ロングツーリングに行く前にタイヤ交換をすることにした。フロントはほぼスリップサインが出ており、リヤはまだ1,500〜2,000kmぐらいはいけそうな状態だったが、これで2,500kmクラスのロングツーリングに行くには不安が伴う。何もなければフロントだけ交換する手もあったが、前後とも交換することにした。
前回のタイヤ交換からの走行距離は8,500kmほど。いつもは10,000kmごとなので、今回は明らかに走っていない。METZELERのタイヤライフは良好だという話を聞いていたが、期待はずれだった。
そんなわけで、今や数少ないタイヤ選択肢(METZELER ROADTEC / PIRELLI ANGEL GT しかない)から、ANGEL GTにすべくタイヤ屋さんに問い合わせたところ、在庫がない上にメーカー欠品納期未定とのこと。仕方がないので現状と同じくMETZELERにする。これまで毎回銘柄を変えていたので、全く同じタイヤにするのは初めてのことだ。
タイヤが入荷したとのことだったので、在宅勤務を終えてからタイヤ屋へ向かう。今回はモトローラー横浜に依頼した。この店の良いところは、比較的遅くまで営業している、あまり混んでいない、作業が早い、タイヤ価格は安め、といった感じ。たまに他の店に頼んでみたりするものの結局いつもここに戻る、といった店だ。
下道を1時間弱かけて店に着く。例によって他の客がいない。作業をしている間に、並んでいるツーリング雑誌の中から淡路島ツーリングの記事を見つけたのでそれを読む。事前知識がない場所なので、ネット記事をあれこれ読むより、まとまった特集記事の方が都合が良い。
他に客がおらず、メカニック2名体制で作業しているため仕事が早い。他の記事も漁ってみたかったのに作業が終わってしまった。
今回の料金は遂に50,000円の大台を一気に超えて55,500円。何度でも言うがバイクのタイヤは高い。クレジットカードで支払っているうちにKは店の外に出され、それを待っていたかのようにシャッターが降ろされた。
同じタイヤだから新鮮味がない…というわけでもなく、片減りしていない新品タイヤの乗り味は随分違う。低速旋回時に全然切れ込まないので、かなり空気圧が高めな気がする。前回はちょっと遠回りして帰ったが、今回は腹が減っているのでそれほど遠回りせずに帰った。
後日空気圧を測ってみると、前後ともに0.3ぐらい高かった。そりゃ切れ込まないはずだ。高速道路走行時には高い方が都合が良いので、あえて調整せずに放置することにした。
というわけで、まだ微妙に残っているにもかかわらず交換してしまったが、少しでも不安材料を減らせる意義を優先した。実際、気になることが減っただけで少し気が楽になったので、効果はあったんだろう。