磯子海釣り施設

磯子海釣り施設の前で夜間撮影に興じていた翌日、また同じ場所に釣りに行くことになってしまった。

前回の釣りで、古い道具類がダメダメだったり壊れたりしたので、シマノの安いスピニングリール、PRO MARINEの安いサビキ用の竿(3.6m)、「ボウズのがれ」仕掛け等を買った。

これらの道具を確認していたところ、釣りに行こうとうるさい人が現れたため、ちょうど時間もあったので行くことになった。昼間なので釣果にはあまり期待しないでおく。

工場に出す際に工具を出したままでトランクが空いたままのピアッツァに釣り道具を詰め込んで磯子に向かう。エアコンは一応効いている。

途中で並木のイオンに寄り、牛丼を食ったりダイソーでバケツを買ったりしてから磯子海釣り施設に向かう。

前日は素通りした駐車場に車を停め、江ノ電か鶴見線の駅舎のような入り口に向かう。

回数券でチケットを買う。大人500円、子供300円。安全柵、バケツ、水道等がある快適な釣り場だと思えば悪くないし、釣り堀よりは安い。初めてなので係員のオジサンの説明を受けてから釣り場に向かう。根掛かりすると面倒なので、入り口すぐ近くの水底に何もない場所に陣取る。

仕掛けを準備しようとしていると、隣のファミリーが何かを釣っていた。サビキで二匹同時に20cmちょっとのコノシロを釣り上げていた。磯子海釣り施設のサイトにある釣果情報で数が出ていたやつなので、事前に調べていたため何だかわかったが、予備知識がなければ全くわからなかっただろう。

買ったばかりのボウズのがれやら何やらを準備し、途中のローソンで買った餌「アミ姫」をカゴに入れ、柵越しに竿を出す。この場所は投げることは禁じられているので足元に単純に落とす。

何度か竿を煽ってカゴから餌を出して待っていると、あっという間にアタリがきた。無造作に上げてみたらコノシロが釣れていた。まさか釣れるとは思っていなかったのでバケツも何も用意していなかったので慌てて持って来させる。まともに海で魚を釣り上げるのはもう何年ぶりだろうか。20年近く経っている気がする。たいした魚じゃないが単純に楽しい。

その後も簡単に釣れる。アジを釣りたかったのだが毎度かかるのはコノシロだ。まあ何も釣れないよりは良い。

何故か海釣り施設の人の取材を受ける。Webサイトの釣果情報に写真が載るらしい。

16:00から別の予定があるし、これ以上釣っても食えないので、4匹釣ったところで終了にした。慌て気味に片付けを終えて帰路に着く。

釣ったコノシロはさばいて唐揚げにした。小骨が異様に多いので、多めに包丁を入れて切っておかないと酷い目に遭う。

どんな味かと思ったが、思いのほかうまい。

釣れるわけがないと思っていたのでこの日は焼き鳥のつもりだったのだが、焼き鳥がオマケになるぐらいの量の唐揚げになった。

朝起きた時点では全くその気は無かったのに、結果的に満足感の高い1日になった。