西伊豆プチツーリングから帰ってきた夜、どういうわけか急遽ソロ晩飯になった。だったらもっとゆっくりツーリングすればよかったとか言ってはいけない。
冷蔵庫には大した食材がないし、そもそも作る気力がない。塩分も足りていないのでラーメンを食いに行きたいところだけど、クルマで行けるラーメン屋は、チェーン店を除くとあまり多くない。色々勘案した結果、汐入駅の近くにある本牧家に行くことにした。クルマは向かいのショッピングセンターに停めて、ちゃんと買い物をすればいい。
空が暗くなってから家を出る。陽が落ちているのでエアコンが効くため快適だ。道は案外空いていて20分ちょっとで到着。ショッピングセンターの駐車場にピアッツァを停め、向かいにある本牧家の暖簾をくぐると、カウンターは概ね埋まっており1席だけ空いていた。手前は(おそらく)米軍基地関係者4名、奥の方は日本人の老夫婦2組という妙な客構成だ。とりあえず食券を買う。並で950円なので、最近の価格高騰を考えても比較的高い部類だ。
ここの本牧家は初めてなので味は何も指定せず普通で頼む。米国人に対しては、店主は壁の看板を指差して何も喋らずに好みを確認している。SoftだとかLightだとか言っている。皆さんSoftなのは偶然なのか、米国人はSoftを好むのかはよくわからない。
大して待たずしてラーメンが出てきた。
環状2号にあった本牧家には何度か行ったことがある。すぐ近くにある環2家あたりと比べるとライトだった印象がある。食ってみると、その頃の印象とほぼ同じだった。たしかにこれは本牧家だな。
それなりに満足して本牧家を出る。ショッピングセンターに戻って所定の金額の買い物をして駐車場に戻る。
腹も満たしたので普通に帰ってもいいんだけど、まだ早いのでちょっと勿体無い。せっかく横須賀にソロでいるので、ちょっとばかし走って帰ることにした。
行き先は観音崎にした。16号をそのまま南下して、R134には行かずに馬堀海岸の直線に出る。このあたりは学生の頃によく走りにきた。その頃は護岸もこんなに立派ではなくもっとショボかったけど、椰子の木が立ち並ぶ直線、という基本的なところは変わっていない。直線が終わって二車線から一車線になるところで停める。
馬堀海岸から観音崎まで、ガラガラの快走する。その昔は観音崎のロータリーで路上駐車して煙草を吸いながらダベるのが定番だったけど、ソロだし煙草もとっくにやめてしまったし、既に似たようなことをしている若い衆もいるし、停まる理由がないのでスルー。
観音崎の周回道路を一周し、そのまま来た道を戻って帰宅した。ナイトドライブというならそのまま三浦半島を一周、せめて半周ぐらいはしろと思わなくもないけど、昼間の疲れが残っているので帰宅を優先した。三連休最終日の夜でクルマも少なく、さほど暑くもない夜のドライブは快適だった。