届いたマスターシリンダーを取り付けるべく、約2ヶ月ぶりにK1100RSのカバーを外した。すると、そこで待っていたのは実にイヤーな感じの光景だった。
何だもクソもない。このシミはブレーキオイルに決まっている。2ヶ月で勝手にここまで漏れるとは。こんなので下仁田くんだりまで行っていたと思うと恐ろしい。諦めて部品を買ってよかった。
さてとりあえずオイルを抜くか・・・と思ってやってみると、ちょっとしか出てこない。ほとんど漏れてしまったようだ。作業が楽になったので良しとしておく。
事前に見ておいたパーツリストの部品構成を思い出しながら、各種カバーだとかのボルトを外すと、案外簡単に分解できた。一番メンドクサかったのは、作業のついでに交換しようとしたグリップのゴム外し。
外したマスターシリンダーは、かなり凄いことになっていた。
こりゃ酷い。とてもブレーキとして機能しそうにない。
あとは新しい部品をつけるだけ。
ついでなので、グリップのゴムとバーエンドのカバーを、以前共同購入で買った新品に交換する。左側もやろうと思ったけど時間切れで断念。
新型は内側がアルマイト処理してあるらしい。理由はよくわからん。
ブレーキオイルを入れ、エア抜きをして、試運転をすべくエンジンをかけてみると、突如回転数がもの凄い勢いで上がってしまった。慌ててエンジンを切り、スロットルを何度か捻ったりして再挑戦するも、結果は同じ。
とりあえずアクセルワイヤーをいったん外してみる。ワイヤーの付け根あたりにビニールテープが巻いてあったので外してみると、こんなのが出てきた。
ケーブルのガイド部分のプラスチック部品が折れてしまっていて、これを無理矢理ビニールテープで固定していたらしい。なんでこんなところがこういう壊れ方をするんだ? こういうのがあるから中古車は面白い(面白いと思わないとやってられない)。
回転数上昇病は、どうやらこのプラスチック部品と自由長調整ナットが微妙に干渉していたのが原因らしく、噛み合わせを調整したら直った。
妙なところで出足をくじかれたが、懲りずに試運転に出発した。ごく低速でブレーキを何度かかけてみると、一応止まることは止まるけどなんだか頼りない。当然ながら車速を上げても同じ。止まるけど、なんか変な感じ。ん〜、エア抜きが甘かったか? しゃあない、また明日やるか。
マスター交換&エア抜き完了お疲れ様です。
しっかし、画像見る限り凄いことになってましたね・・・。これで北海道も走っていたとは凄い。てか、無事で良かったですね。
エア抜きは取りかかる前に、プラスチックハンマーの柄でブレーキラインを軽く根気よく叩いて、ほんのチョコチョコブレーキレバー握ってマスター側からエアをある程度抜く、を何回か繰り返すと結果的に作業は早いです。空気は上にあがってくるので。
どうも。北海道のときは何ともなかったので、たぶん台風でコケた時に何かしらあったのではないかと。しかしあの程度の立ちゴケ程度でこんなことになってしまうと、ツーリング中には意地でもコケられないですねえ。
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