換前の短期間使っていた青バッテリーに変えた。

後日談2

ここまではありがちな話だが、ATFオイル漏れの方はあまり芳しくない状態だった。引き取る前にマジックリン等を使って地面を掃除しておいたのだが、引き取って40kmほど走った翌朝その場所を見てみると既にしっとりしている。

その後、某オフに出向いて80kmほど走った。その翌日、さらにしっとり具合が悪化していた。

仕方がないので小山ガレージに連絡し、早速その日の夜に再入庫することになった。週末だけ帰ってくる単身赴任のお父さんのようだ。

翌日オイルパンを外して確認したところ、接合部に小さい傷があり、そこから漏れているようで、液体ガスケットを併用して対処することで漏れは止まったとのこと。

再び出社後に引き取りに行く。途中でしかたなく例の本を購入する。

引き取り後、ついでに買い物をする。さらについでにおふざけをする。

再整備完了記念ラーメンを食って帰る。

これでようやく完了…と言いたいところだが、実は他にも漏れている箇所があったようだ。こちらはまた後日対応ということになった。いつまで後日談が続くのか。