4回連続のユーザー車検(1回目 / 2回目 / 3回目)のため、平塚の湘南陸運局へ。
2年に1回しかやらないとはいえ、4回目ともなるとさすがにある程度は慣れている。幾つかの地雷ポイントを踏まなければそれほどひどい目には合わないことはわかっている…のだが、今回は予備車検屋の事務のネエチャンが妙にぶっきらぼうなお方で、想定外のところで朝からモヤモヤしてしまった。
各種手続きに関してはさすがにもう問題はない。以前忘れてひどい目にあった(家に取りに帰る羽目になった)納税証明はきちんと持参している。そして検査へ。以前はしゃがれ声のオッサンを筆頭に比較的強面の男性検査官が多かったのだが、今回は物腰の柔らかいオバちゃんであった。
回数を重ねるたびに素人お断り感が無くなり一般人フレンドリーになっている気がするが、残念ながらその手の古い気質は予備車検屋のネエチャンに受け継がれてしまったようだ。まあ車検業界なんてそんなものといえばそれまでの話ではある。
検査は問題なく終了。その後、いつもどおりの手順を経て車検証とステッカーの交付を受ける。前回からの走行距離はたった3,000km。回を重ねるたびに減っている。今年は比較的乗っている気がするのだが、それでもこの程度か。
せっかく「それなりのエンジン音を響かせても誰も文句を言わなそうな場所」に来ているので、スロットルの同調を取る。振動も増えたし、アイドリング時のガチャガチャ音(クラッチを握るとなくなる)も復活したし、そろそろやらなければならない。ちなみに前回やったのは7年前、約55,000kmだった。
わざわざ持参した貧乏人御用達の単体バキュームメーター&金魚飼育ポンプ用継手から成る同調セットを取り出し、他人の目は気にせず回転数を上げて同調を取る。ノロノロやっているとエンジンが高熱になり酷い目に遭うので、別の意味でさっさと終える必要がある。
作業と片付けを終えて周りを見渡すと、車検場全体が昼休みになっていた。作業前の時点で、エンジンの回転数を上げまくっているのは自分ぐらいだったが、今度は本当に静かだ。今やハイブリッド車や電気自動車の割合も増えているので、車検場==エンジン音で五月蝿いというイメージも過去のものなのかもしれない。
休日出勤の振休で会社を休んでいるため、午後は丸々自由時間だ。せっかく平日に平塚に来ているので、週末は混んでいて寄る気にならない「八雲」で醤油ラーメンを食う。さすが人気店だけあって美味い。量や値段も妥当だ。
そのまま南下してR134に入り、自宅方面とは逆の西方に向かう。同調を取ったエンジンは実に快調で気分が良い。未だ工事が終わらない西湘バイパス、箱根新道を通って箱根峠に向かう。ある程度まで登ると急激に気温が下がる。頂上の温度計によれば気温は16度。Tシャツとメッシュジャケットではさすがに寒い。十国峠から伊豆スカイラインに入り、適当に写真を撮ったりしながら平日故に誰も居ないワインディングを快走する。
亀石峠のパーキングに入ったところでパラパラと雨が来た。一応カッパは持ってきているが、濡れて気分が良いはずがないのでさっさと帰ることにする。亀石峠を宇佐美方面に下り、そのままR135を北上する。休日は観光道路、平日は生活道路なので、いつ来ても流れがあまり良くないのは仕方がない。徐々に飽きてきたので、気分転換も兼ねて多賀のマックスバリュに寄り、富士宮やきそばの麺だけ買う。
その後もひたすら北上する。網代あたりからさらに交通量が増え、流れが一層悪くなる。熱海を超えると多少交通量が減るが、ただ淡々と走るだけなので眠くなる。左手の握力と眠気が限界に近くなったところで西湘バイパスに入る。平塚まで戻ったところで湘南の試合時のフードパークでお馴染みの鳥仲商店に寄って唐揚げを買う。
暗くなるまで少し時間があったので茅ヶ崎でcafe doorに立ち寄る。葉山移住以降、ソロで来るのは実は初めてなのかもしれない。他愛のない話(それが良い)をして、晩飯準備のために18時過ぎに家に向かう。台風のせいで小坪トンネルが使えない影響か、R134も材木座からひたすら混んでいたが仕方ない。
晩飯は勿論富士宮やきそばと唐揚げだ。もう左手は使い物にならないので、Vespa LX125でモヤシと豚の細切れを買いに出かけた。オートマって素晴らしい。