梅雨だからこそ頼んでみた

俺のJR130ピアッツァは、随分前から「雨の日または高湿度時は、かなりの確率でエンジンを始動できない」という奇病にかかっている。

「かなりの確率で」というところが厄介で、修理に持っていった時に限って全く発症しなかったりするので始末が悪い。再現性のない事態に対してうまく対処できないのは、自動車整備工もコンピュータシステム技術者も同じだ。

そんなわけで放置していたのだが、梅雨時なのでバイクではなく車で移動する機会も増えるだろうし、症状が発生する確率も高まるだろうという期待もこめて、修理に出すことにした。いつもだったらニッパに持っていくところなのだが、現在の通勤先はニッパとはかけ離れた場所にあるという事情もあって、近場(とはいえ公共交通機関で行くのはメンドクサイ)の名匠に頼むことにした。

こちらに修理を依頼するのは、2005年の車検時以来。古い話なので整備のオジサンもさすがに覚えていなかったようだ。雨の日になるとエンジンがかからないという症状を伝えると、それならアレとかコレとかが考えられる、と色々な仮説を出してくるあたりはさすがだ。ちょっと時間がかかるけどいいですか? ということだったが、何の問題もないのでそのまま預けてきた。1つ問題があるとすれば、直ってくる頃には梅雨が明けているかもしれないということくらいだろうか。