TDM850 リヤブレーキパッド交換

タイヤ交換の時に、リヤのブレーキパッドが全然無いぞ、と怒られてしまったので、仕方なく交換することにした。メンドクサイけど、最近の若いヤツはどうのこうのとケチを付けてしまった以上、自分でやらざるを得ない。トホホ。
ブレーキパッドは、普通に用品店で買うと高いので、オークションで落札。送料込みで1240円也。それと、念のためブレーキオイルと、ブレーキオイル交換時に使うゴムチューブを用意して、さあ作業開始。サービスマニュアルなんか持ってないけど、ブレーキパッド交換なんて車種が違っても似たようなもんだろうから、まあ何とかなるでしょう。
長期在庫だったっぽいけど、まあいいか。
まずは古いパッドを外す。キャリパー固定ボルトを外して、前の方のボルトは緩めて、あとはカバーを外して、ピンを抜くだけ。
簡単簡単
外してみたパッドは、確かに減りまくりだった。
うぉー厚さが全然違うぞ。
さて、問題はこれから。
これだけ厚さが違うパッドを入れるということは、それだけキャリパーピストンを奥に押しやらないといけないっていうことなんだが、それが問題。油圧で動いているキャリパーピストンが、手でちょっと押したくらいじゃ押し込めるわけがない。
仕方ないので、古いパッドを間にかまして、ドライバーだとかスパナだとかを使って「テコの原理」で押し込もうとするも、あえなく玉砕。キャリパーピストンはこれっぽっちも動かない。
仕方が無いので、一旦ブレーキオイルを抜くことにして、安売りショップで買ってきた金魚のポンプ用のゴムチューブをドレーンに繋ごうとすると・・・
サイズが全然違うじゃないか!
金魚用で誤魔化そうとした俺が馬鹿だった。それでも無理矢理押し込んで何とかチューブを固定して、反対側はペットボトルに差し込んで、オイル抜きの準備は完了。この状況でオイルを抜いて、再度キャリパーピストン押し込みに挑戦するも、やっぱりダメ。
結局アタマにきて外してしまった
この状態で再度テコの原理攻撃をかますと、片方は何とか動いたけど、もう片方がどうしても動かない。
キャリパーごと外しても、やっぱりダメ。
ハンドパワーも、テコの原理もかなわないとすると、あとは先人の知恵に頼るしかない。そこでネットを検索してみると、C型クランプを使う方法を見つけた。確かにこれはいけるかもしれない。早速Lead90に乗ってホームセンターに向かい、クランプを買ってきた。ピンキリで色々あったけど、なるべく細身のもので、且つ力が入るようにスパナをかませるやつを買ってきた。
早速キャリパーにクランプをかまして、ハンドルを手で回しても、やっぱりピストンは動かない。スパナをかましてかなりの力をかけて回すと、ようやく少しずつピストンが動き出した。これだけのために2時間以上使ってしまった。
力技
あとは付けるだけ。
 これも楽勝
ブレーキオイルを入れて、エア抜きして、ちょっとそこらを試運転。あんまり効かないけど、パッドが馴染むまではこんなもんでしょう。
やっぱりこんな作業大したこと無いじゃないか。自分でやれ、自分で。