LX125で朝霧高原へ

7/28(日)、JB-RIDERSのMTGが道の駅朝霧高原で開催されることになっていた。せっかくなので行くことにした。

それはいいとして、問題は何で行くかだ。7/28なんて暑いに決まっている。今年は輪をかけて暑い。足元で七輪が燃えているかの如く発熱しまくるKで行く気になれない。ちょっと前に似たようなところを走ったので目新しさ皆無なところが余計にそう思わせる。

じゃあLX125で行くか、と言いたいところだが朝霧高原はさすがに少々遠い。房総半島だったり山中湖だったりを走ったことはあるが、それより少々遠い。しかし、LX125なら明らかにKよりは涼しいし、Kで行くことを考えた時のような食傷気味なところがない。

そんなわけでLX125で出かけることにした。Google Mapで調べた限りでは往復300km以下のようだ。まあなんとかなるだろう。

日帰りなので、たいした準備はない。グローブボックス用のバッグを取り付ける程度だ。気軽さ重視でLXで行くというのに、クソ真面目に準備してしまっては本末転倒感が出てしまう。そして、Insta360 ONE RSをリヤキャリアに括り付けられるように、RAMマウントのステーをネジ留めした。そのままだとブレブレ間違いないので、マジックテープで補強するというショボい手段だ。ショボすぎて写真すら撮っていない。

5:30に起き、保冷バッグに凍らせた麦茶・保冷剤・ルートビアを入れたものをリュックに詰め、その上にInsta360 ONE RSと自撮り棒、GRIIIなどを詰め込む。USB給電装置は無いので、代わりのモバイルバッテリーをグローブボックスに取り付けたバッグに入れる。冷たい麦茶の水筒も同じバッグに入れる。だいたい準備ができたので6:00に出発する。

ギリ暑くない

ひたすらR134を西に走る。朝早いからか、空気がそこそこ澄んでいて富士山がよく見える。まだ気温も上がり切っていないので、走っていれば快適だ。柳島のGSで給油とタイヤ空気圧調整を済ませる。

朝早くから松林でクマゼミが鳴きまくっている

さらに西に進む。西湘バイパスに乗ってしまわないように気をつけねばならない。

大磯、二宮とR1を走り、二宮の交差点を曲がって北上する。東海道本線のガードのすぐそばにあるラーメンショップに寄って朝ラーにする。

その後はいつもの裏道で大井松田ICあたりまで行き、R246に乗る。まだ渋滞は始まっておらず快適に走れる。往路は距離的に近い富士山南麓周りで行くつもりだったが、富士山がよく見えるので予定を変更し、三国峠から山中湖に出ることにした。

小山でR246を外れて県道147に入る。山中湖方面に曲がる交差点の手前でInsta360 ONE RSを装着する。テキトーに装着したステーに自撮り棒をねじ込み、その自撮り棒を伸ばした上で、マジックテープで止める。ツーリング中に初装着なので、うまくいくかどうか半信半疑だ。

ちょっと走ったところで停車して確認したところ、それなりに撮れている。かなりの勢いで振動していると思われるが、ブレ補正がきちんと効いているっぽい。安心して山登りを再開するが、傾斜が大きすぎて全然登らない。アクセル全開なのに40km/hも出ない。以前山中湖までツーリングに来た際にも通ってわかっている話ではある。

それでもじわじわと峠まで登りきり、下り坂に入る。富士山と山中湖の景観が現れる。富士山は若干雲に隠れているがマシな部類だろう。

山中湖畔を走って富士吉田に向かい、鳴沢の道の駅を過ぎたあたりで県道71号に入る。樹海の中を快走し、富士クラシックの入り口の交差点に出る。そろそろMTG開始時刻も近づいているが、ここまで来て富士クラシックを走らないというのはあり得ないので勿論走る。入り口の手前でUターンして来た道を下り、そのまま直進してR139に出て、目的地である道の駅朝霧高原に向かう。辛うじて開始時刻の10:00に間に合った。

並み居る30台以上のバイク群の端っこにLXを停める。125ccスクーターで来るヤツなんて自分だけだろうと思ったらその通りだった。主催者のてつぞーさんに挨拶をして名札を貰う。暑いので日陰(木の下)に入り、そのあたりにいた方々と談笑する。

普通ならバイク関連のオフ会だったらバイクの周りに人が群がるものだと思うが、暑過ぎて日向にあるバイクに近寄ることすらできない。標高1000m級の朝霧高原でさえコレなんだから、今年は気象がおかしすぎる。

朝からラーメンを食ってしまったので、あまり腹も減らない。昼飯は(元々ラーメンを食うつもりなどなかったので、間食のつもりで)買ってあった菓子パンとルートビアで軽く済ませる。

そうこうするうちにMTGは終盤になり、景品争奪ジャンケン大会が執り行われた。こういうので勝ったためしがなく、案の定負け続けていたが、最後の最後に勝利してRS TAICHIのバッグをゲットした。早速、土産物の缶ビールを入れる袋として活用させてもらった。

ジャンケン大会をもってMTGは終了。いつも延々走って写真を撮るだけなので、たまにはこういうのも良い。帰り支度を整えて帰路に着く。道の駅付近で富士山ビューポイントを見つけてあったので寄ってみたが、富士山はとっくに隠れてしまっているので単なる原っぱでしかない。

LX125は自動車専用道路を走れないので、富士宮道路にも乗れない。そのまま県道を下る。Kだったら無給油で帰れそうな距離だが、LXだとそうもいかないので給油し、富士山スカイライン方面へ向かう。

そのまま富士山スカイラインで帰るのが簡単だし、標高も高くて涼しいのだが、行きの山中湖への峠越えを考えると、あそこまでではないにしてもかなり傾斜度がキツい富士山スカイラインをLXで走るのは微妙に思える。そのため、快走感が高そうなR469を選択した。予想通り、非力なLXでも快適に走れる。快適すぎて眠くなる。ひたすら疾走して御殿場のマックスバリュに入る。

恒例の丹那牛乳ヨーグルトを土産に買おうとしたが、前回Kで来た時と同じく売っていない。もう扱いをやめてしまったのだろうか。前回はフードストアあおきでも売っていなかったので、今回はJAのマーケットに行ってみる。カインズのそばにあり、以前にも行ったことがあるところだ。ここでようやく丹那牛乳ヨーグルトに巡り会えたが値段が若干高い。しかしそうも言っていられないので買う。ついでに伊東あたりでよく売っている細麺焼きそばも買う。

これでやるべきことは全てやった。いつもだったら帰路をどうしようか考えるところだが、LXだと高速に乗れないし、箱根越えもキツいので選択肢に乏しい。事実上R246一択になる。

そんなわけでR246を東に向かって疾走する。途中の谷峨駅手前あたりで混み始めるが、さっさと旧道に逸れ、且つ大きな声で言えない行為をしながら山北に出る。そこから松田に向かうあたりで再度睡魔に襲われる。マックスバリュで買ってあったガムを噛みながら走るが、なかなか眠気が去っていかない。

クルマだったらさっさと仮眠するところだが、バイクだとそうもいかない。広いスーパーとかがあれば、涼しい店内の隅っこの椅子で仮眠したりできるのだが、神奈川県西部でそれを求めるのはなかなか難しい。

とはいえ眠いことには代わりないので、チマチマと停まり、用もないのにスーパーやドラッグストアに入ったりしてリフレッシュする。そんなことをしているので妙に時間がかかる。西湘バイパスにも乗れないのでR1を淡々と走り、平塚市街地を抜けてR134に入る。

江ノ島手前から混雑し始めたR134を原チャリ特権でガンガン進んでいるうちにようやく目が覚めてくる。Google Mapナビの予想時間よりかなり早く帰宅した。クルマやKだったら数十分は余計にかかったに違いない。

事前に予想していた通り、朝霧高原まではLX125でもさほど苦労せずに往復できた。高速ワープできないのは痛いが、致命傷ではない。そして、この暑さの中では明らかにKよりLXの方が優位で、疲れも少ない。もしKで行っていたら途中スーパー銭湯の大広間か何かで仮眠しないとヤバかったかもしれない。

というわけで、LXを選んだ自分の判断は間違っていなかったと思うが、それでもやはりこの暑さはキツく、近年では圧倒的に少ない写真撮影枚数でツーリングを終えた。無意識に停車することを避けていたんじゃないかという気がする。

 燃費は異様に良かったが、途中の非セルフスタンドで店員のオッチャンがガソリンを溢れさせてしまったので、参考記録ということにしておく。

ちなみに、テキトーに括り付けたInsta360 ONE RSで撮った動画は、テキトーだった割にはそこそこ撮れていた。

「LX125で朝霧高原へ」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 暑中近場ツーリング | sabitori.com

コメントは受け付けていません。