見てはいけないバイクに跨ってしまった

ビューエル サイクロンM2の外観に勝手に興奮してしまって、ろくに触ることなく梅田モータースを去ってしまった。そのことに暫く気付かず、車を運転している間にやっと気付いたこともまた情けない。
とりあえず、触って、握って、跨がねばなるまい。(これだけ読むと、どこか卑猥だ)
またしても梅田モータースに行ってしまった。2日続けてバイク屋に行くなんて初めてのことだ。車から降りて、ハーレー館に直行。黄色いサイクロンM2は昨日と同じ場所にあった。
ハンドルを持って、クラッチを握る。Webで見つけた情報の通り、重い。でも、K100RSも重かったので、とんでもなく重い、とまでは思わない。
跨いでみる。足つきは、あまり良くない。でも、平均身長以下な俺にとって、それはどのバイクでも常にやってくる宿命である。
ここで肝心なのは、跨いでみて高揚感があるかどうかだ。ここで欲しいと思わなければ、大抵の場合はダメだ。逆に、すぐにエンジンをかけてみたくなるようなバイクだったら、かなり欲しくなっている証拠だ。
今回は、エンジンをかけてみたくなった。ヤバい。
しかし、俺はこのバイクがサイクロンM2っていう名前だってことさえ昨日知ったばっかりなのだ。ここでエンジンをかけるのはいささか気が早すぎる。
バイクを降りて、値札を見てみた。59.8万円。Webの情報よりは10万円安い。でも、高いことには変わりはない。
隣にあるサンダーボルトS3は、69.8万円であった。こちらの方がカウルが大きく、パニアケースもついていて、完全にツーリング仕様である。しかし、K100RSと同じ系統なので、なんとなく面白くない。こちらにも跨がってみた。悪くはないが、すごく良くもない。
もう一度、サイクロンM2を見てみる。各パーツの仕上げは、繊細さのかけらもなく、1つ1つがゴツくて、いかにもアメ車らしい。塗装はやけにきれいだ。タンデムシートはそれなりの大きさだが、荷物を掛けるフックが見当たらない。実は隠れているのかもしれないが、やっぱりテントを載せて走るのは似合いそうにない。でも、このバイクには、そんなことがどうでもよく思える何かがある、ような気がする。
約10分ほどウロウロした後に建物を出た。昨日とは違った意味で、興奮しているような気がした。

「見てはいけないバイクに跨ってしまった」への2件のフィードバック

  1. sotaさんあけおめでーす。本日大阪より(嫁はんの実家)帰還しました。
    ビューエル・・・
    http://www.godspeed.co.jp/yomimono/yomimono.html
    にX1ライトニングの記事があります。
    おもしろいのは限りないようです。
    おまちしてますぜ!(無責任)(爆)

  2. なんか面白いらしいですねー。インプレは色々発見しましたが、どれもこれも「面白い」「楽しい」ばっかりなのが笑えます。
    しかし、佐藤信哉が「暴れる」って言うぐらいなんだから、よっぽど不安定なんでしょうねえ。

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