10月第1金曜日というツーリングシーズンが弊社の創立記念日で休みになるので毎年この時期はロング(というほどでもないが)ツーリングに行っている。今年は最後に残された自身バイク未踏破県である和歌山県に行くことにした。
なお、よくよく考えてみれば奈良県も走ったことがなかったことに走行中に気付いたので、急遽目的地に奈良県も追加した(どっちにしろ行きか帰りに通るのだが)。
元々2泊3日を予定していたが、天候不順により1泊2日への変更を余儀なくされた。三浦半島の付け根あたりに住んでいる自分からすると、紀伊半島はもはや大陸にしか見えない巨大さであり、ここを関東から1泊2日で走破することはかなり無謀だ。そこで伊良湖~鳥羽間のフェリーを活用して疲労削減と昼寝時間確保を図ることにした。伊良湖港は高速から遠いため、それほど時間短縮には寄与しないし、金額的にも大差ないので、疲労削減にしかならない。
何しろ最大の目的が47都道府県をバイクで走破することなので、このツーリング自体に明確な目的があるわけではなく、良い道と言われているところを走り、ありがちな名所を訪れ、少しだけ名物を食う、極普通のツーリングである。
ルートは以下の通り。
以下淡々とツーリング中の出来事を。
1日め
- 朝は少し早めに目覚める
- 秦野中井から東名高速に乗る
- 浜松まではひたすら暇なので淡々と新東名を走る
- 浜松から伊良湖までの一般道もかなり暇
- 伊良湖直前になりようやく景色が良くなるが、すぐに港に着いてしまう
- 伊良湖港には既にバイクの先客が10名ほど
- 港脇の事務所で往復のチケットを買う
- 伊良湖港のフェリーターミナルで弁当を買う
- 客数は少なく船内はガラガラ。のんびり弁当を食う
- 伊勢湾の島々を縫うように進み、たまに観光案内放送が入る。そのせいで寝られない
- 結局ほとんど寝ずに鳥羽到着
- 三重県は一応走ったことはあるが、高速で通過しただけなので、これが事実上の初走破
- そのまま和歌山には向かわず、パールラインを走る。なかなかいい道だ
- さらに伊勢湾スカイラインを通って伊勢神宮に向かう
- せっかくなので伊勢神宮に参拝する。さすがに人も多いし雰囲気も独特
- だいぶ時間をロスしたので少々焦って高速に向かう
- 紀勢道を南下
- 海岸沿いの狭い国道を走る
- 熊野市に入ったあたりで遂に日が暮れる(ちなみに目的地は紀伊勝浦)
- 新宮で巨大なスーパーに立ち寄る
- ようやく紀伊勝浦のビジネスホテルに到着
- バイクの駐車場所が狭くて戸惑う
- 紀伊勝浦は昔ながらの温泉観光地の雰囲気が溢れていていい感じだ
- どうやら和歌山県では丁度国体開催中らしく、やけにガタイのいい人が多い
- 名物らしいので、食堂に入ってマグロ定食を食う
- 温泉も名物なのだが、公衆浴場に向かう体力がなかったので諦めて寝る
2日め
- 自分にしては早めに起きる
- 朝飯は前日スーパーで買っておいたおにぎり等
- 景色の良い国道を淡々と南下。たまに写真を撮りながら橋杭岩、潮岬と立ち寄る
- 例によって観光地でダラダラしすぎて猛烈に時間をロス
- 周参見まで来ると、Google Map未掲載の紀勢道が開通していたので使う(無料区間)
- どう見てもPAにしか見えない道の駅に寄る
- 少々眠気を感じたのでエナジードリンクを飲む(人生初)
- 紀伊田辺で降りて給油し、高野龍神スカイラインに向かう
- 基本的に交通量は少なく、たまにすれ違う車両の半分はバイク
- いつの間にか高野龍神スカイラインに入っていた
- 頂上付近の駐車場に到着、景観はなかなか良い
- 途中でもところどころ景観が良さそうな場所はあったが、時間がないのでパス(勿体無い)
- 高野山近辺の分岐で橋本方面への国道371を選択したが、これが大失敗(かなりの酷道だった)
- 狭くガードレールもなくクネクネというK1100RSには全く適さない酷道をようやく抜ける
- 暫く走ったところで奈良県に突入 遂に47都道府県バイク走破達成
- さらに走ったところでフロントブレーキがガタガタ言い出す
- 空き地に停めて確認すると左のキャリパー固定ボルトがなくなっていた
- 近くにコメリがあることが判ったのでノロノロ走り適当なボルトを買って装着
- そろそろ帰りのフェリーがやばくなってきた。時間が気になりはじめる
- 五條市を過ぎたあたりからは山間ルートになり交通量は激減、道もまあまあ
- Googleナビの指示通りに淡々と走る(こういう走りにK1100RSは向いている)
- 勢和多気ICから高速に乗る。辛うじて最終フェリーに間に合いそうだ
- 鳥羽IC手前で工事中につき二見ICで降ろされる
- かなり焦りながら走って鳥羽港に着いたが、何とフェリーは満車で乗れず
- 車はガラガラなのにバイクだけ満車、16時の時点で既に最終便まで満車だったとのこと
- どうしようもないので往復券を払い戻す
- ロビーに居るとこれから乗る人たちが視界に入ってうんざりするので外に出る
- 淡々と陸路を走って帰るか、一泊して翌日帰るかの二択だが、一泊して嬉しいことが何もないので帰ることにする
- ついさっき激走した一般道をダラダラ走って有料道路に乗る
- 無駄に有料道路代を払ったと思うと腹立たしいが、怒ってもいいことは無いので諦める
- 嬉野PAで小休止し伊勢うどんを食う
- 西名阪が渋滞気味のため、ちょっとだけ走って亀山PAで再度小休止
- 様子を見ながら再出走。渋滞を淡々と乗り切り、伊勢湾岸道の刈谷PAまで走る
- 東名から新東名に入り、浜松SAで給油
- 夜の新東名は実につまらなくて眠くなるので、音楽を流しつつ歌いながら比較的低速度で走る(ゆっくり走らないと聞こえない)
- 中井PAまでノンストップで走り、コンビニでカップラーメンを買い食いする。この時点で既に日付が変わっていた
- 普段なら秦野中井で降りて海沿いを走るところだが、あまり走る意欲がないのでそのまま横浜町田まで東名を走る(実は厚木以東は走ったことがなかった)
- 第三京浜から横浜横須賀道路に入り、逗子ICで降りて帰宅。時計はもう2時になろうとしていた
- ちなみに翌日は普通に仕事
2日間の走行距離:1459km