n+2回目の給油口錆取り

2023年初頭に錆取りをした給油口周辺は、その数週間後には早くもうっすらと錆が発生し始め、一部のパテの境目ではひび割れが発生するようになった。その時の施工は失敗だったと言わざるを得ない。

給油口周辺の錆取りは過去何度やったか覚えていないので、途中からn回とか書いている。そろそろn+2回目をやらざるを得ないようだ。

きっかけ その1

わかっちゃいるけど寒いし寒いし寒いし…というわけで放置していたが、ふとした時に右フロントフェンダーによからぬ錆があることを発見してしまった。

致命傷というほどじゃないが放置して良いことは何もない。何しろこのフェンダーには超貴重なSEステッカーが貼り付けられており、結果的にフェンダー自体も貴重品扱いだ。これ以上悪化させるわけにはいかない。そこで、さっさとこの部分だけ錆取りしてしまった。

とりあえず錆の侵攻を止めただけだが、ドリルやらなんやらを棚の奥から出したことで、重い腰を上げるきっかけにはなった。

きっかけ その2

もう1つのきっかけは、4月上旬に開催されるオートモビルカウンシルにジウジアーロ御大が来日してトークショーを開催されるという話だ。

御大来日の報に居てもたってもいられずチケットを購入してしまった。御大が直接見るわけもないが、錆びているピアッツァを駐車場に並べるのは失礼な気がしてしまったので、錆取りでもするか、という気分にはなった。

削り行為開始

そんなわけで、諸事情により予定がなくなった週末に錆取りを始めてしまった。

とりあえず削ることから始める。完全に削るのか、明らかにダメなところだけ削るのかの二択だが、今回は後者でやってみることにした。

そのため、使う工具は大雑把なドリルではなく小さいリューター。ずっと前に米国出張の際に買ってきたホビーリューターに、ダイソーで買ってきた先端工具を取り付けて削る。

削っているうちに鉄板に穴が空いてしまうが気にせず進める。ここは外側と内側の接合部で錆の名所なのはわかっており、どうせ裏はもっと錆びているに違いないが、手が届かないので先端工具が届く範囲だけやる。裏側のフォローはノックスドールに任せる。

ある程度まで削ったが、ここでリューターのコレットチャックの摩耗がひどくなり、先端工具が固定できなくなってしまった。この時点で一旦作業を中断する。放置して錆びると悔しいのでノックスドールを吹きかけておく。次回やる時に削ってしまえばいい。

新兵器調達

現状の工具状況では先に進まないので、コレットチャックだけ買うか、リューター丸ごと買うかの二択を迫られていた。このホビーリューターのコレットチャックとして汎用品が使えるかもよくわからないし、そもそもパワー不足なので、もっとパワフルなやつを買うことにした。色々と物色した結果、アストロプロダクツのやつを注文した。

数日後、注文したリューターが届いた。

この手のパワフルなリューターは、1999年ごろに錆取りをしていた際にリョービ製品を借用して使っていたことがある。それなりに削れた記憶があるので期待できる。当時はリューターとグラインダーという両極端な工具しかなく、最も中庸な電動ドリルがなかった。よくやってたもんだ。

早速リューター、ではなくミニグラインダーを使って錆取りの続きをやる。

十分なパワー感だ。速度は最低で問題ない

こっちも穴があいた。いくらでも錆が出てくる

ダメなところだけピンポイントでやったらこうなった

エッジ部をペーパーで落とした

さすがミニグラインダー、作業はかなりの速さで終えることができた。しかし、付属していたコレットチャックはまたしても摩耗してしまい、先端工具が空転するようになった。締めが甘かったようだ。次の使用機会に備えてコレットチャックだけ買っておかなきゃならない。

防錆処理

いつもならPOR15を塗るところだが、POR15に直接パテを盛るとうまくいかないことが多いとか、あまりよろしくない面もある(プライマーを買えば済む話かもしれないが買っていない)。何より、毎度POR15を塗ってはすぐダメになるので、違うやつ(錆を予防919)を使ってみることにした。

某所より推奨を受けたもの

スプレーするためのマスキングが面倒なので、蓋の内側に吹いて得られる液体を筆で塗る。

クリアなので塗れたのかよくわからない

片付けなどをしている間に、塗料はあっという間に乾いてしまった。さすが919を自ら名乗るだけのことはある。

開けてしまった大穴はアルミテープで塞ぐ。薄い鉄板を半田溶接なり接着剤なりで貼るのが適切だと思うが横着した。

たぶん正解ではないやり方

パテ盛り

削って防錆塗料を塗るまでは順調なものの、これ以降のパテ盛りと塗装でつまずくのがいつものパターン。パテが乾かないで待ちぼうけを食らうとか、POR15への食いつきが悪いのか境目あたりが滑らかにならないとか、色々なパターンがある。

パテは以前買ったものの使わなかった未開封のやつを使う。いつ開封したのかわからない古いやつは使わないことにしておく。

このパテの良し悪しは何とも言えないが、硬化剤の分量がわかりづらく、少ないと固まらない、入れすぎると滑らかさを失い塗りにくい、といった感じで、あまり使い勝手はよくない。他の選択肢も考えたが、買ってしまってあるので今回はこれにする。

冬ということもあり、硬化剤を気持ち多めに混ぜて、錆を予防919を塗った地肌に塗る。案の定塗りにくいが、POR15に塗るよりは食いついてくれる気がする。硬化剤の分量が多めなせいか、いつもにも増してパテに滑らかさがなく凸凹になってしまう。

乾かないよりマシと思うしか…

荒削りしたら、案の定盛り不足(というより気泡的なもの)があった

盛る・削るを何度か繰り返し、まあいいんじゃないの的な状態に持って行った。

サフ塗り

それなりの形状になったところでサフェーサーを塗る。SOFT99 ボデーペンシリーズのサフェーサーを買ってあった気がするが見当たらない。仕方がないのでタミヤのプラモデル用サフェーサーを吹く。案の定タレる。

タレも含め、1200番の耐水ペーパーで擦って平滑化する。これだけマダラ模様になってしまうということは平滑度が足りていない証拠なんだが、きりがないのでやめとく。本当はもう一度サフェーサーを塗るのが良い気がするがやめておく。

缶スプレー塗装

強風ではない晴れた平日の昼休み。遂に塗料のオカジマのワンオフ缶スプレーの出番となる。2缶作ってもらったが、1缶目がそろそろ終わってしまいそうだ。今回がスプレーとして使える最後かもしれない。圧力不足が懸念されるのでファンヒーターの前で温めておく。

晴れているとはいえ気温は低めなので、あらかじめボデー側をヒートガンで温めておき、そこにスプレーを吹く。2往復程度でやめてヒートガンで温めることを何度も繰り返す。

せっかく買ったのでどうにかしてヒートガンを使いたいとも言う

うっすらと塗り重ねていく

前回は、オカジマスプレーを吹いたらサフェーサーが溶けて泡になってしまうという酷い目に遭っており、もしかするとタミヤのサフェーサーとの相性なんじゃ? という懸念を持っていたが、とりあえず2往復塗る程度なら発症しないようだ(もしくは違う原因だったか)。

何度もこれを繰り返し、ある程度サマになるレベルにはなった。2023年は何度も塗装を繰り返す羽目になったが、今回は一発で終わった。

悪くはない

一晩放置し、極細コンパウンドで磨いて、作業完了ということにする。

フューエルリッド取り付け

外しておいたフューエルリッドを慎重に取り付ける。ここで手が滑って塗装面をガリッとやったりしたら自分に滅茶苦茶腹が立つに違いないが、そんなこともなく無事取り付けを終える。閉めた時に極力フラッシュサーフェスになるように微妙に位置調整をする。

完了後に正面から見てみると、左下隅の隙間だけやけに狭い。右下隅も若干狭い。

何度もパテ盛りをしている間に、じわじわと隙間が狭まってしまったのかもしれない。今回は横着して削った時点での隙間確認をしなかったので、それが問題だった。どうせ2,3年後にまたやる羽目になるので、その時に直そう。

後日談

作業完了の翌日、いつものGSで給油し、ノズルを抜こうとしたらガソリンがドバッと漏れてきて塗ったところにかかってしまった。慌てて手で拭いたが、せっかく塗った塗装を侵してしまったかもしれない。なんだか前回も同じ憂き目にあった気がするが、こんなの滅多に起こらないのにどうしてよりによって毎度塗装直後に起こるんだか。

「n+2回目の給油口錆取り」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 丹沢湖経由某オフ行き(2回目) | sabitori.com

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