神奈川県西部徘徊

みちのく一人旅からの帰宅翌日、翌々日はいずれも平日かつ会社が休み。本来はそこでツーリングに行く予定だったため、家庭的には何の予定もないので、ソロ活動デーになっている。天気も悪くないのでピアッツァで出かけることにした。

とはいえピアッツァは絶好調とは言えない。ATF漏れは直っていないし、ステアリングはセンターが出ない。とは言え、これらはいずれも過去に経験済みで、遠出するのは微妙だけど、近場をプラプラする分にはさほど致命的じゃない。

そんなわけで行き先を県内として、丹沢湖周辺に定める。普通の人は箱根や宮ヶ瀬に行きそうなものだけど、人混みが嫌いなのでこういうことになる。

とりあえず西に向かう。そういえば以前もこの新緑の時期に行ったなー、ということを思い出しつつ、まずは曽我梅林に行くことにした。その前に二宮のザ・ビッグで昼飯を買っておく。相変わらず安くてサイコーだ。

二宮から農道で山を越えて曽我梅林方面へ走る。下り坂の途中で、毎度お馴染み、みかん畑を走る撮影スポットに寄る。

時間が有り余っているので、レンズを取っ替え引っ替えしたり、高台に登ったりして遊ぶ。

この場所は何度も来ているが、過去あまりない構図の写真が撮れたので、自己満足度が高かった。

そして曽我梅林に向かう。梅まつりはとっくに終わり、収穫時期でもないので誰もいない。緑色自体は綺麗なんだけど、葉っぱが多すぎてワサワサしているからなのか、新緑にしては木の高さが低すぎるからなのか、理由はよくわからないが、あんまり素晴らしい光景にはなってくれない。東北のブナ林の新緑なんかを見た後だと物足りない感がしてしまう。

梅まつりで出店が出ているあたりがちょうど日陰になる。ヒンヤリ涼しくて心地良い。

左側は邪魔になるかもしれないので右側に寄せ、ザ・ビッグで買ってきた弁当とメンチカツを立ち食いする。

これだけ食ってこの値段。味も十分。素晴らしいコストパフォーマンスだ。

曽我梅林を出て、気に入っている寄集落に向かう。

時期が時期だけに、川に鯉のぼりがかけられている。集落の規模からして子供の数もあまり多くないと思うが、だからこそ盛大に無事の成長を願うのだろう。

お気に入りの川沿いの撮影地は、よくわからん黄色い車が先にいたせいで良い駐車場所を確保できず、画角が限られてしまった。

無粋な黄色い車が動く気配はない。諦めて上流へ向かう。

最初に来た時に日和って引き返してしまった秦野峠林道に入り、寄大橋に向かう。

山奥にある朱色の橋は実に絵になる。この先は水源地として整備されているらしいが、クルマは入れない。ここに置いて徒歩でハイキングもできるらしいが、膝が痛いので今日は無理だ。散策は諦めて撮影に没頭する。

帰り道に黄色い車が居なくなっていたらそこで撮ろうと思っていたが、まだ居た。ったく、延々ここで何やってんだお前は。

いくらでもあると思われていた時間も底を尽きてきた。丹沢湖に行くことは諦めて自宅方面に向かう。

途中で平塚のロピアで食材を買い、茅ヶ崎の温水プールに寄り、膝のリハビリも兼ねてひと泳ぎする。

ここに来るのは2年ぶりぐらいだろうか。いつの間にか運営を民間に委託するようになっていたみたいだけど値段が変わっていないのはえらい。しかも駐車場も無料。市民以外の利用料金をいきなり2倍にする横須賀市や逗子市に爪の垢を煎じて飲ませたい。

久しぶりだったので1,000mでヘロヘロになってしまった。腹が減ったので近くの小林屋に寄る。遅めの時間だったが思ったより混んでいた。

札幌ラーメンを極力忠実に再現したような味噌ラーメンは貴重だ。せっかく消費したカロリーを倍返しするような晩飯だが、そんなことを気にしてはいけない。

その後は特に寄り道もせず帰宅。走行距離は144km。ステアリングは最後まで駄目なままだった。駄目だとわかっているのに少々走りすぎたか。

撮影について

みちのく一人旅であまり撮れなかった反動、というわけではないが、クルマなのでレンズを適当にバッグに突っ込んで取っ替え引っ替えしてみた。フルサイズの望遠レンズを持っていないので、試しにDA★50-135をAPS-Cクロップで使ってみたりしたが、Macのモニタで見る程度なら全然イケる気がする。スターレンズらしく、破綻のないきちんとした写真が撮れる。

その他は、いつものDFA24-70、DFA★50、FA31、FA77などを使ってみたが、やっぱり一番印象に残るのはFA77だ。逆にFA31は広角特有のパースがピアッツァのフォルムを歪めてしまう気がしてならない。ズームの広角側も同じようなものだ。やっぱり基本的に50mm以上で撮るのがいいのだろう。