鉄製ルーフラック装着

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とはいっても勿論ピアッツァではなく自家用車エクストレイルの話(15万km超、しかし全く不具合なし)。

連休中に家族でキャンプも含めた二泊三日の遠出をすることになり、一泊キャンプでも荷室がギリギリなため、色々思案した結果としてルーフラックを買うことにした。常時必要でもないし、スーパーの地下駐車場に入れなくなるのも嫌なのでルーフボックスはボツ(そもそも高いし)。括り付けるだけの防水ケースみたいなやつも信頼性がなさすぎるし、カッコ悪いのでボツ。少々消去法気味にルーフラックということになった。

INNOのラック(安物)を買おうとしたところ、100cmサイズが欠品のようでどこも納期未定。仕方ないので上級グレードを買おうとしたところ「なんか荷物が落ちそう」という素朴なツッコミが入り、ラックといってもカゴっぽいものを選ぶことになった。

思案した結果、米国CURT製品を注文したのだが、程なくして「在庫なかったのでゴメン、キャンセルさせて」的なメールが。どこの業者も在庫は無いようで、即納は無理なようだ。仕方ないのでYAKIMA製にしようかと思ったが、こちらも納期数週間というものばかり。

ここで俄然脚光を浴びるのが、Amazonではほとんどレビューがない幾つかの製品。見た目的には特に変なところは無いが安い。しかしレビューは無い。出品者を見てみると「ツールズアイランド」という沖縄の会社のようだ。会社名で検索すると、自社サイトや楽天サイトもあった。楽天には少しだけレビューがあり、アメリカン品質ではあるものの利用には問題なさそうだ。

やたらと長い前置きとなったが、このような経緯によりこの製品を購入した。

チマチマ貯めた楽天ポイントを使って約12,000円。CURT製品の半額ではないか。アルミの軽いものもあったが、一度載せたら外すものでもないので半額近い鉄製で十分だ。錆の心配も多少はあるが、沖縄の会社なんだから問題ないだろう(無理矢理な前向き感)。

木曜日深夜(実質金曜日)に注文し、沖縄から発送だから数日かかるだろう、と高をくくっていたら土曜日に届いた。何というスピード感。せっかく届いたので装着する。

デカい箱を開けると、半分になったカゴ(これを繋ぐ)と、部品数点が入っている。説明書はない。「部品の大小を見比べたり、ネジ穴を場所を見れば大凡想像つくだろう」と言わんばかりのテキトーさが実にアメリカンだ(先日コストコで買った米国製Rain Xのボディカバーはやたらと親切だったのだが…)。まあ、実際想像つくのだから別に困ることはないのだが。

デカいので多少疲れたが、ネジ穴が合わないとか、歪んでいるとかいうこともなく、無事に2つのカゴを結合できた。パイプを結合する際に、ナット代わりにネジ穴が開けられているパイプを入れるのだが、それが奥に行かないようにスポンジが入っているあたりは気が利いている。雨水が浸透したら出てこないんじゃないかという不安もあるが、コレがあるおかげで奥に行かないと思うことにしておく。

組み上げたカゴをバーに載せて、あとは結合金具で止めるだけなのだが、カゴに圧入するっぽいプラ部品が微妙に大きく、ちょっと力を入れたぐらいでは全然圧入されてくれない。プラハンで叩いても駄目(ガタガタしているので力がかかりにくい)。

仕方ないので、鉄ヤスリで突起部を少し削ってなんとか圧入した。右側は削ったが、反対側は面倒になったのでプラ部品をカゴにあてがってバーに叩きつけてみたら、何回かやったところで圧入できた。外すことも無いだろうからこれで良しとしておく。

あとは別の金具を被せて、ネジで留めるだけだ。金具の弾性を利用している関係で、ネジがいつまでも回るのでほどほどのところでやめる。それ自体がスプリングワッシャーみたいなものなので、そうそう緩むことは無いと思われる。

「モノが落ちそう」という理由で選択した割には、結果的にクルマに似合っているような気がする。

少しだけ走ってみたが、特に違和感はなかった。実際に出かけるときは、K1100RSのロングツーリングで使っていたコールマンの巨大防水バッグと、RVBOXを載せる予定。