TAMRON A063Z 追加

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そんなわけでTAMRON A063Zを追加購入した。つい先日大枚をはたいて色々買ったばかりだというのに。

ことレンズに関しては、我慢してもしょうがない(どうせ結局いつかは買う、買うなら早い方が良い、仮に駄目ならさっさと売れば痛手は最小限)のは経験上わかっている。必要だとわかっているものはさっさと買った方が良い。30万円とか言われたら別の話だけど、10万円程度なら思い切った方が良い。

カメラ自体を買ったばかりで勢い(?)みたいなのがあるうちに、という面は否定できない。ただ、自分もここ数年はそれなりに写真を撮ってきているので、必要なもの・そうでもないものの区別はついているつもりではある。

例によって最安値の店で買う。奇しくもZ5レンズキットを買った店で、Yahooショッピングがセールでポイントを上乗せしているタイミングで注文した。ギリギリ10万は切る程度。

ほどなくしてレンズは届いた。商品説明写真で見てわかっていた通り、お前は望遠レンズかと言いたくなるような長さだ。ミラーレス用レンズは総じて長い。その割には細いので余計に長く感じる。重さはさほどでもない。

一眼レフに比べてフランジバックが短い分、レンズ側が長くなり、トータルで大差ない感じか。

スペック的には NIKKOR Z 24-200 と長さや質量はほぼ同じだけど、A063Zの方が若干細身に感じる。フードが小さめなのはツーリング用途には好都合。

室内で適当に試写した感触は、ごく普通のF2.8標準ズームの感覚だった。ただ、撮影結果の精細さ、クリアさのようなものは、一眼レフ用レンズに対して上回っているように感じる。

昼休みにピアッツァでいつもの山坂道を走り、先日24-200で撮った定番撮影スポットに向かった。

写りの傾向として、古いTAMRON A09、PENTAX D FA 24-70 F2.8(TAMRON A007のOEM)に比べ、NIKKOR Zズームレンズに近い気がする。柔らかさよりシャープさが目立つ。前者を期待していたので残念な部分はあるけど、これは時代の流れというか、今の時代に期待されるものに合わせているのだろうから、これは仕方がないのだろう。

立体感やボケに関しては、F2.8なりのもので、ズームレンズだと思えば十分許容できるものだ。やはりF4よりF2.8の方が趣味に合う。

翌日も雨上がりの中を「水落とし」目的で出かけて雑多に撮ってみた。

原チャリも撮りに行ってみた。

総じて、素直なよく写るレンズだな、という印象だ。F2単焦点ほどじゃないけど、これだけ撮れれば十分だろう。Kを撮っても似た感じの結果が期待できる。

TAMRON A063Zで、標準ズームに期待するものが十分に得られそうだ。NIKKOR Z 24-70 F4を使う理由は、もはや24mmという画角以外無い。最初からこっちにしとけばよかった、というのはその通りだけど、実際に手にしたからこそ腑に落ちる。だからこれでいいのだ。とりあえず自分には合わなかったNIKKOR Z 24-70 F4を出品する準備をしよう。