三浦半島試写ツーリング

元々夏場は高温発熱物体たるKに乗る気はさらさら無いところに、2025年は酷い猛暑が続いており、輪をかけて乗る気になれない。しかしそこに50mm f/1.8 Sが現れた。写欲が高まってしまったので、早起きしてそのへんをプラプラすることにした。

少しだけ早起きした土曜日。面倒なのでパニアケースすら装着せず、使い古したリュックに50mm f/1.8 Sを装着したZ5と水筒だけ突っ込み、6:00過ぎに出発する。家の前でKを押し引きするだけで既に暑いが、走り出すと辛うじて涼しい。

三浦半島を一周するということだけは決めたけど、特にルートは考えていなかった。とりあえず湘南国際村と秋谷を経て林交差点から内陸に入り、通研通りを走って三浦半島の東岸に出た。海沿いの元コンビニっぽい空き地に適当に停める。

こういうテキトーに撮った写真でもキレを感じる

切り取り構図にするとより顕著になる

R134を南下し、いつもの金田漁港手前の空き地に停める。

TTArtisan 75mm f2でも似たような構図で撮ったけど、それよりは若干硬質な気がする

f1.8でも、かなり浮き出た感がある

キャベツ畑は収穫を終えたらしく単なる茶色い土になっており、パッとしないのでスルー。漁港もなんとなくスルーして、逆にいつもはスルーしている湿原の前に停める。夏場は来ないから知らなかったけど、案外緑が鮮やかなんだな。

あえてf1.8開放。立体感が出る

遠くの方に見える道路(橋)の形状が好みな場所に停める。f1.8だと背景がボケすぎて肝心の道路形状がよくわからない。f2.8にしたけど、もっと絞ってもよかった。

もう少し絞らないと道路がボケて埋没してしまう

風車がある公園のそばに、ひまわり畑があった。こんなのがあったんだな。知らなかった。

高低差、ひまわりの向き等の関係で、非常に撮りづらい

どうやっても無理がある

取りやすいアングルにすると、逆にひまわりがソッポを向いてしまう

さらに進んで城ヶ島に入る。停められる場所が少ないので毎回同じような写真ばかり撮る羽目になる。

やはり露出を下げ目にした方が良い気がする

三崎の冷凍倉庫前は釣り人が多くて撮りづらいのでスルー。最近あまり立ち入らなかった諸磯に寄る。

金持ちが船遊びをしている前で撮影ごっこをする

全く気兼ねなくf1.8を使える

最後にいつものように旧飛行場あたりに寄る。

これもテキトーに撮っただけだけど立体感がすごいな

だいぶ暑くなってきた。写欲より冷房欲の方が高まってきたので、ここから先はノンストップで帰宅した(そもそもこの先は撮影スポットに乏しい)。

わざわざ夏場にKに乗ることは少なかったので、三浦半島プチツーリングも当然夏場はほぼ未経験だったんだけど、おかげであまり目にしたことがない光景を見ることができた。とはいえ暑いので、あと1時間早く出走すべきだった。

撮影について

画角的な使い勝手は40mm f2とさほど変わらない(数歩下がれば良い程度)にもかかわらず、75mm f2級のボケが得られるという、コレ1本でほぼイケるんじゃね、といった結果が得られた。下がれないシチュエーションや、広く撮りたい時もあるだろうから、その時に備えて24-50mmなり20mmなりを持っておけば良かろう。

40mmや75mm、そして手放してしまったMEIKEの50mm f1.8に比べると、いわゆるヌケが良いというやつだろうか、1枚薄皮を剥いたようなクリアさが感じられる。それも相まってカチッとした写りな気がするけど、それが良いかどうかは好みの問題だし、天候やロケーションによっても変わるだろうから何とも言えない。

これら以外にもTAMRON A063Z 28-75mmもあるので、コレ1本にしてしまう手も勿論ある(このレンズがもっと物理的に短かったらあんまり悩まなくて済んだのに、残念ながらこのレンズは妙に長細くて邪魔だ)。ロングツーリング時はコレが無難なのは変わらない。

ま、いずれにせよ選択肢が増えるのは良いことだし、嬉しい悩みだ。次に出かけるときにまた考えよう。

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