一旦は「もう面倒だしこれでいいや」と思いこむことにして、真夏は熱くて乗らなかったこともあって放置していたのだが、PIAZZA Meetingからの帰り道、自宅(丘の上)に登る坂道での鼓動感が我慢ならないほど酷かったので、あらためて素人ができることをやるだけやってみることにした。
デスビキャップ交換(中古品)
新品はもう出ない(っぽい)ので、手持ちの幾つかの部品の中から一番まともそうなものに交換した。
ローターはとりあえず磨いてみた。
結果は、特に変わらず。
エアフロセンサー交換(中古品)
手持ちの幾つかの部品をとっかえひっかえ付けてみたが、結果は特に変わらず。
そのため、元のものに戻した。
O2センサーのコネクタを外してみる
「もしO2センサーに異常があるなら、外してみても同じ挙動になる。異常がないなら、外してみると挙動が変わる」という説に従い、O2センサーのコネクタを外して走ってみた。ちょっと走っただけでエンジンがギクシャクし、エンジンチェックランプが点灯した。少なくともO2センサーとECUは死んではいないと考えられるため、元に戻した。
点火時期調整
在宅勤務終了後、VT特急便でタイミングライトが届けられた。
届けられたタイミングライトを使って点火時期を見てみると(非常に見づらかったが)若干進角しており、デスビをチマチマ動かして適正値の14度に修正した(画像内の赤線は変更前の位置)。結果は、なんとなくレスポンスが良くなった気はするが、鼓動感は特に変わらず。
プーリーの切り欠きが見づらかったので白く塗って再確認したが、結果的には最初の調整で正解だった。
エンジンオイル、フィルター交換
プーリーの切り欠きがわかりにくいのでタッチペンで白く塗ろうとしたところ、上からだとなかなか手が届かず、結果的に面相筆を落っことしてしまった。アンダーカバーのところに居座ったままであることは気分が悪いので、アンダーカバーを外すついでにエンジンオイルフィルターとエンジンオイルを交換した。オイルは安物鉱物油、フィルターはモノタロウである。
ドレーンボルトが妙に固くて、変なところで苦労した。スピナーハンドルとフロアジャッキ用の棒を使ってなんとか外した。そして、買ってあったはずのドレーンパッキン(Oリング)が見つからず、注文して待つ時間がうざったいので再利用した。ゴムは一応まだ弾力があったので問題なかろう(前回の作業実施者もそうして再利用した上でかなり強く締めたのではなかろうか)。
まあ普通にエンジン自体はスムースに回り、エンジン音も静かになったが、それはエンジンオイルを替えれば当たり前の話で、これまた当然のように鼓動感改善には全く寄与しなかった。
なお、アンダーカバーを外したついでに、下からプーリーの切り欠き部を白く塗った。最初からこうすればよかった。
スロットルバルブ掃除
ふと外を見たらピアッツァのルームランプがついていた。乗車後、半ドアにしていたようだ。バッテリーを充電すべくボンネットを開けると、急に思い立ってスロットルの掃除を始めてしまった。どうせやるならオイル交換前にやればよかった。
特にアイドリングのバイパス部等はかなり汚く、掃除の効果はあったと思われる。アイドリング回転数が変わったので調整し、ECUもリセットした。結果的にレスポンスや吹け上がりは良くなったが、鼓動感は改善しなかった。
ECU交換(中古品)
何故か持っていた同一部品番号の中古品に交換した(一応、事前に目視で半田割れがないことを確認)。変な体勢での作業が面倒だったので、あらかじめ運転席シートを外して作業した。結果的には何も変わらなかった。予備品が正常であることを確認したに過ぎなかったが、それはそれで重要なことだ。元のものに戻すのが面倒なのでそのままになっている。
燃料フィルター交換
随分前からやろうと思っていた燃料フィルター交換をようやく実施した。ステーが錆びてボロボロであること、ホースが固着していて外れにくいことが懸念事項だったが、いずれもなんとかクリアした(錆びたステーは錆びたまま再利用、固着したホースはグリグリやって外して汎用のφ7.5mmの新品に交換)。使った燃料フィルターはモノタロウ。
それなりに面倒な作業だったが、結果は特に変わらず。
作業中に、燃料フィルターの裏側のホースが裂けているのを見つけてしまった。錆びたステーに無理矢理フィルターを固定しているステンレスバンドが干渉していたと思われる。あまり自信はないがおそらくこれは燃料タンクとチャコールキャニスターを繋いでいるもので、そんなにシビアではないと思われることと、そもそもφ6mmのホースが手元に無いので、ダクトテープで適当に塞いでそのままになっている。
バキュームホース交換
チャコールキャニスター、燃圧レギュレータ、EGRソレノイド等のφ4mmのホースを汎用シリコンホースに交換した。
端部が割れていたチャコールキャニスターはともかく、それ以外は目視では割れ等は無かったので、どちらかというと気分的なもの。というわけで、結果は特に変わらず。
結果
こうして色々やるだけやってみた結果として、エンジンの調子(吹け上がりだとかレスポンスだとか)自体は若干良くなったものの、鼓動感という観点ではやっぱり改善できなかった。
素人ができることが徐々に少なくなってきた。