Z5試写ツーリング

ちょっとばかし時間が空いたので、早起きして試写目的でKで出かけた。持参したのはTTArtisan 75mm F2, Z 40mm F2, Z 24-70 F4の3本。24-70がお気に召さないことはほぼわかっているので、 40mmより広い広角担当という位置付け。

朝日がキレイだったのでテキトーに40mm F2で撮ってみた。やはり良い雰囲気だ。標準域はコレで十分だという気がする。焦点距離もPENTAX FA43mmで慣れている距離に近いので違和感がない。

ただ、直撃する逆光には弱いようで、タイヤあたりに発生する光の玉を発生させないようにするのが難しい。
(後日談:これは安物プロテクトフィルタのせいだったようだ)

いつもの撮影スポットに行く。とりあえず40mm F2が付いているのでそのまま撮る。良い雰囲気だ。

75mm F2に付け替えて、同じような構図で撮る。おぉ、良いじゃないか。40mmも良かったけど、75mmの方がさらに良い。

バイクの向きを変えて75mmのまま撮ってみる。

色がくどい感じがしたので事後RAW編集してスッキリさせた。撮って出しでどうすれば良い感じにできるのかは、まだまだ模索が必要だ。

三浦半島を西から東へ横断する。その途中で木蓮並木があったので停めてみる。構図的に無理があるのは承知の上。ちょっと後ろのボケがざわつき気味ではある。

三浦半島の東側に着いた。定番スポットで記念撮影する。

久里浜港に黒船がいた。

これまた定番の撮影スポット。アッサリした背景だとクリーミーになる。

75mmだとこういう切り取り系の構図が増える。

南部の農業地帯を右往左往する。停める場所の関係で距離を取れないことが多く、遂に75mmから40mmに替えざるを得なくなる。未だにNikonのレンズ交換に慣れていないので時間がかかる。

40mmあれば大抵十分で、24-70を出すほどでもない。今までも大抵43mmでなんとかなっていて、それ以下が欲しくなることはツーリング中に数回程度だった。その傾向は今後もそうそう変わらないだろう。

定番撮影スポットの港に行く。ここはいくらでも距離を取れるので75mmに戻す。だいぶ気に入っているようだ。

別の場所に移動。ここで絞りをF2にしても全然ボケない変な挙動が現れた。一旦レンズを外して再装着したら直った。サードパーティレンズの宿命なのだろうか。

三崎のベイシアに寄って土産物を買う。

相変わらず閉鎖的な三戸浜を経てキャベツ畑に行く。この条件でパープルフリンジが出ないのが素晴らしい。

空気が澄んでおらず富士山が見えないので別の場所で。

ここで遂に24-70を使う。せっかく持ってきたので…感は否定できない。よく写っているとは思うが、今回のように広角専用として持ってくるようなレンズではなく標準域を全て任せるべきレンズだろうからなあ…

結局ほとんど75mm F2ばかり使って帰宅。短距離なのに撮影ばっかりしていて時間がかかるのはいつものこと。

腹が減ったのでペヤング超大盛りにした。

試写結果所感

75mm, 40mmどちらもレンズ的には満足な結果だった。色がどうこうというのはまた別の話。終わってみたら8割方TTArtisan 75mm F2で撮っていた。走り慣れているので、景色全体を撮る意識が皆無で、切り取り構図が中心になってしまっているのは否定できない。普通のツーリングだったら75mmより40mmが中心になっていただろう。

24-70は本当に最後に使っただけで、なくても諦めがつく程度にしか使わなさそうだ。75mmと40mmは持たずに24-70だけで済ませるのが本来の姿だと思うけど、それだと記録写真みたいな結果になってしまうのがわかっているので、やはり自分の趣向とレンズの特性が合わないのだろう。

Z5での撮影にもだいぶ慣れてきた。まだまだ「手に馴染む」には程遠いが、あまり考えなくても目的の操作をできるようになってきた。バイクだとヘルメットをかぶっている関係で意外とライブビューを使う。その際のピント合わせはPENTAX一眼レフより格段にやりやすく、精度も高い。バイクに関してはPENTAX機より好結果を得られそうだ(色合いを除く)。

それだけに、余計に24-70のアッサリ感が惜しい。単焦点の組み合わせも楽しいけど、ロングツーリングでは面倒なので標準ズームも欲しい。その標準ズームとして 24-70 F4 に期待していたが、どうやら期待はずれっぽい。

そんなわけで、TAMRON A063Z 28-75 F2.8 に手を出すことを、ほぼ心に決める結果となった。