iPhone6S購入からもうすぐ4年。色々とおかしな挙動が出てきたこと、老眼が進む一方で画面が見づらい等、買い替えに相応しい条件が整っていた。
そのため、機器的には少々ハズレ感が漂うものの、iPhone11に買い換えることはほぼ決めていた。
とはいえ10万オーバーの買い物だ。予約開始となり、Apple Storeのサイトでカートに入れたり出したりを繰り返していたものの踏ん切りがつかずにいたある日、湘南がどうしようもない試合をしてしまった。クソ試合を忘れるべく安バーボンを飲みながらネットを漂っているうちに、酒の勢いで思わず注文ボタンを押してしまった。
どうせ暫く来ないだろうと高をくくっていたところ、名古屋出張中に突然「明日到着するぞ覚悟しろ」というSMSが届いた。何ということだ、何も準備していないではないか。慌てて名古屋駅前のセリアに行ったが、iPhone XS Max用(11 Pro Max用など置いていないことは判りきっている)の液晶保護フィルムは置いていなかった。仕方なくAmazonで注文した。
そして翌日。元々在宅勤務予定だったので家で仕事をしていたところ「さっさとヤマトの営業所に取りに行きやがれこの野郎」というSMSが届いた。昼休みに原チャリで3分の営業所に取りに行き、帰宅して早速開梱である。
覚悟していたことではあるが、デカくて重い。過去のものと比べるとデカさが際立つ。
しかし、Maxではない単なるProは、この眼力では使いこなせないことは判っているので、覚悟を決めてこの個体をアクティベーションする…前に、iPhone6Sのバックアップを取る。バックアップ先はNASにしており、これまでは少々遅いものの我慢できる範囲で取れていたのだが、今回はいつまで経っても終わらない。「残り1分」のまま30分経ったところで見切りをつけ、バックアップ先を外付けHDDに切り替えて再度バックアップを取り直す。これだけで結局4時間を要した。
バックアップが終わったところで、いよいよ新型の起動だ。画面の指示に従いアクティベーションし、バックアップから復元すべくMacに接続したが、iTunesのバージョンが古かったようで断られる。指示に沿ってiTunesをアップデートして再挑戦する。復元が始まったので、そのまま放置する…のだが、どういうわけか復元中にエラーになってしまった。iPhone 11 Pro Max(長えよ)はどうなってしまったかというと、何とも中途半端に復元されている状態になっていた。開梱してから既に6時間も経っており、少々情緒不安定になってきた。これでは使い物にならないので工場初期化状態にリセットして、再度復元をやり直す。今度は成功。一体何だったんだ。
物理的に問題ないことが判ったので、早くもAmazonから届いた保護フィルム、ではなく保護ガラスを貼り、先に買っておいたSPIGENのケースに入れて使用開始した。
デカ重はそれほど苦にならず、すぐに慣れた。7インチのAndroidタブレットもちょくちょく使っていたからだろうか。そして一番の売りであるカメラは、広角や望遠、ポートレートモード、ナイトモード等、色々と進化を感じさせてくれる。4年違うと進化度が大きい。しかし、違いを感じるのはそこまでで、あとはあまり代わり映えしない。iPhoneの買い替えって、いつもこんなもんだよね…