外国人だの田淵だのと、大洋ファンを期待と絶望の狭間で困惑させ続けた大洋次期監督人事。結局TBS解説者の牛島氏なんだそうで、大本命というか予定通りというか、何ともつまらない天下り的な結果になってしまいました。2年に1度やってくるこの騒動、もう少し楽しませてもらいたかったものであります。
そのTBSときたら「解説を聞いていると非常に分かりやすい」だなんて、テレビ屋らしく面白すぎることを言っております。解説なんだから分かりやすくて当然だし、あの山下大輔でさえ大リーグ解説は好評だったじゃないですか（別の意味で）。監督は天下りで、首脳陣もフロント主導で決めると言うからには、ダメだったら責任取るんでしょうねドリフ社長殿。
ところで牛島氏といえば、球界きっての理論派だの何だのと言われておりますが、大洋に理論派なんか連れてきてどうするつもりなんでしょうか。選手が理論を消化できずにパニックになって、理論が空論だったことを証明するだっていうのに、何度同じ失敗をしたら判るんでしょうか。大洋には理論派なんか要らないんですよ。森の失敗からちょっとは学んでくださいよ。そんな暇があったら、種田級にオモロイ選手をどっかから連れてきてくださいよ。
今年の中日・落合監督のように、監督なんてやってみなくちゃ判らないので、牛島氏そのものについて現時点でモンク言うのはやめておきます。まあ理論云々は置いておくとしても、定位置（勿論5位ですよ念のため）確保のため、この期に及んでも若手を使わず、レギュラーの陣容を崩さないという、大洋ファンとしては喜んでいいのか悲しんでいいのかサッパリ判らない采配をしてくれる山下大輔よりはマシでしょう。ミスターロッテとかイチロー無視なんかよりも、多分マシでしょう。とりあえず須藤みたいに選手のダメさ加減に呆れて途中で逃げ出すのだけはやめてください。
ところで、ここ数年の大洋監督といえば、
大矢明彦 2年（5位・2位）
権藤 博 3年（優勝・3位・3位）
森 祗晶 2年（3位・最下位）
山下大輔 2年（最下位・定位置または最下位濃厚）
こんな感じでコロコロ変わりつづけているので、もってもせいぜい2年、3年もてば良くやった、といったところでしょう。5年もったら快挙、それ以上続けようものなら、それはもう三原マジックの再来。そんなことは期待することが間違いで、どうせ再来年の今頃になったら、今年や一昨年と同じように監督交代騒動がやってくるのでしょう。大洋球団が再来年まで存続していればの話ですが。