晴れた夕刻に時間が空いていたので、GRIIIとiPhone 13 Pro Maxを手にピアッツァで外出した。
よく撮影するポイントで撮り比べ的なものをしてみたのだが、夕刻というのはiPhoneのHDRが活きやすい場面で、こちらのほうが実際の印象に近い絵になることが多い。
同じような写真をGRIIIで撮るとこんなことになる。露出を何処に寄せるか次第ではあるが、どうしても空が過剰に明るくなる。HDRに頼らない一般的なカメラ的にはこれが普通ではある。
どちらが良いかは個人の趣味の話になるが、一般的にはiPhoneの方が記憶に近いものになる気はする。
少し下った別の場所。iPhoneの写真のわざとらしさったらない。これはもはや絵だ。
GRIIIだとこうなってしまう。まあ普通にカメラ任せで撮るとこうなるのが当たり前で、記憶にある光景とはちょっと違う空の色、車の色になってしまう。
更に下って海沿いへ。iPhoneの方が夕陽の色が記憶色に近くなり、且つ目の前にあるクルマもそれなりの明るさで撮れる。ただ、なんとなくピアッツァが太って見えるのは何故だろうか。
GRIIIだとこうなってしまう。空の色を適正にしようとすると車が真っ暗になるし、逆もまた然り。
特にiPhone 13だからすごいとは感じなかった(以前からこんな感じなので)が、夕方や早朝の場合はiPhoneの方が総じて記憶に近い絵にはなる。写真ではなく絵だ。前からわかっていたことを再確認したに過ぎなかった。
ちなみに、夕刻ではなく曇った昼間に比べると、個人的にはGRIIIの圧勝。
iPhoneの写真は曇り空が強調されるだけではなく、葉っぱの色が昔のデジカメみたいな暗い色でガッカリする。
それに比べてGRIIIの画像は(カメラ内RAW現像で若干加工したとは言え)クリア感が高く色も好みだ。雲がほとんど映らず過剰に明るい空になるが、雲を写したいわけじゃないのでそこはどうでもよい。
というわけで、適材適所で使い分けましょうという当たり前の結論になった。今後新しいiPhoneに買い替えてもこの傾向はそうそう変わらないだろう。