K1100RS ユーザー車検(6回目)

2007年に入手したK1100RSが10回目の車検を迎えた。ユーザー車検としては6回目になる(1回目 / 2回目 / 3回目 / 4回目 / 5回目)。

車検準備

前回の車検からの2年間、このK1100RSはおそらく車歴としては2回目の絶好調期を迎えている。3,4年前ぐらいにいろいろ壊れて直した結果、壊れそうなところは軒並み壊れて入れ替えたので好調なんだろう。

この2年間に直したのはABSユニット交換、フロントフォークオイル交換程度で、あとはタイヤや各種オイル、ヘッドライトバルブといった消耗品の交換ぐらいだ。これは十分好調と言えるだろう。

となると、車検だからといって大してやることはない。いつものように定期点検記録簿を印刷して、それに沿って各所の確認・掃除・補充はするけど、時間がかかる類の整備は特にしない。

ブレーキパッドやプラグの状態を見て掃除する程度のことはやった

今回からは納税証明も不要になった(一応役所に確認した)ので、整備点検記録簿以外に用意するものは何もない。小道具として書類一式を入れておくクリアファイルと、カウルに留めるための洗濯バサミを準備したぐらいだ。

9/5(金)の最後のセクションを予約したが、台風襲撃の予報があったので9/8(月)に変更して当日を迎えた。

車検当日

ここから先は当日の行動も含めてほぼ5回目そのまんま。

午前中は仕事をして、12時になったところでレトルトカレーを食い、水筒と冷却タオル用意し、着替えて家を出る。前回と違うのは水筒が2本(ルートビアと水)に増えたのと、冷却タオルを首に巻いたぐらいだ。あとは、前回に比べてさらに暑い。今年の暑さは異常だ。

大して混んでいない道を西に向かって走る。それなりの速度でR134を走っているのにファンがガンガン回る時点で異常さがわかる。こんなところまで前回と同じだ。1時間ちょっとで湘南陸運局に着く。

無意識に物陰に停める

毎回少しずつ作法が変わっていたが、今回は全く同じだった。書類入手(無料)、印紙購入、自賠責加入、書類3枚記入、書類提出と流れ作業を済ませた。かかった費用も同じだった(重量税5000円、検査費用1800円、自賠責継続分24ヶ月で8760円)。違うのは、前回怒られた反省を踏まえて、重量税と手数料の印紙6800円分を買ってお釣りをもらう際に釣り皿を持って移動してから財布に入れたぐらいだ。

検査開始まで時間の余裕があったので建物内の椅子に座ってボケーとして待つ。受付開始の14:15が近づいてきたのでKのところに戻り、書類を洗濯バサミに挟んで検査場所に向かう。先客はなく一番乗り。

カウルに洗濯バサミで書類を留めておく

受付開始14:15と書いてあったけど、特に何をするでもなく15分過ぎ、検査開始の14:30になると検査官が出てきてオイデオイデされる。早く着き過ぎて無駄に待ってしまったけど日陰だったので許す。

検査自体は毎度お馴染みの内容で、検査官相手に灯火類や警笛の確認、車台番号の確認、テスターでブレーキ・速度計・光軸の確認と進む。テスターの前に検査官の方がやけに詳しく手順を説明するので、説明はしたからあとは勝手にやれということかと思ったらずっとついてきて手伝ってくれた。前々から感じているが、来るたびに親切になっている。

前回と同じく予備車検を受けなかったが、今回も光軸も速度計も全く問題なく合格した。カウル脱着だとか激突だとか、何らかの事態があったなら話は違うけど、何もしていないのだから当然ではある。

無事合格であります!!

近くのブースで判子をもらい、事務所に書類を提出してICチップを書き換えた車検証を受け取る。車検証の発行日付は令和5年のままで、中身が変わったらしい(と、他の人が係の人に確認していた)。

合格すると周りの景色がまるで別物に見える。清々しい思いでルートビアを飲む。うまい。

箱根プチツーリング

せっかく自宅から1時間分西側にいるので、ついでにプチツーリングをするのもまた前回と同じだ。違うのは、前回とは違って晩飯は自宅なので19:00頃には帰らなければならない点だ。なので、さほど遠くへは行けない。

とりあえず陸運局から南下してR134に出て西に向かう。西湘バイパスに乗ってすぐの大磯ビーチでは波乗りしている人がそこそこいる。バイクを放り出して海で泳ぎたくなるが、海水浴場としては既に開場期間が終わっており、いろいろな意味で無理だ。

そのまま西湘バイパスを走って西湘PAで停める。期待した通りガラガラ。写真取り放題…と言いたいところだけど無粋なクルマがたまに現れて近くに停めるので、ちょいちょい待つ羽目になる。

コレは平日じゃないと撮れない

爽やかに見えるけど暑くてうざい

展望台、というか建屋の屋上に3回も昇り降りしたせいで暑い。走ったら少しは涼しくなるだろうと期待して走り出す。海沿いを走って湯河原から椿ラインというのも少しは考えたものの、とにかく心身ともに涼を求めているのでさっさと箱根新道を登る。しかし高度を上げても大して涼しくならない。芦ノ湖大観ICで降りて大観山へ向かったが気温は28度、涼しいとは言い難い。湿度も高いまま。期待はずれもいいところだ。

涼しいどころか西陽が当たって暑いまである

ちょっと場所を移動してみたがもちろん何も変わらない。

眺めは良いんだけどねえ

文句ばっかり言っててもしょうがない。気分を変えて、休日は人が多い芦ノ湖畔に行く。期待通り空いている。

誰もいないので駐車場の線を無視して横付けする

陽が落ちてきて良い雰囲気になってきた

そろそろ帰らねばならない時間だけど、他にも休日だと行きづらい場所があったので行ってみた。やはり空いている。湖畔で佇んでいる爺さんは撮影的には邪魔だけど退けとは言えない。

構図的にはこっちなんだけど逆光きつくて無理

LUMINARさんに食わせてみたら記憶色には近づいたけど作り物っぽさがすごい

そんなわけで逆向きにする。デコボコした砂利路面なので押し引きが大変だ。

自然な陽の当たり具合になった

それなりに満足感は得られたので帰ることにする。芦ノ湖畔から箱根峠方面に登り、頂上の温度計を確認してから箱根新道を下る。こんな時間の箱根峠でも25度。こりゃ下界はまだまだ暑いだろう。

箱根新道は流れが良かったためあっという間に終わる。小田原まで降りるとやっぱり気温がだいぶ上がる。高速で走っているのでそこそこ楽ではある。そのまま走り続けて西湘PAで小休止して道路状況を確認する。この先は渋滞っぽいので覚悟(なんの?)を決めて走る。

その覚悟通りに走って19:00過ぎに帰宅。結局最後までファンは頻繁に回り続けた。さっさとシャワーを浴びたいところだったが、それを堪えて晩飯の準備をする。朝のうちにタレに漬けておいた肉と缶詰のコーンを出すだけなので大したものではない。

車検合格を祝ってビールにした。美味いけど疲れていたのでビール如きでヘロヘロになってしまった。

というわけで10回目の車検終了。次の車検までに10万キロを超えるか、超えないか。微妙なところだ。

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