仕事が少々長引いたので、今日のところは三田近辺で適当に晩飯を食って、さっさと寝ることにした。
しかし、三田には適当な食い物屋が全然無い。かなり遠くのほうに餃子の王将とか吉野家の看板は見えるけど、この寒さの中、吹きっさらしの道を延々歩く気にはなれない。
駅の辺りをうろついてみても、やっぱり無い。飲み屋か弁当屋しか無いんだから話にならない。俺は別に酒なんか飲みたくないぞ。牛丼屋とかラーメン屋は無いのか?
諦めてホテルがあるウッディタウンに向かおうかと思った頃になって、やっと「嬉しや」なるラーメン屋が現れた。神戸電鉄と道路に挟まれるような狭い場所に建っている。そこそこ混んでいるけど、座れそうなので入ってみた。
醤油ラーメンや塩ラーメンに並んで、何だかよく判らない名前のラーメンが幾つか並んでいる。さらには麦飯や唐揚げまで。どうして唐揚げがメニューにあるのはよく判らないけど、まあいいや。ちなみにどれもかなり安い。安さにつられて醤油ラーメン(400円)と餃子(260円)を頼んでしまった。
ラーメンはそれほど待たずに出てきた。予想通り、あっさり(というより薄い)味で、あんまり特徴の無い醤油ラーメン。チャーシューが3枚乗っているのは良い。しかし、麺もスープも特徴が無さ過ぎる。悪くは無いけどねえ。まあ400円だからこんなもんか。暫くして出てきた餃子は、意図的にニンニクを使っていないらしく、結果としてこれまた特徴が無くなってしまっている。これも悪くは無いんだけどねえ。
やっぱり、関西に来たら関西らしいものを食った方がいいんだろうなあ。