梅雨入り前の西伊豆ツーリング

突然ソロ活動の時間が得られた梅雨入り前の土曜日。天気が良さそうなので早起きして西伊豆方面へ向かった。出走時間は5:59。できればあと30分早く出たかったところ。

そこそこ交通量が多いR134を抜け、いつもの柳島のGSで給油する。渋滞はしていないが、Kはすでに音を上げており水温が高く、かなり暑い。西湘バイパスを走っているうちに多少落ち着き、箱根新道で高度を上げるにつれ涼しくなり、ようやくまともになる。

目指す西伊豆へは三島方面からの伊豆縦貫道、伊豆スカイラインから大仁経由といった経路があるが、せっかくなので伊豆スカイラインを選ぶ。しかし十国峠を走っているうちにすぐに失敗だったことが判明。霧が多くて眺望が皆無だ。走りに支障があるというほどじゃないのが救いだ。

伊豆スカイライン熱海峠ゲートに着く。霧は晴れつつあり、一応富士山も見えている。

山伏峠までの220円を支払い、期待しながら走り始めたが、すぐに霧に囲まれてしまった。熱海峠あたりは山に囲まれていて霧が少ないだけで、稜線上を走る区間になると霧だらけで何も見えなくなった。眺望どころか数十メートル前さえ見えないので走ること自体が苦痛だ。

富士山ビューポイントの滝知山園地もこの通り

稜線区間を過ぎて池の向Pまで来ると少しましになる

これじゃどうしようもない。さっさと山伏峠から県道に出る。消化不良気味だったので思わず大仁牧場方面に向かってしまう。特に何があるわけでもないが新緑はキレイだ。

県道に戻って大仁方面に下り、朝なのでまだ空いているR135を南下し、虹の郷方面に向かう脇道に入る。

脇道からメインルートに戻った

虹の郷からだるま山高原レストハウスあたりは大抵トロいクルマが多いが、こちらも時間が良いのか空いていて走り甲斐がある。レストハウス駐車場に停めて富士山を眺める。

ここは晴れているが西伊豆スカイラインはどうだろうか

ここから少し走ると、早くも今回のハイライト、西伊豆スカイラインに入る。この道は伊豆日帰りツーリングの最後の方、夕暮れ直前に来ることが多く、逆にクルマで来ると朝イチに来ることが多いが、今日は珍しくツーリングの前半がここだ。

早速西伊豆スカイラインに入ると、道端に停止していたアドベンチャー系バイクが急に出走した。ちゃんと後ろを見てくれませんかね。そして、さっさと行ってくれればいいのにトロい。お前の方が今時のバイクなんだから速いだろうが。そろそろ好景観エリアに入ってしまう。いい加減ムカついてきた頃に停止したので事なきを得る。

稜線エリアに入ったが霧はまったくなく快晴。さっきの伊豆スカイラインとは大違いだ。このエリアにも良い撮影スポットはあるが、せっかく先行車がいなくなったので、一旦そこはスルーして広い駐車場まで走ってしまうことにした。途中でまた別のアドベンチャー系バイクに追いついてしまうが、こちらはすぐに脇に逸れたので影響なし。ここが最後の富士山スポット、という駐車場に着く。

晴れていてよかった

これだけ好天なので逆方向も走らないと勿体無い。西伊豆スカイライン入口の駐車場まで快走し、駐車場で方向転換してまた同じ道を南下する。さっきはスルーした撮影スポットに停めて何枚か撮る。

先ほどの駐車場を通り過ぎ、さらに先の戸田港あたりを望む駐車場で転回し、また来た道を北上してしまう。最初の駐車場のところで引き返し、今度は少しだけ写真を撮りながら進む。

西伊豆スカイラインを走り終え、さらにその先の県道411 西天城高原線も快走。こちらは眺望が良い稜線区間が少ないが、最後の風早峠、仁科峠あたりは良い。眺望は期待できないとわかっているので、逆に走ることに没頭できる。

この辺りの区間をInsta360 ONE RSで走行動画を撮っていたのでTwitter用に編集した。再生速度を上げてみるとなかなか楽しい。そして、前走車が全く現れない走行動画は貴重だ。

ここからは県道410で宇久須方面へ下る。以前より改良されていて、とんでもない斜度のカーブが無くなったりしているが、木が鬱蒼としていて落下物も多く、さほど面白い道ではない。クネクネしながら淡々と下るだけの道だ。

下界まで降りてくると随分暑い。R136に合流し、南下したい気持ちをグッと抑えて北上する。

海がキレイだ。暑いので泳ぎたくなる

腹が減ってきたので土肥のマックスバリュに停める。暑いのでさっさと店に入りたい。色々身支度をしていると、隣の車の爺さんに話しかけられる。それは別に構わないが、せめて1分以内で終えて欲しい。こっちは暑いし腹も減っているのに20分も捕まえているのは犯罪に近い。

ようやく解放された後は、涼しい店内でダラダラしてしまい、結果的にさらに時間を無駄に食ってしまう。腹は減ったが食い過ぎも良くないので菓子パン2個の昼飯に留める。店内のイートインエリアで食うと税金が増えてしまうので、暑いのを我慢して外で食う。変な制度だ。

気を取り直して北に向かう。以前このへんに来た南伊豆ツーリングの際は土肥から船原峠を越えて修善寺に出てしまったので、土肥より北の海岸線をKで走るのは相当久しぶりなはずだ。

西伊豆は高所絶景スポットが多い

御浜岬上の撮影スポット

ピアッツァで来た時に寄り損ねた御浜岬の駐車場

大瀬崎あたりまで来た

大瀬崎を過ぎると西伊豆感が無くなる

色褪せたブルーウェーブ

戸田から井田、大瀬崎あたりを北上中に天気は晴れから曇りに変わり、伊豆半島の西岸から北岸に移ったあたりでさらに雲が濃くなり、空が暗くなってきた。R136自体もだいぶ雰囲気が変わって単なる海沿いの漁師街を繋ぐ田舎道になる。さほど見所も無くなってくるので帰宅モードに切り替える。

とりあえず韮山町のマックスバリュに寄って土産物を買う。ここからは伊豆縦貫道&R1か、旧富士見パークウェイ&伊豆スカイラインの二択になる。熱函道路で熱海という手もあるが、どうせR135が混んでいるので最初から眼中にない。

しばし考えた結果、朝ダメダメだったリベンジをすべく伊豆スカイラインを選ぶ。走る事自体もこちらの方が楽しいだろう。

マックスバリュの前の道を東に向かうとそのまま旧富士見パークウェイになる。元有料道路だけあって快適だ。沿道は別荘地ばかりな上、熱函道路や亀石峠みたいに反対側に抜けられないこともあり、交通量が極めて少ないのも良い。快走しているうちに伊豆スカイラインの料金所に着く。

熱海峠までの160円を支払って伊豆スカイラインに入る。霧は出ていないが、雲が濃いめで空が暗いため、西伊豆スカイラインの時のような爽快感はない。交通量が少なく、富士山も見えているので、まあこんなもんだよね、程度の満足感は得られる。

行きよりは格段にマシ

ここから先は帰るだけ。十国峠線から箱根新道、西湘バイパス、R134と走り、行きと同じく柳島のGSで給油して帰宅した。帰りのR134も江ノ島より東はいつものように混みまくっていた。

ちょっと前にピアッツァで似たような経路を走ったので、距離や所要時間は予想がついていたが、もうちょっと早く帰れると思っていたのに遅くなってしまった。途中のマックスバリュで捕まったのが誤算だった。

少し前にアイドリングを少しだけ下げたKはまあまあ快調だったが、この程度の気温で既に音を上げている。これからしばらくの間は、もう朝晩または標高800m越えの場所以外は乗れないかもしれないな。

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  1. ピンバック: トリプル・スカイライン | sabitori.com

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