先週伊那路まで持ち込んだピアッツァのブッシュ交換作業が終わったようだ。当初の予定より1日伸びたのは、要するにサビサビでボロくて時間がかかってしまったからだ。そういうこともあるかもしれないとは思っていたが…
作業開始時点
日本で一番有名なG藤さんの130XEに続き、やはり有名なXEが入庫
※こちらのオーナーさんのHPには多くの方がお世話になってると思う許可を頂いてたのですが昨日は雨だったので本日初試乗
果たして結果は・・・ pic.twitter.com/ayqQreEUh2
— saikoro (@saikoro_turbo) October 6, 2024
ナックルが動かない問題発覚
sota号、問題発見
左右共にタイロッドエンドを切り離してあるのに右側ナックルだけは人力で動かない
(パワステだから動いてたw)試乗してハンドリングがシッカリしてると思ったのは単純に重いだけだったのかもw pic.twitter.com/aLnjWkmjNm
— saikoro (@saikoro_turbo) October 9, 2024
作業続き
sota号
ブッシュを入替えたイルムシャー用ロアーアーム準備OK pic.twitter.com/Yy0GCW5ZOA
— saikoro (@saikoro_turbo) October 10, 2024
さらに作業
旧勤務先のコトで役所へ行ったり色々とイソガシしくなってますが、sota号も土曜日納車予定なので一気に仕上げマス
アッパーアームの後側ブッシュはゴムなので簡単に抜けるんですが、前側は金属のスリーブがついており、ソレが錆び付いて全然抜けません pic.twitter.com/QMzTiiDDy3
— saikoro (@saikoro_turbo) October 11, 2024
作業完了
sota号、明日納車なので仕上
今回は錆でネジが緩まず分解に苦戦しました
試運転しましたがハンドルの重さが半分以下になりましたネ
そしてキャンバーも左右正常になったのでタイヤの片減りも直ったと思いマス
異音も気にならないレベルかと
トーインをゼロに合わせて完了! pic.twitter.com/nJuEVtx2G7
— saikoro (@saikoro_turbo) October 12, 2024
というわけで、フツーのピアッツァの作業時間に比べて相当かかってしまったようだが、とにかく無事に終了してよかった。
作業だけを取り上げるとこんな感じか。単に列挙すると簡単そうに見えかねないが、そもそもスプリングを外す時点で一般人には無理。
- アッパーアーム、ロアアームのブッシュ交換
- ロアアームは錆がひどいのでIrmscher中古品に交換
- 米国から購入したボールジョイントは怪しいので純正中古品に交換
- ボールジョイントのブーツ類は必要に応じて汎用品に交換
- アライメント調整
というわけで引き取りに行く。引き渡しは伊那ではなく中間地点の山梨県笛吹市にある桔梗屋工場ということになった。
前日はプチツーリングからの飲んだくれで早々に寝てしまったため、比較的よく寝られた。朝6時半に台車ESSE号に乗りこんで自宅を出る。三連休の中日なので、初日よりは空いていることを期待していたが、期待に反して混んでいる。
先週預けたサビサビ号を超快適な代車で引き取りに向かっているのだが何処も渋滞が酷くて遅々として進まない pic.twitter.com/pOq28bRqOk
— m.sota (@msota_RS) October 13, 2024
結果的に約束の時間に30分も遅れるという体たらく。どうにかこうにか到着した。
せっかくきたので工場見学して、さらに構内の食堂で昼飯にする。そもそもの値段も内容にしては安いが(かき揚げ蕎麦が1000円)、けんちん汁とサラダ類が食べ放題というのがすごい。前日極めて不健康な生活をしていたので、ここぞとばかりに野菜を摂取した。これは満足度が高い。
ホントはお菓子類のアウトレット販売などもあるが、三連休のせいか猛烈に混んでいるので諦めた。
これで引き渡しは完了。早速市街地走行を試しつつ土産物を買うため、近くのスーパーに向かう。
まず走り出してわかることはステアリング操作のしっとり感だ。ステアリングラックマウントブッシュ交換を経ても、やはり微妙な引っ掛かりのようなものが残っていたが、それがなくなった上で、操舵感がスムーズになっている。また、原因がわからなかったミシミシ音もおさまっている。
引き取り完了→スーパー巡り市街地走行
これまであった微妙なステアリングのカクつきのようなものがなくなって、しっとりした感触になっている。素晴らしい。 pic.twitter.com/4Dov3VGmxr— m.sota (@msota_RS) October 13, 2024
普通の走行感を確認した上で、続いては快走路の走行感を試すべく、山梨県の誇る快走農道フルーツラインに入る。今まで何度も走ったことはあるが、今回ははじめて西側から東側に向かう。
一応農道なのでさほどスピードは出せないし、峠道というほどクネクネしているわけでもないが、高台を走るが故の景観の良さも相まって気持ちの良い道だ。
ブッシュ交換によりサスペンションの動きが良くなった(普通になった)のか、アライメント適正化の恩恵もあるのかはわからないが、操舵に対する限界が上がっている気がする。アウトに飛んでいきそうになる不安感のようなものが減っている。
ミシミシ音対策で一足先に交換したAC Delcoのショックも、きちんと仕事をしているように感じられる。収まりが良くなっている気がする。
走行感も良いし、景観も良いので、単に楽しいドライブになっている。
フルーツラインの東側は、アップダウンもコーナーも減ってきて、交通量も微妙に増えるが、ところどころに景観の良い場所が現れる。何度も走っているのでその辺りの勝手はわかっている。
フルーツラインで走りは堪能できた。まだまだ走りたい気持ちを抑えつつ帰路につく。高速道路走行も試したいので勝沼ICから中央道に乗ろうとしたが、例によって小仏トンネル渋滞が酷いので、勝沼〜都留の短区間だけ乗った。
従来は、とある速度を超えるとハンドルがブルブル震えるようになってしまい、新東名の120km/h区間などは左側しか走れないような状態だったが、その程度速度では何ら問題なく普通に走る。何が効いたかはわからないが、色々なことの相乗効果だろう。
都留で降りたあとは、県道24号を走って道志みちを目指す。この県道24号はフルーツラインに比べるとキツめの峠道で、かなりクネクネしている。そのような道でも特にストレスを感じることなく走ることができる。これはその後の道志みちも同様。道志みちの方がだいぶ緩やかでフルーツラインに近いため、当然普通に走れる。
小仏トンネルの猛烈な渋滞に対し、こちらの抜け道は全く混雑もなく、信号にも1回しか引っかからずに宮ヶ瀬に着いてしまった。先日来たばっかりなので特に寄り道もせず素通りし、清川村の道の駅で、フルーツライン以来の小休止を取る。
これ以降の道もさほど目立った渋滞は無いが、再度高速道路走行感を試したくなったので、伊勢原大山ICから新東名に乗る。こちらも走行感は良好だ。またしても1区間だけ乗って厚木南ICで降りたが、ここが酷い出口渋滞でうんざりする。混んでいるのはICを出た後の相模川方面への県道で、それ以外はガラガラだというのに全然そこまで到達できない。これは設計ミスだろう。
その後は普通にR129や裏道を南下し、ロピア茅ヶ崎店で買い物したり、柳島のGSで給油したりしながら帰宅した。昼飯を食い過ぎたので晩飯のラーメンは無し。
こうして、ひょんなことから構想から実行に移ったブッシュ交換。結果的には大いに満足している。交換していない全ての人にオススメしたいが、誰でも(どこの工場でも)できるわけではないというのが困りもの。
市街地走行に続いて、山梨東部の誇る超快走農道フルーツラインを走ってワインディング走行感を確認した。従来は極めて限界が低く、頼りない足回りだったが、ブッシュ交換によりサスペンションがちゃんと働いていて限界が高まったように感じられる。所詮ピアッツァなのでたかが知れているけれども。 pic.twitter.com/M7oXqFQwJ1
— m.sota (@msota_RS) October 13, 2024
後日談
フロント周りのミシミシ音がなくなったのはブッシュならびにボールジョイント交換効果だと思われるが、時を同じくして、左後方から聞こえていたギシギシ音も消えたっぽい。こちらはフロントから発していたのではない気がする…が、実際どうなのかはわからない。
このピアッツァは入手時点(25年以上前)で左側の真ん中より後ろあたりがギシギシ言っていたのだが、フロントからのミシミシ音と合わせるようにこれも消えたようだ。今日の昼休みもやはり音はしなかった。気候やら何やらに依存しているかもしれないので、ぬか喜びしないことにしておく。 pic.twitter.com/QV8v9PgKqS
— m.sota (@msota_RS) October 17, 2024
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