過去3度に及ぶ台風での転倒、その他やらかした系に伴う2度の転倒の結果、両サイドのカウルがみっともない状態になってしまった。倒れるたびにサイドカウルとアンダーカウルをパテ埋めしたり塗装したりしているうちに、もはやバイクの下半分は本来のパールホワイトとは微妙に違った缶スプレー色になってしまった。
今度倒れたらまたカウルを外したり塗ったりするのかと思うとうんざりするし、これだけ何度も倒れると、そろそろ思い切ったことをしたくなってきた。そこで、K1100LT用のクラッシュバー(要するにエンジンガード)を装着することにした。
理由としてはこんな感じ。
- 我が家においては「バイクは勝手に倒れるもの」という前提が必要
- 倒れるたびにいちいち直すのがメンドクサくなった
- そもそも K1100RSのフルカウルは好みではない
- そもそも エンジンは見える方が好みである
この手の部品は立ちゴケに戦々恐々としながらおっかなびっくり乗っている感が拭えないのであんまり好きじゃなかったんだけど、今回は気分転換みたいなもんだ。
但し、このクラッシュバーはカウル類とは共存できないので、サイドカウルは取っ払うか、K100RS用のものを装着するか、アッパーカウルも取っ払って完全なネイキッド仕様に改造してしまうか、といった選択を強いられるが、そもそも上記理由によりK1100RSのカウルに思い入れが無いので、それ自体は全く問題無い。ではどうするかというと特に決めていないのだが、とりあえずクラッシュバーだけ装着してしまうことにした。
クラッシュバー自体はオークションで4500円と大した値段では無かったのだが、これはあくまでバーだけの値段。バーをバイクに装着するための各種アタッチメントは自分で買わなければいけないのだが、これが異様に高い。単なる鉄板にネジがラバーを介して固定してあるだけの部品だとか、エンジンハンガー兼バー固定用ボルトだとか、そういった部品を必要数分注文するとあっという間に万単位になってしまった。新品部品とはいえ、バーよりネジが倍以上高いなんて。あまりにも高いので、ロックナットだとかワッシャーだとかはホームセンターで調達した。
落札したクラッシュバーは、K1100LT用なので当然銀メッキされている。80年代中盤以降のバイクにはメッキパーツは似合わないと思っているので、つや消し黒に塗ってしまうことにした。そのまま塗るとすぐに剥がれそうなので、ミッチャクロンを下塗りして、その上から安物ラッカーつや消し黒を塗った。所詮はクラッシュバー、仕上がりに拘る意志が全くないので、超テキトーに塗る。前所有者がコケたらしく両側とも削れているが、そんなの気にしない。
バーの装着までに色々やることは多いが、元々ついているネジを外して取り替えたり、ネジ穴にある蓋を外して装着したりといった部分が少々やりづらいぐらいで、それ以外はただ単に固定するだけ。さすが純正部品。
ちなみにクラッシュバーに刻印されている品番と、パーツリストの品番が違っていて、しかもその品番でググっても何も出てこないのだけど、問題無く装着できた。
とりあえず装着はできた。あとはこれが役に立たないことを祈る。