ISUZU FESTIVAL 2025(と、その後)

毎年同じ題名で書いているやつの2025年版。

2024 | 2023 | 2022

土曜日に予定が入って前泊できず、日帰りは面倒なので後泊となり、せっかくなのでキャンプする、という前年と同じ流れ。イベント自体は出かける口実に過ぎないのも同じ。

このイベントは例年天候に悩まされるが、そんなところまで同じ。

ただ、前年と前々年とは違い、数日前まで雨で後泊は絶望的だと考えていたら…

突如急回復してイケそうになった。

そんなわけで準備を進める。GWの四国ツーリングの道具類を完全解体せず残してあったので楽勝だ。火遊びやキャンプ飯に対する拘りが皆無なので、バイクキャンプと準備内容がほとんど変わらない。違うのは椅子がデカくなることぐらいだ。

ISUZU FESTIVAL自体は特に準備するものはない。NikonとPENTAXの両セットを車に突っ込んで準備完了。出走前日は美味い寿司を食ってさっさと寝た。

Day1 ISUZU FESTIVAL 2025

前年に早く着き過ぎた反省を踏まえて少しだけ遅めに出る。とは言え5:00前の出発なのでかなり早い。

四国ツーリングの際に、Googleさんから秦野中井ICルートではなく箱根越えを提案されたので、今回もそのルートを選ぶ。しかしツーリングの時とは違って今回は霧が酷い。山だけではなく平地も同じで、新東名に乗ってもまだ霧だ。

その霧もじわじわと消えていき、静岡市あたりで晴れ間が見え始めた。

新緑に囲まれた新東名は気分が良い

サスペンションのブッシュ交換を済ませたピアッツァは、新東名の120km/h速度制限区間を制限速度上限をキープして走る。交換以前はフロントから捲り上がりそうな接地感の無さだったが、今やビターっと安定…とまでは言わないが不安なく走る。

もう何の変哲もない直線区間で手に汗握ることはない

掛川PAで用を済ませ、長篠設楽原PAで道路などを確認する。時間の都合もあり休憩は最小限に済ませる。豊田松平ICで降り、近くのGSで給油し(愛知県の方が長野県より安いので)、会場の香嵐渓を目指す。去年は会場手前で何故か大渋滞していたが、今年はそうでもなかった。

9:15過ぎに無事に会場に着き、入り口で参加費2000円を支払って中に入る。先着のピアッツァはさほど多くない。開会式・閉会式を実施する入り口付近からは遠く、かつ壁沿いではなく中央部の不便なところに停めさせられるが、毎年のことだ。

着きました

停められる場所があるかどうかは他車の動向にも左右されるが、今年は直前まで悪天候予報だったためメッキバンパー軍団の欠席が増え、参加台数が減ったという見解があった。真偽のほどは定かではない。今年はPFジェミニが妙に多かった気がするが、何かあったのだろうか。逆にJTジェミニは更に減った気がする。

メッキバンパー軍団が多数を占めるのはいつものことだ

ピアッツァ軍団の台数はその次ぐらいか

昼飯はタコライスにした

この香嵐渓の駐車場は広いところが利点だが、日陰なし、トイレなし、水場なしと、快適さに関して言えば赤点レベルの酷さだ。今年も例によって蒸し暑く、日差しもそこそこあったため、日焼けを恐れて長袖シャツを脱げずに日傘まで差す羽目になる。元々ダラダラと見て回る以外に特に目的がなかったのに、輪をかけてやる気を失う。終盤はキャンプ椅子を持って入り口近くの木の下に移動し、そこで涼みながら終了時間を待つ、という無気力タイムを過ごすことになった。

Day1 キャンプ場へ

そろそろ終わりの時間だ。遠くの方で閉会式が行われているのを尻目に出走の準備をする。これからキャンプ向かうため、出発渋滞に巻き込まれる前に出ていかねばならない(去年は会場からR153に出るまでに20分ぐらいかかった)。

今年のキャンプ場は飯田市にある無料キャンプ場「妙琴公園キャンプ場」だ。飯田の市街地に近く、買い物や温泉にも事欠かず、市営公園なのでそこそこ綺麗に保たれているのに何故か無料。これは行かない手はない。他にも無料キャンプ場は幾つかあるけど、キャンプ場到着→設営→買い出し→温泉→キャンプ場に戻って晩飯、という一連の流れを最もコンパクトに実現できそうなのがここだった。

ここ香嵐渓からキャンプ場はそれなりに遠い。山の中の一般道をひたすら80kmほどの距離を走る必要がある。渋滞とは縁がないし、道も景色も悪くないのでつまらないわけじゃないけど、何しろ朝が早かったし昼間は暑さで体力を消耗したし、諸々の疲れによる睡魔が最大の敵だ。ある程度覚悟しながら走っていたが、思いの外眠くならずに走れている。途中の旧稲武町の道の駅で土産物を買い、その後もちょいちょい撮影停車をしながら進む。

周辺にはなんにもないのに道の駅だけは賑やか

長野県根羽村に突入

マイケルジャクソンとはもちろん何の関係もない

阿智村に入ったところでルートビアを飲み忘れていたことを思い出して補給

R153は走りは楽しいけど撮影好適地が全然ない

チョイ停止と疾走を繰り返しているうちに阿智村の市街地に入る。去年買い物をしたスーパーを過ぎ、ちょっと進んだところを左折して農道に入る。快走路というほどでもない普通の農道をしばらく走り、交差点を左に曲がってしばらく進むと、そこに目指していたキャンプ場があった。

さすが日曜日の夕方、人が少ない

着いたのが17:00前ということもあるだろうけど、人は少ない。昼から遊んでいたであろう家族連れが数組いるだけで、いかにもキャンプしようという人はいない。あんまり混んでいるのも困るけど、誰もいないというのもそれはそれで不安になる。ただ、普通にキャンプ場の看板は出ているので、追い出されたりすることはないだろう。

キャンプ場であることは間違いない

というわけで設営を始める。クルマから近い、平坦、切り株等の障害物なし、といった観点で問題なさそうな場所を定めてテントを立てる。ちょっと前にやったばかりなのでスムースに終わる。ペグを打ち、テント内に重しがわりの荷物を入れ、LEDランタンを最弱で点灯したやつをテント内のフックにぶら下げて完了。すぐに終わった。

ここをキャンプ地とする!

Day1 買い出し・温泉・キャンプ

設営が終わったので晩飯の買い出しに向かう。一番近いのは西友だけど、そんなの神奈川にもある。その少し先にある飯田の地場スーパー「キラヤ」に行く。去年阿智村で行ったスーパーの別店舗だ。

色合いだけはツルヤっぽい

充実した惣菜コーナー

惣菜が売りっぽいけど、どれもファミリー向けで量が多かったり、キャンプっぽくなかったり(サバの旨煮とか野菜の煮物とか…)する。とりあえず去年も買った袋入りジンギスカンなどを買う。

続いて温泉に向かう。飯田市街地に温泉はいくつかあるが、最もキャンプ場から近い砂払温泉に行く。一応旅館も兼ねているようだが、日帰り入浴客の方が多い雰囲気だ。

券売機で600円の入浴券を買い、フロントのオバチャンに出し、奥にある風呂に向かう。浴槽はそれほど広くはない。もうちょっと客数が多いと狭く感じるだろうけど、客数もそれほどでもないので何とかなっている感じだ。一応露天もあるけど、あまり風情があるとは言えない。それでもジメジメと暑い中を過ごしてきた自分的には非常に良い湯で、満足して砂払温泉を去る。

そこから数分でキャンプ地に戻る。わかっちゃいたけど実にコンパクトで良い。1時間ちょっとで全てを終えて戻ってくることができた。

戻ってきたらバイクが1台停まっていた

奥の方にテントとタープが設営されていた

今日の宿泊者はこの2組か。1組増えただけで何故か心強い。

早速晩飯の支度を始める。焚き火が必須な食い物はないが、とりあえず先に火だけつけておく。今回はこの薄っぺらいステンレス板4枚から成る小さいコンロを初めて使う。今までのやつよりさらにコンパクトだ。四国で使うつもりだったけど、泊まったキャンプ場(公園)が火器厳禁っぽかったので日の目を見ず、今回が初登場となる。

切り出した鉄板4枚で構成されている

横幅20cmほどと小さめなので薪が入らない

着火剤と薪数本、炭2本を入れて放置しておく。これは放っておいて晩飯の準備をする。

若干控えめな晩飯

いつも買いすぎて腹が膨れまくるので意図的に控えめにした。足りない時は焼き鳥の缶詰やつまみのミックスナッツで腹を埋める算段だ。

調理が必要なのはジンギスカンだけなので、その準備をする。木の板と百均の鉄棒を組み合わせたテーブルの上で、イワタニのジュニアバーナーを用意し、先日Mr.Maxで投げ売りしていたこのコンロ専用の小さい鉄板を載せるだけ。さすが専用品だけあってジャストフィットだ。

さて始めますよ

こういう能書を読むのもまた楽しい

ちょっとずつ焼いて食う

風呂上がりに冷えたエビスを飲みながらチビチビとジンギスカンを食う。最高じゃないか。野菜が不足するので合間にサラダをムシャムシャ食う。ドレッシングがついていなかったので塩胡椒をかけて食う。今度からマヨネーズの小パックを持ってくることにしよう。もしくは焼肉のタレ。

エビスとジンギスカンが終わってしまったので、日本酒と焼き鳥の出番がやってきた。

これはこれで定番

焚き火の隅っこで焼き鳥を温めながらチマチマ食う

じわじわと涼しくなってくる

いい感じでダラダラしていると、遠くの方から鈴の音がし始めた。少しずつこちらの方に近づいてくる。何だ何だ?

ったく人騒がせなヤツだな。放っておいてダラダラタイムを継続する。

去年は星が見えたし、湖岸沿いにクルマを停められたので三脚とライトを使って夜間撮影に興じていたが、今年は星も見えないし、景観観点ではパッとしないのでそんな意欲も湧かない。ひたすらダラダラするだけ。

そのダラダラタイムもそろそろ終わりだ。焚き火が燃え尽きたのを見届けたところで荷物一式をまとめてテント前室の裏側に放り込み、用を済ませて寝に入る。寝袋はスリーシーズン用で丁度良かった。

Day2 伊那谷を北へ

2日目にどうするかは天気次第のところがあるけど、とりあえず早めに起きるつもりではあった。すると、予定より早く、目覚ましが鳴る前に目が覚めた。

せっかく起きたのでさっさと撤収作業をする。前夜のうちにある程度まとめてあったので、作業としては主にテントを丸める作業にになる。それなりに湿っていて、どうせ帰宅後に天日干しする羽目になるので、あまり真面目に丸める必要はない。しかしある程度ちゃんとやらないと袋に入らない。結局それなりに時間は食う。

時短を優先して朝飯は雑に立食で済ませる。

半額サンドイッチと前日の余り物の珈琲の朝飯

飯を食いながら旅程を考える。天気予報は回復傾向にあり、現時点では曇りだけど、8:00頃から晴れるようだ。それなら北アルプスの残雪を見に行こうと思いたち、飯田から伊那あたりの伊那谷は快走農道と高速道路で早々に脱出することにした。

朝飯と荷造りを終えて洗顔と歯磨きに向かう。その途中にある看板がなかなか味わい深い。

正しいことしか書いていないけど、随分と世話焼きだな

さて、準備も終わったし、出発しますか。水場やトイレも綺麗だったし、便利だし、いい無料キャンプ場だった。また機会があればお世話になりたいところだけど、晴天が確実だったら星が綺麗なところにしても良いな。ま、次があるかどうかもわからんけど。

出走する

出走早々に昨日からずっとゴーゴーと音を立てていた川を渡る。こりゃうるさいはずだ。

そこそこ水量が多い川だ

川を越えて細い道をしばらく走り、R153に出る。これを北上して…と言いたいところだが、その前に昨日スルーした西友に寄る。

24時間営業のスーパーなんてうちのあたりにもございません

目的は土産用ジンギスカンと保冷用の氷

ふたたびR153に戻り、しばらく北上したところで快走農道ハーモニックロードに入る。この道は良いという話を見聞きしていたが本当に良い。カーブの具合やアップダウンも良いし、南アルプスの景観も良い。眼下に見える伊那谷の景色もいい。晴れていたらもっと景色が良かっただろう。

南アルプスの山々が延々続く

伊那谷西側の高所を走るので景色が良い

快走農道ランキングで上位に入るであろうハーモニックロード

この快走農道は突然終わりを告げ、谷底に向けて真っ直ぐ下る道になる。

何の前触れもなくいきなり終わり、ただ下るだけの道になる

降りきったところに中央道の松川ICがあるのでそこから中央道に乗る。

遠くに中央アルプスの残雪が見える

駒ヶ岳SAからはさらによく見える

Day2 北アルプスが雲隠れ

中央アルプスがよく見えるなら当然北アルプスも見えるだろう。期待に胸を高鳴らせつつ中央道を北に進む。岡谷JCTから長野道に入り、工事渋滞を抜けて塩尻、松本と市街地をパスして梓川SAに入る。ここには北アルプスがよく見える展望台があるので登ってみる。

ピアッツァを降りて展望台に登ってみる

真正面に常念岳が見えるはずなんですけどねえ…

何じゃこりゃ。晴れているのにせっかくの北アルプスが何にも見えないじゃないか。

こればっかりはどうしようもない。待っていれば雲がいなくなるかもしれないし、ずっとこのままかもしれない。雨雲レーダーはあるけど単なる雲レーダーはないので客観的な判断基準がない。天気図から雲の動向を判断するような能力は自分にはない。こういうこと(自然観察)を生業にしている地元民なら過去の経験則から予想できるかもしれないけど、もちろん自分にそんな経験はない。

何とも困った状況ではあるけれども、幸か不幸かこのあたりは年に数回来ていて土地勘はあり、ピアッツァで行ってみたい撮影地もあるし、普通に買い物に行きたいところもある。とりあえずそれらをこなして雲がいなくなるのを待ってみることにした。あまりにも状況が変わらなさそうだったら、東側の峠を登って美ヶ原方面へビーナスラインをドライブするという手もあるけど、それはまた後で考えよう。

梓川SA内にあるスマートICから一般道に出て、さほど遠くない堀金の道の駅に向かう。

いや〜まさかここにピアッツァで来るとはねえ

このあたりに来るたびに寄っている道の駅で、おにぎり弁当やおはぎが美味い。さっさと行かないとすぐに無くなる。今回は開店早々なので勿論ある。お土産用におはぎを買う。おにぎり弁当も食いたいが、今回はラーメンを優先することにして断念する。

俺は一体何をしに来たんだろうかという気分になる

ここからちょっと行ったところに国営アルプスあづみの公園がある。毎年のように来ているおなじみの公園だ。今日は公園自体には用はないし、そもそも月曜日は閉園していて入れないが、そこに向かう道がいい感じなので撮影したいとずーっと思っていた。たまたまその機会が訪れたので行ってみる。

ここで撮りたいなー、と随分前から密かに思っていた場所

梓川PAの時よりは雲行きはマシになったか

ずっと撮影したかった場所に来れたので、それなりに満足感が得られた。

気づいたら時間はそろそろ11時。朝早かったので既に腹が減っていること、昼飯時は混むことなどを考えると早めに昼飯にしたい。安曇野エリアにラーメン屋は多いとは言えないがそこそこある。テンホウと地元人気店を天秤にかけて後者の三空を選ぶ。さほど遠くはない。

15分ほど走って到着

ありがちな宣伝文句

ネット情報によると最近ここに移転したようで、移転ついでに値上げされたらしい。開店直後なのでまだ空いている。ガラガラと扉を開けて中にはいる。やけに元気の良いバイトの人たちにカウンターに案内される。味噌ラーメン屋さんなので普通に味噌ラーメンを頼む。ランチセットがお得そうだけど食い切れる気がしないので単品にする。値上げ後の価格は920円と今時の値段だ。さほど待たずにラーメンが来る。

お上品な感じ

味は見かけ通りお上品で癖がない。ちょっと生姜が多すぎる気がするけど、それ以外はまあ普通だ。札幌味噌ラーメンにもくどいやつとそうでないものがあるが、こちらはそうではない方だ。勝手に期待しているのはくどい方なのだが、それは店の個性なので仕方がない。

会計をする際もやっぱりバイトの皆さんが元気だ。ラーメンにしろ店の雰囲気にしろ、世間一般の評価が高くなる傾向にあるのは理解しているが、俺はどっちかというとオッサンたちが淡々とやっている店が好みなので、茅ヶ崎の小林屋みたいな店の方を選んでしまう。まあ人それぞれだな。

Day2 北アルプスを望む

値段なりの満足感は得られたので、とりあえず北に向かう。川沿いの快走をから山が見えるんじゃないかと期待しつつ進んでいると微妙に混んできた。適当な裏道に入ると、ちょうど田んぼで視界が開けたあたりで雲も切れてきて、ようやく北アルプスの山々が顔を見せるようになった。

やっと見えたぞ北アルプス

交通量皆無なので向きを入れ替えたりして遊ぶ

さらに進むと川沿いの道に出る。遠くに北アルプスを見ながらまっすぐな道を北上する爽快な道だ。ただしこの道は停める場所がないためひたすら進むしかない。無理矢理停めてみたけど交通量が多くてクルマが途切れず、まともな写真は撮れない。

対向車が途切れないからダメだ

途中にある橋の向こう側に駐車場があることになっていたので行ってみたら、一段下がっていて景観的には全然ダメだったのでスルー。するとその先の道が川沿いに南下する一方通行路だった。どうしようもないのでそのまま進んでいたが、交通量皆無っぽいので適当に停めて写真を撮る。

この場所は思わぬ拾い物だな

さらに南下すると視界が開ける

この裏道も程なくして終わり、ふたたび北上する道に入る。時間は既に12時を過ぎている。元々は白馬まで行くつもりだったけど、こりゃ到底無理だな。大町ぐらいまでは行けるかねえ。山を覆う雲はさらに少なくなり、北アルプスはよりくっきりと見えるようになる。こうなるとわかっていたら、道の駅やらあずみの公園やらに行かずに一目散に白馬まで行けばよかったなーと思わないでもないが、あの時点ではどう転ぶかわからなかったんだから仕方がない話だ。

そんなことを考えながら大町に向けて北上していると、左側にある田んぼの中に良さげな道を見つけた。何となく入ってみる。予想通り、これはいい。

いや〜ここは良いな。大当たりだ

信州の田舎感がよく出ている

ここでも適当に向きを変えたりして遊ぶ

そろそろ13:00近い。次の撮影スポットでおしまいだな。

ここから少し走ると大町の市街地に出る。そのはずれのあたり、あずみの公園(大町地区)方面に行った橋のあたりで良さげな場所があった記憶がある。その場所を探して橋をいくつか渡っているうちに、その場所を見つけた。

ここじゃね?

やっぱりここだったか

今回のドライブのトリを占めるに相応しい撮影スポットだ

名残惜しいが、そろそろ帰らねばならない

Day2 さて帰るか

そんなわけで撮影スポット巡りはおしまい。晩飯頃には帰宅していたいのでさっさと帰らねばならない。

しかし、長野県に入ったらツルヤに行かねばならないので、ツルヤ池田店に寄って義務を果たす。適当に土産物を買い、保冷用の氷をもらう。

何度か来たことがあるツルヤ池田店

続いて、すぐ近くにある大雪渓の蔵元に寄る。2本買うと保冷バッグがサービスになるので2本買ってしまう。

去年の夏以来の訪問

2本買ったので保冷バッグをもらえる

この近くにも北アルプスが展望できる丘があったりするけど、14:00過ぎぐらいから徐々に薄雲が増え、空の水色が白っぽくなってきてしまった。それに、さっきの場所に比べたらどうしたって景観がワンランク落ちる。そんなわけで撮影スポットはスルーし、安曇野ICから長野道に乗る。いくらでも時間があれば八ヶ岳あたりまで一般道で行くんだけど、今日は時間を金で買う。

その後は諏訪湖SA、境川PA、藤野PA、厚木PAで小休止し、晩飯時間の18:30に帰宅した。

総括

走行距離は800kmをちょっと超えた。数%の違いでしかないが、近年で最も長い距離になった。

昨年はキャンプ場手前でフロントからのミシミシ音が発覚したが、今回は特に何かが起こることもなく普通に帰宅できた。

費用はそれなりにかかった。

うち2万円はガソリンと高速道路の移動費用で、どうしようもない。土産物もまたどうしようもない。無駄金は使っていないのでヨシとしたいし、仮に全く遊ばずに日帰り往復しても移動費用は同程度かかるので、金を有意義に使ったと考えたい。

これで3年続けてISUZU FESTIVAL後に遊ぶパターンを実行したことになる。平日に会社をサボって行っているので、家庭的には比較的後ろめたさがないのが良いところだ。会社的には、まあどうでもいい話だ。

過去2年は2日目は雨降りでパッとしなかったが、今回は初めての晴天だった。バイクほど神経質にはならないけど、やっぱり雨じゃない方が良い。クルマで晴天下を丸1日走り回ることはそうそう無いので貴重な時間だ。

白馬に行けなかったのは残念だけど、なかなか良いドライブだった(本来の目的だったISUZU FESTIVALのことは忘却の彼方になっているのはいつも通り)。

買ってきたジンギスカンは後日ラーメンサラダと一緒に食べた。

来年どうするかは家庭の事情・本業との兼ね合い次第。現時点では予想困難。まあ時期が来たら考えよう。

撮影について

1日目はNikon Z5しか使わなかった。レンズは主にNIKKOR Z 24-50mm。このレンズはeBayで約16000円で入手した。フルサイズらしいボケを楽しめるレンズじゃないけど、記録画像を残すには十分すぎるほどきちんと映る。軽くてコンパクトなので車内撮影にも適しているし、スナップ的にパシャパシャ撮るのにも適している。ISUZU FESTIVAL会場の記録写真みたいなものにはピッタリだ。スペック的にはショボいけど、これはこれで使いどころがある。

2日目の途中までは同じく24-50mmで撮っていたが、ハーモニックロードの途中から物足りなくなり、TAMRON A063Zに付け替えた。さらにPENTAX K-1 MarkIIを併用し始めた。レンズは最初のうちはD FA 24-70を使っていたが、途中からD FA 50/1.4に替えた。以降は2つのカメラを使い分けて写真を撮ったが、ここぞという場所ではK-1とZ5でほぼ同じ写真を撮った。

ここに載せたのは基本的にはPENTAXで撮った方。純正現像ソフトでホワイトバランスCTEを適用して、カスタムイメージ雅の彩度やシャドウを調整したものを載せた。Z5の方は、ピクチャコントロールをPENTAXに寄せ過ぎたせいか、逆にわざとらしい画像になってしまったが、素材としてはそれほど遜色ない。ただ画素数がPENTAXの方が1.5倍あるため精細感があり、かつ色合いも好みなので、今回はこちらを中心に載せた。

Z5でしか撮らなかった写真がいくつかあるので、それはZ5の写真を載せているが、空の青がわざとらしかったり、全体的に赤っぽかったりするのですぐにわかる。曇天時は自作ピクチャーコントロールでうまくいくが、晴天時の最適解が見つけられていない。曇天と晴天で変えるなんて面倒だからしたくないんだけど。

今後いつまで2つのカメラを併用するのかはよくわからん。この一長一短具合はどうにかならないのかねえ。