ステアリング周りのベアリング交換

3年ほど前に突如発生したステアリングロック現象。分解・組立をしたら何故か直ってしまい、その後は再現していなかった。

それが再び起こってしまった。思いもよらないタイミングで突然ステアリングが切れなくなるのは恐ろしい話だ。前回直ってしまった理由はわからないが、たぶん原因は同じだろう。

前回は分解・組立したら直ったので、外せるカウル類を外して、引っ掛かりがありそうなケーブルを引っ張ったりしてみたが、特に何かが変わるわけではない。

なんとなくジャッキアップして、ステアリングを左右に思いっきり振ったりしてみたが、これも特に変わらない。ただ、真ん中あたりでカクッという引っ掛かりのようなものがある。これはジャッキアップしなくてもわかるが、ジャッキアップした時の方がわかりやすい。

これはもう、どう考えてもステアリング周りのベアリングが駄目になっているに違いない。アッパー側は見た目には普通なので、たぶんロア側がダメなんだろう。こうなるともう自分の手には負えない。以前も修理を依頼した山上輪業に電話して、見てもらうアポを取り付けた。

早速持ち込んで見てもらう。やはりベアリングだろうという見解だった。部品納期や置き場の関係で、LXは一旦持ち帰り、部品入荷次第再度持ち込み、ということになった。

以前のベルトワンウェイギヤの時はすぐに部品が来た。今回もごく普通の消耗部品だし、すぐに来るだろう…と思ったらそうでもなく、10日近く経ってから連絡がきた。

さっそくLXを持ち込み、数日後に修理完了の連絡が来たので引き取りに行った。外したベアリングを見せてもらったが酷い状態で、ボールが数個しか生き残っていなかった。こんなのでよく走っていたな。

上下ベアリングとタイヤ交換をしたので、部品代・工賃ともにそこそこになり、これまでのLXの修理では最高額を支払うことになったが、どれもこれも消耗品なのでどうしようもない。ベアリングを交換するにはハンドルやらブレーキ周りやらを外さないといけないため一見関係なさそうなブレーキフルード交換がされているそうで、これも仕方がない。今後は不安感を抱くことなく乗れそうだということを喜ぶべきだろう。

タイヤはミシュランのCITY GRIP。これでようやく前後同じブランドになった。

走行感は、当たり前だがステアリングの切れが良くなり、軽やかな走行感になった。

しばらくは安心して乗れそうだ。またすぐに別のところが壊れないことを祈りたい。