急遽祝日が自由時間になったので、プチツーリングに出かけることにした。目的地は西伊豆の上の方(要するに西伊豆スカイライン)または登山シーズンが終わった富士山の南側あたり、とした。このへんに行くなら丸一日かかるのが常なんだが、夕方前頃までに帰ってくるつもりで出かけたので心理的に「プチ」だった。まあ結果的にはさほど「プチ」じゃなかったんだけれども。
急だったし、前日泳いだ上に焼き鳥をして酒を飲みすぎたし、大して早起きできず6:40過ぎに出発した。
天気はなんだか微妙だ。一応曇りではあるけど、雲が厚いのか妙に暗い。
そのまま西に進んでもあんまり変わらない。
そのまま箱根新道に入る。須雲川あたりで霧が出始めた。一応雨ではないので天然ミストだと思えば問題ない。
さてこれからどうするか。上の方は霧なのは間違いなさそう。となると標高が高い富士山は微妙になる。西伊豆スカイラインも微妙ではあるけど比べたらマシだろう。伊豆スカイラインも同じく微妙だろうし、微妙なら無料な方が良い。というわけで消去法で西伊豆スカイラインにする。
R1を下り、伊豆縦貫道、伊豆中央道(は脇道にそれて料金所を回避)、修善寺道路の料金所手前で大仁に出て、裏道を抜けて虹の郷あたりから達磨山展望台に登るいつものルートを走る。出遅れたとはいえまだ早めの時間帯なのでほぼ渋滞なし。達磨山展望台の時点では霧は出ていない…が、南西方面の山は霧に隠れて見えない。こりゃダメだろうな。
ちょっと登って西伊豆スカイラインに入った途端に霧が出る。その後の稜線上を走る区間はだいたい視界30m程度で、景色は何も見えないし、先のルートもよくわからない。多少の土地勘みたいなものはあって、このへんに小さいPがあるだろうとかいうのは想像がつくけど、何も知らないと怖いだろうな。
稜線区間を抜けるとちょっとマシになる。マシなだけ。
さすがに気温的にはマシで、少なくとも暑くはない。しかし、暑い快晴と涼しい霧のどちらを選ぶかといえば、西伊豆スカイライン走行中に限って言えば前者だな。箱根新道だったら後者だけど。
そんなつまらないことを考えているうちに西伊豆スカイラインは終わる。そのまま仁科峠に向かう県道を進む。こちらはほとんど谷間を走るので霧は少なく、元々景観はパッとしない走りに徹した道なので全然問題ない。
しかし、この道の数少ないビュースポットに来ると、やっぱり暑い快晴の方が良い気がしてしまう。
やることやったし帰るか…なんだけれども、問題はどう帰るかだ。来た道を単純に帰るのは主義に反するので、戸田峠から沼津の内浦方面に抜ける県道127号を使うことにした。じゃあそこまでは来た道…というのもつまらないので、海岸沿いを走ることにした。
仁科峠から宇久須に降りる手もあるけど、宇久須から土肥まではあんまり海岸線っぽさがないので、一旦この快走路で船原峠に戻り、そこから土肥に降りることにした。
船原峠の旧道は路面ウェット・木屑や葉っぱ多し・狭くて下りのクネクネと、あんまり楽しいものじゃないけど、近年大幅に改良された国道に出ると快適になる。麓まで快走し、ちょっとだけ南下した土肥金山向かいにあるマックスバリュで土産物を買い、小腹を満たす。
いつもの土肥金山前のマックスバリュで買い出しと軽食 pic.twitter.com/2AVtOAksgb
— m.sota (@msota_RS) September 15, 2025
ここから戸田に向けては海岸線を疾走する。快走路とは言えないが酷道でもない。交通量も少ないので、まあまあ楽しい区間だ。撮影スポットもあまり多くないので基本的には走りに徹することができる。
戸田からは海岸線ではなく戸田峠に向けて登り、途中で曲がって例の県道127号に入る。確かに評判通りの良い快走路だ。ただし景観や撮影スポットという観点ではイマイチだ。晴れている時に来るとまた違った発見があるかもしれないけど、この天気だと走りに徹するしかない。
近年できた道で線形が良いので、あっという間に峠を越えて内浦側に出る。ここから淡島まではそこそこ交通量もあるので景色を見ながらダラダラ走るしかない。
船原峠から海岸線に降りた時はそうでもなかったけど、県道127号から降りた頃にはだいぶ気温が上がっており、不快感が増している。よりによってしばらくは海抜10m程度の平地を走らざるを得ない。こりゃまいった。
ヘロヘロになりながらも伊豆中央道の料金所は巧みに避ける。周辺の田んぼが良い感じだ。
伊豆中央道からの伊豆縦貫道は渋滞している。馬鹿馬鹿しいので下道を走り、函南の市街地を抜けて熱函道路で十国峠を目指す。その途中で酪農王国オラッチェによってソフトクリームを食おうとしたものの、行列を前にそそくさと引き返す羽目になった。
ライダーの義務を果たそうとしたが30人を超える券売機行列に屈して無念の撤退 pic.twitter.com/TAYfNUBIKH
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しょうがないので十国峠に向けて熱函道路を進む。熱海峠から十国峠に出ると、だいぶ標高が高いのでかなり涼しくなる。これなら快適だ。
ここから箱根峠までは毎度交通量が多くて淡々と走らざるを得ない。今回も例に漏れず、せっかく良い道なのに消化不良のまま終わる。涼しい、というか暑くないことだけが救いだ。
箱根峠からは箱根新道で山を下る。最後の数キロは渋滞していた。西湘バイパスは快走できたが、その後のR134はまたしても渋滞。暑くて不快感がMAXだ。江ノ島あたりからはひたすら裏道を使って帰宅した。
西伊豆の上の方だけだから200kmぐらいだろうと思ってろくに調べず出かけたけど、結構遠いんだな。そりゃ時間もかかるはずだ。
片付けもそこそこに、速攻でシャワーを浴びてガリガリくん梨味を食った。うまい。
なお、本日の走行中に微妙な点があった。
- 先日上げたアイドリング回転数が若干高すぎて不快感がある
- クラッチレバーを深く握るとゴリゴリ感がある。そもそも深く握らなくていいはずなのに握ってしまうということは、要調整なのかもしれない
どっちも普通の調整の範囲内だろうけど、アイドリングはある程度温まってからやらないとハズレになることを再認識した。
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始めまして。偶然ですが、直前の9/12にスカイライン×4ツーリングをしていました。(西伊豆、伊豆、芦ノ湖、箱根)しかも前日も西伊豆スカイライン往復ツーリングをしています。天気はそこそこ晴れたので走りがいありました。私は湯ヶ島の寂れた感じが好きで、仁科峠まで行ってから、風早峠→K59湯ヶ島ルートが多いです。今回はそちらの道が工事中だったので、ゆっくり走りましたがいつ通ってもよい道でした。西側の海岸線沿いはバイクだと気持ちよくのんびり走れますよね。自分はバイクおりてしまいましたが懐かしいです。あ、お土産は定番のl猪最中6個入です。
TAKEI様
コメントありがとうございます。晴れていると楽しいですよね。箱根や伊豆ナントカスカイラインは年に数回程度行きますが、晴れと霧が半々ぐらいな気がします。
猪最中は全然知らなかったのですが定番なんですね。こんど機会があったら寄ってみようと思います。