黒いものを黒くする

随分前にエアフロセンサー予備品目当てで落札したエアクリーナーボックスが、行き場がないためK1100RSの周辺に転がっていたのだが、ドア購入→倉庫内保管に伴い非常に邪魔くさくなった。

このエアクリーナーボックスは、いまJR130についているものよりは若干程度が良い気がしていたので、これに交換することにした…のだが、あらためて現物を見てみると、記憶に反してさほど程度がよくない。そのまま入れ替えても無駄な気がする。

そのため、元々黒だったものをきちんとした黒にすべく、つや消し黒で塗ってしまうことにした。

KUREのラストリムーバーで錆を落とし、真鍮ワイヤーブラシで擦った上で、貼ってある注意書きステッカーやらゴム部分やらをマスキングし、つや消し黒のスプレーで塗る。それだけである。本気でやるならペーパーでガリガリに擦って下地仕上げするのだろうが、錆色が真っ黒になるだけでだいぶ雰囲気は変わるだろうと信じて、そこまではしない。

エアクリーナーボックスを外すついでに、インテークパイプも外したので、これを固定するステーも黒く塗ることにした。

真っ黒になったエアクリーナーボックスとパイプを装着する。

黒であるべきところが黒くなったこと自体は気分が良いのだが、エアフロから出ているパイプを固定しているバンドの錆が非常に目立ってしまい、それが気になってしまった。

これも一旦外してラストリムーバー漬けにする。

ついでなので、簡単に外せるバッテリー固定ネジ等も漬けてしまう。

うん、いい感じだ。

さらにはナンバープレートの固定ボルトも浸ける。他にも、ブレーキマスターのステーだとか、各種のステーやバンドを漬けたり磨いたりしたくなるが、きりがないので一旦やめる。

あと、つや消し黒と言えば、20年ぐらい前に一度塗ったものの、その後じわじわと剥げてしまったリヤワイパーアームがある。これも本来は剥離剤で全部剥がしてから塗るのが正しいのだろうが、面倒なのでそんなことはせずそのまま上塗りする。案の定よく見ると段差があるが、まあ遠くから見る限りはわからないので良しとする。

黒くしたい勢いは止まらず、タイヤやサイドシルのロッカーカバーにノータッチ系のスプレーを吹いたり、フロントグリルもわざわざ外して掃除したりする。ロッカーカバーは思惑通りだったが、グリルはそもそも材質が白っちゃけていてやるだけ無駄だった。これを黒くしたかったら、削って下地を出すか、塗ってしまうか、どちらかしかないだろう。

やろうと思えばいくらでもやれることはあるので一旦ここでおしまい。きりがないな、これは。