Return to the road

車検に出してから2週間、やっとJR130が戻ってきた。
ニッパにしては長かった!

seat1 seat2 シート
sabi1 sabi2 錆取り

時間がかかった原因はこんな感じ。

  • ステアリングがダメダメで、部品取り車のものとニコイチして直した(新品は当然として、リビルド品も無かった)
  • 本革シート修理業者探しに時間がかかった(あちこちあたって、1件だけやってくれるところがあった。古いので、修理してもすぐに切れる可能性があったりするのでいやがるらしい)
  • ブレーキは、パッドが無くなってローターを削ってしまっていた。このローターは、もはや研磨の限界(パッド交換後たったの5,000kmしか走っていなかったのだが・・・おそらくキャリパーの戻りが悪くなって引きずっていたのではとのこと)

以下詳細。

■整備代
車検基本料金 23,000円
運転席脱着・分解・組立・修理一式 18,000円
各部腐食修正・ペイント 50,000円
エンジンオイル&エレメント デフオイル交換 3,500円
各ベルト、スモール電球左右交換 2,500円
ステアリングギヤボックス修理 30,000円
前ブレーキO/H、ハブ脱着、ディスクロータ脱着、キャリパキット交換、ホース交換、パッド交換、ブレーキフルード交換 28,000円
小計 155,000円+消費税7,750円
■部品代
エンジンオイル 4L 4,000円
ブレーキ液 1L 1,400円
デフオイル 1.5L 1,800円
LLC 2L 1,600円
オイルフィルタ 1,530円
キャリパシールキット 5,140円
ディスク・パッド 8,240円
オルタネータベルト 1,160円
エアコンベルト 1,050円
パワステベルト 1,050円
ショートパーツ 1,000円
ディスクロータ研磨x2 6,400円
中古部品 15,000円
ブレーキホースx2 11,260円
ブレーキホースワッシャx4 560円
スモール用ダブル球x2 500円
小計 61,690円+消費税3,085円
■諸費用
重量税印紙代 37,800円
検査登録印紙代 1,700円
ガソリン 756円(車検場に行く途中でガス欠)
テスター代 2,000円
検査代行手数料 10,000円
小計 52,256円
合計 279,781円(+自賠責保険)
車検取得時の走行距離:126,500km

うわー高い。

とはいえ、ステアリング関係をニコイチして工賃30,000円、シート修理18,000円、4カ所錆取り&塗装で50,000円は、どれも安いと思う。単に色々やっただけなので、しゃあない。

こうして約8ヶ月ぶりの路上復帰を果たしたJR130の初出走は、いきなり豪雨の中になってしまった。曇ったガラスを内側から拭きながら、油膜の向こう側を覗き込むように走る不思議な感覚を、復活早々否応なく思い出させられてしまった。

Irmscherより全然調子が良いのに、こっちに乗るときの方がなぜか身体が緊張してしまうのは相変わらずだ。多分この緊張感はずっと抜けない気がする。

「Return to the road」への9件のフィードバック

  1. ブレーキのオーバーホールや、ハブベアリング交換などを考えていたので(考えていただけ笑)、とても参考になりました。
    キャリパシールキット 5,140円か〜なるほど。
    ウチの2号車は、ミッションマウントの部品待ち状態です。
    来週中に入りそうだとの事です。
    エンジン〜ミッション振動が緩和されるか楽しみです。

  2. どうも。
    ブレーキ周りはまだ部品が出るっぽいですね。
    とはいえJR130と120が共通なのかどうかは把握してませんが。
    うちのJR130は、前回の復活直後に箱根でブレーキが壊れて、そのまま沼津のいすゞに持ち込んでブレーキ周りをOHしたことがあり、なんでまた壊れるんだ、と一瞬思いましたが、よくよく考えてみたらあれはもう10年近く前の話なのでありました。
    あと、Irmscherは以前ミッションマウントを替えたことがありますが、エンジンマウントといっぺんに替えてしまったのでどれほどの効果があったのか定かではありません。ちなみに両方替えたらさすがに効果は体感できました。

  3. こんばんは^^
    今回は思わずおかえりなさい^^の時間を要する整備でしたね。
    シートの分解といい、各作業は相当な工数でローコスト@ココまでやってくれる職人さんはホントありがたいですね。

  4. どうも。
    色々手を尽くしてくれるので助かりますが、最近ことあるごとに「そろそろ部品が・・・」なんて話になってしまいます。値段の上がり方も凄いそうですが、そもそも出ないのが多いので、おおかた部品を取ってしまった部品取り車も捨てるに捨てられなくなってしまったそうです。困ったもんですねえ・・・

  5. >エンジンマウント
    JRのって「液体封入式」ですよね?
    コレ、現役バリバリ時代のディーラーでは「2車検時ごと交換」を推奨していたという曰く付きの品。(汗)
    交換の目安を探る方法は、
    1,JR130とPA96を各一台用意して並べ、いずれもボンネットを開けてエンジンを始動する。
    2,始動時のエンジンの ブルッ て言う様子を観察する。
    3,117方面から言わせれば遙かに最近のただの中古車(117は大古車ね♪)であるはずのピアのエンジンがその父ちゃん(117)以上の激しい振れ方してるようではまずアウトです。
    (状態のよいエンジンマウントでは、逆に惚れ惚れするぐらいの違いがありますから)
    まー、
    今となってはどっちもどっちなんだけどね。(笑)

  6. > JRのって「液体封入式」ですよね?
    そうです。NOK社から技術導入したもので、実用化したのは国産初です。
    > コレ、現役バリバリ時代のディーラーでは「2車検時ごと交換」を推奨していたという曰く付きの品。(汗)
    そら最初の頃の奴でしょう。
    JR130用ハイドロエラスティックマウントは、右が3種類,左が2種類あります。
    中期型以降のは、載っているのが"振動のやたら大きなエンジン"でなければ、耐久性自体は全然問題ありません。
    うちの130は新車購入以来一度も交換していませんが、へたってないです。
    また、JR120用のハイドロエラスティックマウントは’JR130用とは別部品で、88型から大型化されており、性能/耐久性共に向上していて、20万km以上走行したうちの車のエンジンマウントはエンジンO/Hの際にチューニングショップが確認しましたが、交換する必要がありませんでした。

  7. > ウチの2号車は、ミッションマウントの部品待ち状態です。
    > 来週中に入りそうだとの事です。
    > エンジン〜ミッション振動が緩和されるか楽しみです。
    ミッションマウントの効果は大きいです。
    むしろエンジンマウントを交換する事より効果が実感出来ます。
    ミッションマウントの効果は制震よりむしろミッション自体のばたつきを押さえる事で、発進時や加速時にもろに実感します。
    ミッションマウントがへたっていると、発進時に車体下部から、前後にカクッとなる様な振動があります。エクステンションマウンティングラバーがへたっているのと錯覚する位振動が伝わってきますが、これは3リンク車の話で、5リンク車ではミッションマウントを交換してもあまり実感はありません。
    せんた

  8. >そら最初の頃の奴でしょう。
    確かに。(汗)
    私が短期間所持したのは「JR130"XE-S"」でしたから。
    でもね、そいつの時代に関しては、少なくとも埼群いすゞではそう言う交換方法を推奨していた事は事実です。

  9. > 「JR130"XE-S"」
    正しくはXESです。
    なおJT PIAZZAの時はXE/Sです。
    グレード名は2文字の組み合わせは各社が殆ど商標登録してしまっている為、2文字のグレード名を新規に作るのは殆ど不可能になっており、その為3文字化したり"/"や"-"を加えています。
    > でもね、そいつの時代に関しては、少なくとも埼群いすゞではそう言う交換方法を推奨していた事は事実です。
    ええ、その事については事実だと思いますし、元より何も疑っておりません。

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