暑中近場ツーリング

諸事情により午前中は時間がありそうな日曜日。先週朝霧高原くんだりまでLXで行ってしまったからなのかどうかはわからないが、妙にKに乗りたい気分になっていた。

暑いとわかっているところへ、わざわざクソ熱いKで出かけるのは自殺行為だと頭では理解しているが、日曜日故に道路が空いている時間帯・気温が上がりきる前・わざわざ遠いところに行かず近場、等々の条件を満たせば案外イケるような気がしていた。暑い時にわざわざ辛いカレーやくどいラーメンを食いたくなるようなものだ。

いろいろと出かけたくなるような理由をつけて自分に言い聞かせ、少しだけ早起きして出発する。本来は5:30ぐらいに出られると良いが、深夜の五輪中継を見てしまったので7:18出発になってしまった。

前述のような条件下での出発なので、行き先は三浦半島一周に限定される。箱根とかに行こうとすると、小田原あたりまで往復するだけで1時間半から2時間かかってしまい、肝心な楽しい区間が短かすぎて欲求不満になりそうだ。その楽しい時間を長く取るとその分気温が上がり、道も混むので、それはそれで疲れる。やっぱり遠出はナシだ。

そんなわけで、毎度慣れ親しんだ場所に向かうが、何度も行きすぎていて新鮮味がない。そこで今までなかった目線を楽しむべく、PENTAX K-1 MarkII + smc FA77/1.8 Limitedの組み合わせを持参した。行ったことがない場所に持っていくには少々勇気のいる組み合わせだが、逆に行きすぎている場所にはこういうのも良い。

いつもの道ではあるものの、あまり停めたことがない場所、撮ったことがない画角、普段使わない絞り値を楽しむ。

ここも毎度お馴染みの場所だが、撮れる写真がちょっと違う気がする。

道は予想通り空いている…と言いたいが、すごく空いているわけでもない。期待が大きすぎたか。

その後も、いつもは停めないような場所に停めてみる。

この場所はいつも良い景色だと思っていたのに素通りしていたところだ。交通量が少ないのであまり遠慮せずに停める。

望遠効果を高めるためにAPS-Cクロップしてみたりする。画素数的にはそれでも全然問題ない。

城ヶ島に入る。まだ観光客が来ておらずガラガラ。

なかなか渋い建屋があった。走行欲を低めに設定しているとこういうのが目につくようになる。

三崎側に出る。いつも渋滞している「うらり」もまだ客がいない。釣りできる場所は暑いせいもあってガラガラ。

油壺手前の、ここも以前停め損ねた場所に停める。すぐそばの海ではエイが泳いでいた。

三浦半島最南端のワークマンで小休止。エアコンがさほど効いておらずガッカリ。

相変わらず外部の人間を拒み続ける三戸浜を過ぎ、いつもの飛行場跡の農地に出る。

距離はシケたもんだが、撮影停車が多過ぎて、結構な時間が経過している。そろそろ一般車が増える時間になってしまった。何も考えずにR134を北上していると「すかなごっそ」の手前で糞詰まってしまった。しょうがないので和田長浜方面からソレイユの丘に出る裏道に出てやりすごす。

その後は特に何もせずに帰宅。ちょっと時間をかけ過ぎてしまったようだ。これだけ撮影ばっかりやっているなら、あと1時間半は早く出るべきだった。

暑中プチツーリングはこれにて終了。ツーリング後にエアコンが効いた部屋で飲むルートビアは最高だ。

撮影について

FA77/1.8「だけ」を持って出かけるのは初めてのことだったが、なかなか楽しめた。二度と行かないかもしれない場所に行く時に同じことをする勇気はなかなか無いが、今後もいくらでもいけそうな場所なら十分アリだ。

FA77とGRIIIという組み合わせも、画角だけを見れば悪くないだろうけど、撮れる写真の雰囲気がかなり違うので、ある程度割り切って使うことになるだろう。