シリコングリスによって、一応オイル漏れが小康状態になっているK1100RS。やっとインパクトドライバーを使えるようになったので、作業再開であります。
このインパクト、本体は知人からの貰い物だけど、電池の充電器が無くて全然使えなかった。充電器だけオークションで落札しようと思ったら、たまたま新品電池付きの一式が出ていて、その方が安かったので落札してしまった(3200円)。こうして、意味もなくインパクトドライバーの本体が2つになってしまった。
これだけではダメで、8mm六角レンチ用のアタッチメントを買ってきた。ストレートだとかアストロプロダクツだのを回っても見つからず、こりゃ通販かと思ったら平塚のユニディにあった。ちなみに360円。
というわけで、準備も整ったところで作業開始。
試しに普通の六角レンチでやってみたら、毎度おなじみの空転状態。まあこれは予想通り。
そこで遂にインパクト登場。レンチの長さが充分かどうかが若干不安だったが、特に問題なし。回転方向が”R”になっていることを確認して、レンチをあてがい、スイッチオン。
ガガッ、ガガッ、という単発的な回転を数回繰り返すと、ボルトが下に降りてきた。遂に緩んだようだ。古いとはいえ、さすがはインパクトの底力、ハンドパワーとは桁違いである。
そして、遂にボルトが外れた。
そして当然のようにフロントフォークのアウターも外れた。
さて、ここまでくれば、あとは古いシールを外して、新しいのをつけるだけ・・・なのだが、そんなに簡単ではない。古いオイルシールを外すのに一苦労。それにしたって、ボルトを外すことに比べたら大したことではない。ワッシャーなんかの金属部品は、別に替えなくても良さそうな感じだったけど、折角買ったので替えてしまった。
あとは、オイルシールを無理矢理打ち込んでおしまい。専用工具なんか当然無いので、外した部品を無理矢理広げて対応。
その後、ダストブーツ、アウターチューブの順に装着し、外した部品を組み付けて、最後にオイルを入れて、作業終了。
全体的に、作業自体はそんなに凄い作業じゃなかったものの、単純に付けたり外したりする部品数が多くて時間がかかり、終わったら案の定真っ暗。
その後、江ノ島まで試走。
当然ながら、オイル漏れは全くなし。いやーやっと終わりました。1本のボルトのせいで、1ヶ月もかかってしまいました。
(作業時の走行距離:22,792km)