ジャーフル登場

ジャーフルなんて言葉はつい先日まで聞いたことも無かったのだが、そんな聞いたことも無いモノを、3万円も払って買ってしまった。
ここで言う「ジャーフル」とは「ジャージのフルスーツ」のことである。世間一般向けにはコレでも多分説明不足、意味不明であろう。「ジャージ」というのは、ごく普通のウェットスーツの生地のことである。体育着とは関係無い。別の言い方をすると、ドライスーツだの何だので使われている高級品(表面がゴムだったり、裏地が保温材だったり撥水材だったりする)ではないものだと思えばいいだろう。「フルスーツ」というのは、長袖で長ズボンの全身タイツみたいな形状のウエットスーツを示す。
というわけで「ジャージ素材の長袖長ズボンのウエットスーツ」、これを略してジャーフルと言うらしい。
俺はこのジャーフルを既に持っている。ただし、あくまで持っているだけで、一度しか使ったことが無い。しかも使ったのは10年以上前の話だ。
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貰い物の15年モノのフルスーツ(素材の硬化と、体形の変化により、腕を動かすことさえも出来ない)
要するに、手持ちのフルスーツは使い物にはならない。しかし、フルスーツなんか高すぎて買っていられない。仕方が無いので、アームというもの(シーガルという半袖長ズボンタイプのウェットスーツと組み合わせて使うもので、袖だけを覆うジャージ素材のもの)を買おうとして藤沢のムラサキスポーツに行ったところ、店のニイチャンはこんなことを言うのである。

「アームを買うくらいだったら、今ならBody Gloveのジャーフルが格安になってますから、そっちの方がいいですよ」
「アームって、水は入るし、肩や腕の動きも制約されるし、お勧めできませんね」
「何だかんだで、一年で一番長く着るのがジャーフルですよね」

最初、ジャーフルの意味が全然判らなかったので面食らってしまったが、ちょっと考えてやっと判った。そんな略し方をするのか。
さてそのジャーフル、値段は29,800円である。普通だったら4万円オーバーは当たり前、最低ラインが39,800円、ダイクマ特価で36,800円のものが29,800円。確かに安い。
これはいわゆる「吊るし」というやつで、フルオーダーに比べると安いし、その反面完全にはフィットしない。しかし、過去の経験上、俺はこの手のものは大抵吊るしでもピッタリだし、しかも病み上がりで且つ不摂生によって、今は体形がオッサン寄りになっているので、この状況下でオーダーしてもあまりメリットは無い。つまり吊るしで充分なのだ。
どうせフルスーツを買うなら、貧乏人独特の「大は小を兼ねる理論」に基づき、ジャージではなくセミドライ等の真冬でも使えるものにしようと思っていた。しかし、これからの時期はセミドライでもなかろう、と思うと、急速にジャーフル購入に傾いてしまった。そういえば去年の5月〜7月の伊豆は、シーガルでは寒かった。ジャーフルのほうがしっくりきそうだ。
結局、ニイチャンに煽られるように試着してしまった。Mサイズを着てみたところ、オーダーしたかのようにピッタリではないか。しかも、よく伸びる素材を使っているせいで、腕の動きもまるで阻害されない。10年分の素材の進化は凄い。これはイイぞ。買いましょう、はい。
というわけで、ものすごく久しぶりに波乗り関連グッズを買ってしまった。今年こそはやりますよ。買ったからにはやりますよ。朝っぱらから波乗りして、調子に乗りすぎて会社に遅刻しても知りませんよ。わかったなクソ上司め。今年の目標は、左右両方向にボトムターンできるようになることと、波のフェイスを降りて上がってまた降りること。(レベル低すぎ)
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新品を試着し、「腕が上がる」なんていう当たり前のことに、やけに喜ぶ図