JR130の車検がまた切れる。入手前のことは判らないし、俺のものになってからも途中何度か車検が切れている期間があったけど、今回でおそらく14回目の車検になると思われる。
2001年に復活してから丸々10年、自分で錆取りや部品交換をして復活させたボデーは、ボンネットや屋根等をそれなりのお金(といっても全部合わせて10万くらい)をかけて直したとはいえ、予想よりはよっぽど良いコンディションを維持している。その間ずっと、海から1kmちょっとの沿岸部に置いてあるにもかかわらず。
それに比べると、電装系やエンジンその他動力系、駆動系の劣化はかなり激しい。劣化した結果として、壊れる。何しろ入手した時点で15年落ち、今となっては27年落ちの車を青空駐車し続けているのだから、劣化するのが当たり前なのだが、それにしてもあちこちよく壊れる。たびたび発生するプラスチック部品の割れが、その印象をより強くする。
今回ニッパに向かおうとしたところ、やっぱり壊れた。リヤデフロスターのスイッチをオンにしようとしたら、そのスイッチが丸ごともげてしまった。JR130、Irmscherあわせれば何度こんな事態になっているか判らないが、今回ほど内部の部品が激しく飛んでいったのは初めてだ。いつもは見つかるはずの部品が見つからない。
いきなり出鼻をくじかれたが、この程度でいちいち狼狽えているようでは古い車には乗れない。さっさと忘れてニッパに向かう。平日朝の国道1号は、ずっと前にクルマ通勤をしていた頃と変わらず混んでいる。原宿交差点が立体交差になったとはいえ、戸塚警察や横浜新道の今井のボトルネックが放置されているので、全体の所要時間から考えれば大した効果はない。
平常時の倍ぐらいの時間をかけてニッパに着いてみると、アウトビアンキA112アバルトと117クーペという、今ひとつニッパらしさを感じない2台が出迎えてくれた。
ニッパオヤジは不在だったので、グシケンオヤジに不良箇所を伝える。
- 雨が降るとエンジンがかからない(セルは勢い良く回るが、プスリとも云わず、かかる気配すらない。晴れると100%直る)
- ATセレクターの接触不良のような症状がたまに起こり、始動不能に陥る。セレクターをガチャガチャやっていると直る
- ブレーキがスカスカで、ペダルが底付きする(効き自体は問題無いが)
- オドメーターが動かない
他にも挙げればきりがないが、このへんでやめておく。ちなみに前回はシートやら錆取りやら、内外装が多かったが、今回は動くところばっかり。
グシケンオヤジの判断により、ブレーキから着手することになった今回の車検、というか車検ついでの修理。車検を通ることはまず間違いないが、今回は再現性に乏しい事案が多いことが問題だ。幸か不幸かニッパは暇そうなので、手を替え品を替え、色々と試行錯誤してくれることを期待したい。