十字野郎降臨の興奮も冷めやらぬ翌日曜日。どういうわけか昼間は自由時間になったが、困ったことに1日雨予報だった。だからといって家に居てもしょうがないので、とりあえず温泉道具とプール道具をピアッツァに積み、ぶらりと西の方に出かけた。行き先はその時の気分で決める。
さほど混んでいないR134を西に進む。まだ11時前なので大して腹も減っていないが、2025年になってまともな家系ラーメンを食べていないことを思い出し、それ系統のラーメン屋に行ってみた。すると、こんな時間なのに既に駐車場は満車。みんな雨でやること無いんだな。
こりゃ別の店に行っても駄目だろうということが容易に予想できる。そこで他の店に比べて空いていることが多い小林屋に向かった。辛うじて車1台分の駐車場の空きがあった。小林屋でさえこれか。店に入って食券を買うと、席が空いておらず待ち席に座ることになった。しつこいようだが、小林屋でさえこうなるのか。恐ろしき雨の日曜日。
とはいえ回転が速いのですぐに席に座れ、ラーメンもすぐに出てきた。
いつもの小林屋の味だ。十分美味い。他店が駄目で仕方なく来ることが多いが、それはあくまで自分の行動のせいであって、小林屋のせいではない。
さてこれからどうしますかね。箱根か、丹沢か、宮ヶ瀬か。それともハードオフやアップガレージでも巡るか。ざっと考えを巡らせた上で宮ヶ瀬を選んだ。特段の意味はない。
清川村役場あたりまではGoogleさんの指示通りに淡々と進む。そこから宮ヶ瀬湖へ向けての登りは、このルートのハイライトではあるが、前を走るバイク軍団がトロい。いくら雨とはいえ上り坂でパワーがない旧車に追い付かれてどうすんだよ。そしていつもの駐車場に着く。
続いては桜並木がある裏道に入る。残念ながらピークは過ぎている。数日遅かったようだ。
いつもはクルマやバイクで溢れている鳥居原の駐車場に入る。さすがにこの雨だとガラガラだ。混んでいるとうざいので入らないが、ここの売店は好きな部類なので空いていたら入る。
売店に入って土産物を買う。あまり見かけない野菜が安くて良い。
出発が遅かったので、これより遠くへは行けない。往路とは違うルートで帰るため、鳥居原を出て右に向かって林道を降り、R412に出る。ちょっと走ったところで県営ナントカ広場の看板が出たので、なんとなくそちら方面に向かってみると、これが当たりだった。
本来は崖を背にバックで停める駐車場だが、雨で誰もいないので駐車枠を完全に無視して停めた。そんな状況なので好き放題写真を撮れる。桜は散り始めているが今日見た中では残っている部類だった。しかも花びらが水溜まりの上に散っているのが良い味を出している。色々な幸運が重なって面白い写真を撮れた。
さて、そろそろ帰らねばならない。厚木で給油、茅ヶ崎で業務スーパーと用事をこなし、微妙に渋滞しているR134を裏道で避け、R134に合流するあたりで停車。
あとは特に何もすることなく帰宅。前日の帰路のスーパーで買ってきたマグロのすき身で晩飯にした(手抜き)。
撮影について
Nikon Z5 + TAMRON A063Zの組み合わせ。普通に撮ると暗くて地味な、どうしようもない写真になってしまうし、だからって単純に露出を上げても不自然になるのでピクチャコントロールでどうにかした。特に桜がある時にあえて「デニム」を使うといい感じになるが、わざとらしいのは否定できない。雨だからこそPENTAX K-1 MarkIIにすりゃよかったか、と少しだけ後悔したが後の祭り。
もう一つ気になるのは、A063Zの広角端28mmで撮影した時の歪みがそれなりに大きい点。GRIIIだとかK-1 + D FA 24-70の28mmではあまり気にならなかったんだけど、こちらは少々気になる。ホイールが楕円形に見えてしまうのでわかりやすい。デジタル補正の問題なのか、そんなもんなのかは何とも言えない。目立たないような構図で撮ったり、そのあたりにホイールが来ないようにしたり、工夫する必要がありそうだ。