以前から細々と応援している湘南ベルマーレは今年も例に漏れず弱い。弱いだけならまだしも、負ける時の負け方が毎度よろしくない。
2016年以降は諸般の事情によりリアルタイムで観戦できていないため、昼間は情報を遮断した上でDAZNで追いかけ観戦をしていたが、近年はそれすら面倒になることが増え、先に結果を見て勝利かドローだったら見るようになってしまった。そんな中、先日の浦和戦は劇的な勝利を収め、それに気をよくしていたところに500円チケットの案内が来た。
500円チケットと言えば、去年はこんな酷い目にあった。
たぶん2017年以来の現地観戦は、500円チケットなのに金返せと言いたくなるようなつまらない試合だった。
唯一の収穫は、初めて連れてきた小学一年生が、つまらないから帰ろうではなく、負けて悔しくて泣いてたことぐらい。 pic.twitter.com/mQgzX69f2o— m.sota (@msota_RS) March 12, 2023
たかだか500円で文句を言っちゃいけないが、あまりにも酷い試合だったので強烈な印象が残っていた。それもさすがに薄らいできたところに劇的勝利と500円チケット案内が来たので、勢い余って買ってしまった。
先日久しぶりに勝って気分が良いところに500円チケットが来たので思わず買ってしまった。去年は子供が泣き出すほど酷い試合を見させられだけど今年はどうか。 pic.twitter.com/vOt3zWcYpm
— m.sota (@msota_RS) July 8, 2024
というわけで、1年ちょいぶりの現地観戦である。ちょっと早めに着くつもりで家を出たが、腰越の小動神社で祭りをやっているようで、神輿が出ているせいで猛烈に道が混んでいる。避けたつもりだったが避けきれなかった。それを抜けたらもう大丈夫だろうと思ったら、平塚のR129もまた混んでいる。競輪場のはるか南側で進まなくなるなんて初めて見た。さすが三連休の中日だ。
そんな中をロピアに寄って食材の買い出しを済ませ、ららぽーとでちょっとした買い物をし、そこからレモンガススタジアム平塚がある総合公園まで歩いた時点で、既にかなり疲れていた。まとわりつくような猛烈な湿気の影響もあるだろう。見る方も大変だが試合する方もたまったもんじゃないだろう。
既に予定していた到着時間はとっくに過ぎていて、さっさと飯を済ませて入場しなければならないが、例によってキッチンカーの行列も長めだ。しかしこれは諦めて並ぶしかない。20分ぐらい待って買ったハンバーグ弁当はなかなか美味かった。
試合開始15分前にようやく7ゲートから入場。昔と違って指定席なので楽でいい。500円チケットの案内開始直後に確保したので、500円にしてはまともな席だ。クッションやらタオルやらのグッズを出している間に選手入場の儀式が始まる。
そして試合開始。早々に湘南が押し込む。しばらく湘南の時間が続き、ほぼ向こう側でばかり試合をやっている。こうして良い時間に点が取れず、ショボいミスだとかカウンターだとかで簡単に点を取られるというのがよくあるパターンだが、今日に限ってはそうはならず、相手の反則からのPKで幸先よく先制。ファウルやら何やらで一斉に声が上がったり、やたらと解説したがる人がいたり、周りに同意を求めたりする人が居たりするのは現地観戦の醍醐味だ。
その後もいい感じで追加点を取り後半へ。後半は逆に多くの時間をこちら側で過ごし、間近で2点を目撃することができた。終わってみれば5-0の圧勝。
5-0なんていうスコアを実際に目にするのは、2011年のJ2開幕戦(対岡山)以来の気がする。その後は、あの圧倒的に強かった2014年でさえ記憶にない。調べてみたら実際そんなのは無かった(対ジェフの6-0はあるがアウェイなので観てない)。J1に限れば1995年以来らしい(勿論観てない)。
前回の超つまらない0-2敗戦とは大違い。500円で大いに楽しむことができた。買った時の儀式として、帰りにサンクトガーレンのブースでビールを買った。前回はもちろん買っていないので、これを買うのは相当久しぶりだ。いつ以来なのか思い出せない。
とはいえ、前後半ともロスタイム7分、さらに勝ってしまったばかりに各種セレモニーや勝利のダンスを見届けたりしたため、当然のようにスタジアム退出は遅くなり、帰宅も勿論遅くなってしまった。そんなわけで、ナイトゲーム観戦は時間的に厳しいことがわかってしまったので、デーゲームの時期が来るまで現地観戦はお預けになりそうだ。
帰ってからDAZNで要所だけ再確認しながら祝杯を挙げ、翌日は圧勝を祝してベルマーレビールを飲みながら焼き鳥とした。500円チケットのおかげで素晴らしい週末を過ごすことができた。
湘南5-0圧勝記念タレ焼き鳥 pic.twitter.com/X3th4zho6V
— m.sota (@msota_RS) July 15, 2024
問題はこんな良い内容・結果がいつまで続くかだ。期待しすぎない程度に期待しておく。