車検に出してから10日ほど経った。どうせ部品が無いとか、直せないとか、金がかかるとか、何か言ってくるに違いないと思っていたのに、意外なことに何も言ってこない。
普通の車だったら、何も無いことは良い知らせかもしれない。しかし相手がJR130では、そんなことは到底想像できない。仕方が無いのでこちらから連絡してみようと思っていたところに電話がかかってきた。
さて何が直せないのか、と思いつつ話を聞いてみると、何ともう仕上がってしまったらしい。そんなことは想定していなかったので、少々面食らってしまった。
早速、土曜日の朝っぱらに取りに行った。
こういうところがやっぱりトラック屋さんといった感じ。とりあえず普通に動くようにしてくれて、且つ色々と細かいところが補修されていた。
走ることに必要なことをきちんと直してくれるあたりが好感が持てるところ。昔は矢部自動車でも結構強引に直してくれたのに、今はなんでああなんだろう。
諸経費とかは既に払ってあるので、それ以外の部品代や工賃約七萬圓を支払って、久しぶりに堂々と路上を走った。せっかくブレーキパッドを変えたのにローターはほっぽらかしにしたせいで、ジャダーは相変わらず酷い。しかし、遮熱板を溶接したおかげで異音は減り、それだけでもかなり快適になった。
何より、普通に走れることが何とも嬉しい。車検を通ることが嬉しいことだなんて、普通の車に乗っている人には全然判らない感覚なんだろうなあ。