ドナドナは突然に

ちょっとした用事があって、LeadでNAP’sに向かっていた時のこと。

藤沢バイパスのど真ん中で、いきなりエンストしてしまった。仕方がないので路肩に停める。路肩が極めて狭い藤沢バイパスで、これは結構怖い。

何度かキックすると辛うじてエンジンがかかり、なんとかNAP’Sまでたどり着いた。

しかしその後は残念ながら二度とエンジンが息を吹き返すことはなく、遂にはキックまでピクリとも動かなくなってしまった。

最悪の事態を覚悟しつつ、すぐそばにある丸富オートに持っていってみると、やはりというかなんと言うか、エンジンが焼きついているとのこと。
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去年の夏あたりから、回していても急に回転が落ち込んだり、伸びなくなることがあったので、何となく予想していた話ではあるけど、こうして本当に駄目になるとやっぱりショック。

修理したら大金がかかるし、わざわざエンジンだけ買ってきて乗せ替えるほどの思い入れもない。潔く処分をお願いすることにした。やたらと早い決断に、店のニイチャンも驚いたかもしれない。

こうして、約7年前に5万円で買ったLeadとは、予期しないタイミングでお別れすることになってしまった。まあ、十分楽しませて貰ったとは思うけど、替えたばっかりのタイヤはちょっと勿体ない。

処分代の5250円を支払い、ナンバープレートやらメットやら何やらを入れる袋を貰って店を出た。

さて、ここはどの駅からも遠い僻地なので、バスに乗らざるを得ない。バス停に向かうべく信号待ちしていると、凄いタイミングでバスが来てしまい、案の定逃げられた。次のバスの時間を確認し、コンビニで暇つぶしして5分前にバス停に向かうと、またしても信号待ち中にバスが通り過ぎていった。しかも2本も。

Leadがお亡くなりになった上に、目の前でバスを3本も立て続けに逃すなんて、なんという踏んだり蹴ったり具合なんだ。ただでさえ情緒不安定状態なところにこの状況。次のバスまで黙って待っていられるわけもなく、思わずバス停を蹴飛ばして藤沢駅に向かって歩き出してしまった。一時間弱かかって藤沢駅に着いた頃には、だいぶイライラも収まっていた。

そして俺は知人の結婚披露宴に向かう電車の中で、iPhoneでこれを書いている。それ以上はあえて言うまい。

「ドナドナは突然に」への2件のフィードバック

  1. と、突然の別れ・・・ですか(涙)。

    用事があって乗る電車って、妙に”一人感”があってムナしく思う事があるような。

  2. ホントに突然でした・・・
    バイクの場合、トボトボ帰るときにヘルメットを持って帰らないといけないのが余計に空しいです。

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