今年は8/21~29に、セローで北海道に行くことにした。仕事の予定が決まらず、つい最近まで日程を決めかねていたのだが、会社にあわせるのもあほらしいような状況なので、この日程で勝手に決めてしまった。
そのため、セローを北海道仕様にしなければならない。ここでいう北海道仕様≒積載能力強化である。全て宿に泊まるなら荷物は少なくなるが、北海道まで行ってキャンプを一切しないなんて考えられない。
キャンプツーリングでは、いつもは超ショボい折り畳み椅子を使っていたが、今回は一点豪華主義で、椅子だけは背もたれつきのまともなものにすることにした。
キャンプにおいて、酒を飲みながらボケーと空を眺めるあの時間は何物にも代え難いが、それにはやはり良い椅子があった方がいい。
そんなことをすると、余計に荷物が増える。
そこで荷物の積み方を考えると、以下のようになる。
- ホムセン箱:本、電装品などの濡れてはいけないもの(雨天時と林道走行時に備え、ウエストバッグを入れるスペースは確保しておく)、防寒着、温泉道具、生活用品(薬など)、その日の食料品
- ウエストバッグ:デジタル一眼レフ、旅ノート
- タンクバッグ(使いづらい):電装品、地図、ちり紙、ガム、帽子、ペットボトル
- リヤシート:簡易防水バッグに寝袋、マット、コンロ等の小物キャンプ道具などを入れておく
- サイドバッグ:カッパ、着替え、工具、部品など
こうなると、行き場を失うのがテント、テーブル、椅子といった大物キャンプ道具。それらの積載場所を確保するため、キャリアを後方に延ばすことにした。
他の選択肢としては、ホムセン箱を二回り大きくするとか、ホムセン箱の上に荷物を積み上げるとか、手はあることはあるが、どれをとっても使いづらそう。箱を空けるためにいちいちキャンプ道具を動かすなんてことはしたくない。
キャリアの延長は、ホムセン箱の固定用金具との兼合いで、意外と難しい。ここでも450mmの角アングルを使う。手が入るスペースの関係上、固定できる箇所が少ない。ホムセン箱固定用金具と1箇所、あとはキャリアとU字ボルトで1箇所の、あわせて2箇所になる。もう1箇所はタイラップでの固定になってしまった。
それより問題はテールランプが見えなくなるんじゃないかという点だったが、後方からは普通に見えるようなので一安心。
サイドバッグに関しては、取り付けること自体は何の問題も無いが、そのままでは右側のマフラーに干渉してしまい、熱で溶ける不安がある。ここに何らかの手段で空間を作らないといけない。
とにかくマフラーとサイドバックが直接接触さえしなければいいので、450mmの角アングルを、ちょうどマフラーにかぶさるように2本固定した。
北海道仕様にしたところで、実際に荷物も北海道向けのものを積み、試しにツーリングに出かけてみた。泊まる意思が全く無いのに荷物満載で走るのは変な感じだ。箱根あたりまで往復するつもりが、箱根の高いエリアが涼しくて気持ちよかったため、思わずそのまま富士山まで行ってしまった。
これで約220kmほど走ったが、サイドバッグに関しては特に問題はなかった。
しかし、延長キャリアはこの時点では1箇所でしかボルトで固定しておらず、タイラップで2箇所を固定していたのだが、案の定片方のタイラップは切れてしまった。そこで帰宅後にU字ボルトで留め直した次第である。多分これなら大丈夫だと思う。思いたい。